前回SoundsmithのMIカートリッジThe Voiceにに触れたので、日本にSmoundsmithカートリッジのユーザーがどれほどいるのか知らないけど、記しておこう。
https://sound-smith.com/cartridges/fixed-coil/voice
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The Voiceの音は一言で言うと濃密。
力強く濃密でなおかつ非常に細かい音も拾う繊細さを兼ね備える。 3次元的空間表現もすばらしい。
とても魅力的な音を奏でるカートリッジだが、先日記したように設定には気を使う(かもしれない)。
MI型はMC型よりも軽い振動系だが固定コイルなので高出力が得られるのが特徴。
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SoundsmithのカートリッジはみなMI型だが高出力と低出力のバージョンがある。
社長のPeter Ledermann曰く、低出力版は市場のニーズに合わせた。
世の中のHigh Endカートリッジは低出力のMC型が主流。 低出力カートリッジに合わせた高ゲインフォノアンプに使えるように低出力バージョンを用意した、らしい。
でもMIカートリッジ本来の持ち味は軽い振動系(有効質量)なのに高出力だとおもうのでThe Voiceを選んだ。
これはこれで負荷容量の設定にずいぶんと時間を費やすことになったが。 でもそのれでPeter Ledermann本人と直接電話で話をする機会を得られた。
非常に魅力的な音を奏でるカートリッジなのだが、レコード盤のコンディションには情け容赦がない。
やはり超軽量振動系で溝の情報を余すところなく拾うためなのか、ちょっとした傷も見逃さずに拾ってしまう。
それでもこの繊細で濃厚な音は本当に魅力がある。
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