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PS Audio DirectStream DAC 最新FW Sunlight

日記・雑記
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DS DAC、最新にして最後のFW、Sunlightが遂にリリースされました。

https://www.psaudio.com/announcing-sunlight/

[:image1:]

早速アップデート。 いい感じです。
DS DACかJuniorを所有している人はぜひインストールすることをお勧めします。

「FAT32でフォーマットされた空のSDカードに解凍したファイルをコピーするのですが、電源を入れる前にEthernetとI2Sのケーブルを外せと書いてあります。 今までのFWアップデートではこういう注意書きはなかった。 本当に必要なのかわからないけど、言われたとおりにするのが無難でしょう。」

PS Audioは今年の後半には後継機を出すのでこれが最後のFWアップデートです。

 
Ted Smithの説明をかいつまんで書くと、まずこのFWアップデートの目玉はI2SでDSD256をサポートするようになったということ (今では当たり前の規格になったけどこのDACの発売は7年前)。
しかしこのためには入力のサンプリング周波数を上げる必要がある。 これが音質向上(変化)に繋がった。 さらには入力クロックの周期とその後の信号処理部のクロック周期でエッジが重なることのないように完全非同期化を行ったがこれがさらなる音質の向上に貢献。
同様な効果を求めて出力クロックとの非同期化も実施。

クロックエッジが同期すると多くの場所でトランジスターオンオフが同期してノイズを増やす。 非同期化することによってノイズを分散、低下させられる、ということのようです。
いつもの通り、音を変えるために回路をいじったのではなくいかに信号をきれいに保てるかということに注力した結果の音質向上です。

FPGAですからビットファイル作成のためにコンパイルが必要ですが、これがまた曲者で、コンパイル時に与える乱数の違いで出力結果が同じでも使われる回路構成が微妙に違うファイルが出来上がります。
それがまた音を変えてしまう。 ということで何十ものバージョンをコンパイルして一つずつ試聴して最適なものを選んだのが今回リリースされたものだそうです。

気に入らなかったら元に戻せるので所有者だったらお勧めします。
前FWのWindomは素晴らしかったけど、元に戻る気にはなりません。

ここまでノイズを減らす努力を積み重ねてきた結果のFWですが、私はネットワークストリーミング機能を備えたBridge IIを入れて使っています。(DS Juniorには標準で搭載)
これがまたノイズの発生源なわけで、なんか申し訳ない気持ちになってきます。
Bridge IIを外してI2S入力を使う環境にすることを検討しています。
USB入力はデコードして音楽信号を取り出す処理が必要になりそれがまたノイズを増やすので使いたくない。

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