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Roon その後

日記・雑記
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年初からTrinnov ST2-Hifi、光悦ONYX、Graham Phantom III、Kilimax DS/2アップデート、Wellfloatリング等々、入手はしたものの雑事に追われて設置すら出来ていなかったのですが、復活祭の休暇中に色々と取り組みました。
特にTrinnovは取組甲斐のあるシステムですが、今日は昨年から使っているRoonについて記します。

Roonは、Stereophile誌のProducts of 2015 Joint Accessories of the Year を受賞したソフトウエア/サービスで、一般ユーザーにとってはPCオーディオやネットワーク・オーディオでのコントロールアプリとして機能します。ただ、その全体像は遥かに大きく音源管理からデバイス・ドライバー管理にまで至ります。

概要把握にはPhilewebでの逆木一氏の以下の記事や
http://www.phileweb.com/review/article/201512/25/1875.html
http://www.phileweb.com/review/article/201602/22/1969.html
Music to Go の一連の解説が参考になります。

ちょっとマイナーなSACDからの音源も相当な確率でRoonは認識します。一旦認識されれば多くの情報が検索可能となります。

[:image1:]
BISレーベルのAnne Sofie von Otterのこのアルバムでは、画面の右下に私のライブラリ内で彼女が絡んでいるアルバムが表示されています。トラック毎の録音日時、場所も出ています。さすがに録音場所にリンクは張られていないので「イエス・キリスト教会での録音一覧」というのは無理みたいです、ベルウッドさん。

[:image2:]
アルバム・クレジットを表示したところです。濃い青字の部分はリンクが張られていて、レーベルから各プレーヤー、作曲家、プロデューサーまで幅広く検索可能です。面白いのはレーベルがリンクされているので、自分のライブラリにBISレーベルが何枚あるか、とか分かります。

[:image3:]
Otterのページ

写真は省略しますが、Otterのアルバムのページに移動すると、私はTidalも利用しているので、Tidalに登録されている19枚のアルバムも聴くことが出来ます。やはりRoonはTidalやQobuz等の高品質ストリーミング・サービスと連動してこそ真価を発揮します。

ただ、これはアルバムをRoonが特定出来た場合で、日本人歌手やエソテリックSACD等の日本単独発売のアルバムは残念ながらほとんどが unidentifiedとなります。その場合でも、Roonのアルバム・リストからリマスター前のアルバム等をマニュアルでリンクさせることも可能です。リストに無い場合は自分で入力したTag情報のみが頼りとなるので、Tag管理から完全に解放される訳ではないようです。

音質面でも結構力が入ってます。現時点でも相当数のメーカーがRoon Readyにサインアップしており(日本で知られているところではAudio Alchemy, Bel Canto, Constellation Audio, dCS, Exasound, Lumin, PS Audio等)継続的な改善が期待できそうです。

[:image4:]
QuteEXのドライバー設定画面

[:image5:]
DSF音源再生中のシグナル・チェーン

ここではDACをQuteEXにしているためDSDファイルはDoPとしていますが、OPPO BDP-105DJLTDをDACとした場合は、ASIOネイティブの再生も可能で、Roon自体が対応フォーマットの制限となることは無いようです。

以上のスクリーン・ショットはiPadのものですが、PC上のCoreアプリでもイメージ、機能はほぼ同一です。PCでは右クリックでより詳細な設定も可能ですが、iPadでも私が知らないだけで同じことが出来るかもしれません。

また私の環境では、ファイル・フォーマットが異なる曲が連続した場合でもポップ・ノイズも出ず、ギャップレス再生もスムーズです。ちなみにRoonはIntel Core i5 NUC上のWindows 7 64bit Professional、楽曲は QNAPのHS-210 8TB(RAID 0)に置いています。

長くなったので、音質のレポートはまた後日ということで。

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