この週末はめずらしく旅行にもゴルフにも行かず家に居たので、久し振りにじっくりとオーディオと対峙しました。最近コツコツと進めていたPCオーディオの成果を確認するのが目的でしたが、複数の媒体で保有している同一音源があったので図らずも聴き比べとなりました。
まずはJPLAYのDualPCとDAVEの組み合わせ。
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MFさんから色々とアドバイスを頂戴し、私なりに各種の設定とプロセス・カットを施しています。
うーーん。我がシステムながら良い感じです。高解像度ながらも滑らかなDAVEの特徴が良く出ています。
次は45回転LP。
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DAVEの後では分解能不足な感が否めません。アーム周りに調整余地が相当ありそうです。しかもクリーニングが不十分だったかスクラッチノイズが気になります。この辺りは45回転盤の難しさです。
同じ盤を別のプレーヤーで。
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そもそもイコライザーが違うので音調が全然違います。EMT930STは以前は盤石の安定感と思っていたのですが、Airforce Oneと比較すると不安定に聞こえます。恐るべしAirforce One.
最後は、こちら。
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サウンド・ステージが全然違います。ハイレゾもLPもこれに比べると何か額縁の中で表現しているように聞こえてしまいます。DAVEは空間表現が小さいという批評がありましたが、成程このことを意味しているのかもしれません。更に別音源でもう一度トライ。
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落ち着いて聴き進めれば、ハイレゾ・ファイルでは皆無なテープ・ヒス・ノイズが結構聞こえます。分解能もハイレゾの方が上かもしれません。でもこの自然な音触は得難いものです。
この比較であらためて分かったのは、アナログLPをベストに鳴らすのは本当に難しいこと。あとテープは、媒体の保護のために早送り/巻き戻しすらしないので、目的の曲を聴くのが実に面倒なこと。何より、レベルの低い機械だとこちらが機械を評価しますが、このレベルになると機械にこちらの技量を評価されている感じがします。「お前なんかに簡単に鳴らされてたまるものか」とでも言っているようです。
PCオーディオは、とりあえず音が出て、その日のコンディションによるクォリティの差は過去の媒体ほどでは無いかもしれません。ただベストまで持っていくのは並大抵では出来ません。この難しさに於いてもPCオーディオは過去の媒体と並んで、一流の資格十分!?と言えそうです。
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