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ひたすらWindows(その2)

日記・雑記
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8月初にその1を書いてから1か月以上経ちました。その間、MFさんをはじめ何人かの方がDirettaに関する日記を書かれ、Direttaについて理解が進んだと思います。(この手の日記タイトルの流行も一気に過ぎ去りました:汗。)

以前にご紹介した通り、拙宅のPC再生システムは2系統あって、1つは7700Tを2台使用したJPLAY Femto デュアル構成。
[:image1:]
こちらはJCAT LAN カード、JCAT USB カード、HDPLEXの最新リニア電源、Windows Server 2019 Standard (旧コア・モード)、Audiophile Optimizer 3.0という教科書的な構成。主にEMMのDACX V2を接続しています。スイッチング電源の高評価に心が動き更に詰めれば良くなるのかと思いつつも、安定稼働を重視して最近は弄ってません。

もう1系統は、Roon + HQPlayer(以下、HQP)を核としたシステム。
最近まで、MFPCの教科書に従って(天邪鬼なのでいつも微妙に異なりますけど)Latte Panda3台とDeskMini1台の4台構成で、EMMとChord DAVE + M-scalerを切り替えて使用していました。7月にSforzatoのDSP-Vela(特別仕様)を入手して以降は、DSP-VelaをDiretta経由で上手く鳴らすことに注力しています。

これまでの経験から(多くはMFさんの検証の後追いですが)、

•Roon とHQPは同一PCに搭載し両者の無用な通信を避ける
•負担が増したRoon + HQPのPCのノイズを遮断することと、DACと安定して通信することを企図してNetwork Audio Adapter(NAA)を使用する
•Roonのコントロールは有線接続の第3のPCで行う
•Roonのコントロール用に有線接続の第4のPCを接続することも効果的

ということが分かっています。最初の3つは大体理屈で納得できるのですが、最後の第4のPCの効果は、聴いて納得、考えて混沌という感じです。

今回の私のテーマは「DSP-VelaのDirettaとNOSモードのメリットを最大限享受したい」。
HQPの作者が推奨する使い方は、その豊富なフィルター機能を駆使してDACの最も得意なモードの信号をDACに送り込むというもので、そのためには相当なCPUパワーを必要とします。NOSモードはPCMでのみ意味がありますから、英語フォーラムでは、「全てのソースはHQPでPCMに変換、十分にアップサンプルしてフィルター、ディザをかけてDACのNOSモードに送るのが良い」との声が多いです。

ということで、従来のLatte Pandaでは到底無理なので、新たにRoon + HQP用のパワフルなPCを新調することにしました。新調といっても手許にあるパーツの組み直しで、ASUS H270M-Plus、Core i7 7700K、Corsair DDR4-2666 8GB、Samsung M.2 128GB、Intel Pro 1000 Dual Port NICと少し旧い構成です。HQPはこれまで音のこなれたHQP3を使用してきましたが、4.1となり評判が良くなったHQP4.1.1を試します。

DSP-Velaとの接続は、暫くNAA無しとしていたものの、Direttaの接続にはCPUコアを一つ占有するなど結構なCPUパワーが必要とすることが分かったので、NAAを復活させます。Direttaはその性能を発揮するためには最低でも4コアのCPUが必要なようです。
このNAAはDirettaのホストとなりDSP-Velaと直結するにはLANポートが2つ必要です。Latte PandaにUSB-LANアダプターでLANポートを増設することも可能ですが、両方のポートはともに音楽信号が通るので出来れば正式なLANポートが2個欲しいところです。ということで、NAAも今回新たに用意しました。

https://www.mouser.jp/ProductDetail/aaeon/ups-aplp4-a10-0432/?qs=5aG0NVq1C4xQTuA4WkVd9A==&countrycode=JP&currencycode=JPY
[:image2:]
Pandaより二回りほど大きく、結構重いです。
N4200ベースなので、CPUの処理能力はAtom Z8350のPandaと大差ありませんが、ギガビット対応のLANポートが2つあり、それでいて5Vで稼働するレアなPCです。前回の日本出張の際にMFさんにお願いしてレベル6で仕上げて頂いたので、プロセス・カットも十分。
早速試聴、といきたかったのですが、このPCは大した電流食いであることが分かりました。定格で5V4Aを要求します。標準として用意されているAC/DCアダプターは何と5V6A!。低ノイズを期待してミニPCにしたのに市販のAC/DCアダプターを使用しては元も子もありません。5V電源はモバイル・バッテリーでもリニア電源でもレギュレーターの電流容量の関係でせいぜい3Aまでです。色々、思案して妙案を思いつきました。

最近購入したジャストシステムのPower Delivery対応のモバイル・バッテリーは、3A上限のUSB出力が2系統あるので、独立した2端子から並列で給電すれば理論的には6Aまで対応出来ます。そこで、USB→2.1/5.5のケーブルを自作しました。
[:image3:]
結果は上々。数日、使用して特にバッテリーが熱くなることもなく安定しています。
[:image4:]
ラック1台に全てを収めるように努力していますが、そろそろ限界ですね。

続いてDirettaのコンフィギュレーションとHQPのフィルター/ディザの選択ですが、長くなりましたから次回に報告します。

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