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ポストコロナの世界(その3)

日記・雑記
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ヨーロッパではコロナは過去のものとなる中、変化する私のオーディオ記の第3弾です。

専用室は、2018年3月から4年あまり占有していたB&W800D3に代わり、German Physiks Troubadour80 + TW3とサブウーファーのTW5が主役を務めることになりました。

専用室は17畳程度なので、以前のレイアウトのままではサブウーファーのTW5まで入れるには小さ過ぎます。そこで可能な限り機器や家具を部屋の外に出すことにしました。

フロントのコーナーにあったStuder A810はリアのコーナーに、EMT930STは使用頻度が低いこともあり、別室に移動しました。さらに250cm幅のレコードキャビネットも別室に移動し、よく聴く数十枚だけを手元に置いています。

移動直後の様子はこの通り。

このSPをピアノ室で使用していた頃の駆動系機器は:

  • プリアンプ:EAR 912
  • パワーアンプ1:EAR 509mkII(Troubadour80 + TW3)
  • パワーアンプ2:McIntosh MC352 もしくは Thomann S-75 MkII(TW5)

TW5はカットオフ50Hzでレベルも抑え気味で鳴らすので、力不足に思えるS-75 MkIIでも結構いけます。

他方、専用室で800D3を駆動していたアンプは:

  • プリアンプ:Mark Levinson No32L
  • パワーアンプ1:FirstWatt SIT-1(中高域)
  • パワーアンプ2:McIntosh MC1.2KW(低域)

この機会にTroubadour80 + TW3を駆動するパワーアンプを吟味することにしました。

上から;

  • 509mkII – 出力管PL509 100W
  • SIT-1 – SIT素子使用 10W
  • MC1.2KW – 出力トランス使用 1200W

あらためて眺めると、出力も方式も音色も大きさも全く異なる3機種で、私のアンプ選びに一貫性が無いことが明白です。使ってきたSPもJBL、B&W、German Physiksですからこちも一貫性ゼロですね(-_-;) これは、私が、組み合わせた時のバランスをあまり考えずに、単体として魅力的な機種を購入してきたということの証左です(大汗)

プリアンプの入れ替えは比較的簡単なので、ここではNo32Lに固定します。

Troubadour80 + TW3 の組み合わせは1組のパワーアンプでの駆動が標準なので、まずはシングル・アンプから。

800D3の中高域用として最も気に入っていたSIT-1はインピーダンス特性が厳しいTroubadour 80との相性が今一つで、綺麗だけれど力感に乏しく候補から落選。509mkIIは色彩が豊かで魅力的ですが少しうるさい感じ、MC1.2KWは比較的ニュートラル。それぞれ持ち味がありますが、シングル・アンプならMC1.2KWを選びます。

続いて、Troubadour 80、TW3を別のアンプで駆動するバイアンプとして試聴。Troubadour80単体でもSIT-1の印象は変わらず、509mkIIはストレスがなくなり活き活きとした魅力はそのままにうるさい感じが後退しました。MC1.2KWは相変わらずニュートラルな音調です。

なかなか簡単には決められないのですが、現時点での私の選択は:

  • プリアンプ:Mark Levinson No32L
  • パワーアンプ1:EAR 509mkII(Troubadour80)
  • パワーアンプ2:McIntosh MC1.2KW(TW3)
  • パワーアンプ3:Thomann S-75 MkII(TW5)

509mkIIをTroubadour80に専念させてその魅力を引き出す構成です。509mkIIは入力感度が高くボリュームがついていて、低域アンプとのレベル調整が可能なことも好都合です。

パワーアンプ・ラックが少しスッキリしました。

さて、800D3の頃から気になっていた音像・音場の低さはGPのシステムでも相変わらずです。やはり天井の低さ(2.7m)と反射の影響も大きいと考え、天井に相当量の吸音材を貼り付けることにしました。

この話の続きは次回に。

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