German Physiksと暮らす

日記・雑記
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前回の日記で「800D3の頃から気になっていた音像・音場の低さはGPのシステムでも相変わらずで、天井の低さ(2.7m)と反射の影響が大きいと考え、吸音材を貼り付けることにしました」と記しました。

オフ会で多くのお宅を訪問させて頂いた経験から:

  1. 床はしっかりしたフローリング
  2. 天井は十分な高さがあり、更に吸音層がある
  3. 壁は出来れば塗り壁
  4. 広さは25畳から30畳程度が理想

のような部屋が良いと考えています。 私のリスニングルームの自己評価は、①床は土台がコンクリートで堅固ながらフローリングの下にUnderlayというクッション層が入っており△、②天井は低く反射性で×、③壁は漆喰の塗り壁で〇、④広さは17畳で△です。本当は床をやり直したいのですが、機材を全て部屋から出さないといけないので躊躇しています(AirforceOneを解体するのが大変です)。ということでやはり天井から。

今回、貼ることにした吸音パネルは、Vicousticというポルトガルのスタジオ音響関連メーカーの製品で、日本でも今井商事が取り扱っているようです。

同社の製品は価格も手頃で、サイトでは、製品ごとに機能(反射、吸音、拡散等)と測定データが開示されているので選択の参考になります。私が選んだのはCinema Round Premiumというパネルです。 https://vicoustic.com/product/cinema-round-premium?g=0&solid-colors=Natural%20White%20(87a)

595 x 595 x 75mm、850g 程度の大きさで、プラスチック製のフレームにスポンジ素材の芯を詰め、サランネットのような布で覆っています。機能は「吸音」。ただし300Hzより低い周波数では性能が低下し、100Hz以下ではほとんど効果がありません。

今回の目的は「床に敷いたカーペットの吸音を天井のパネルで代替させること」なので、低周波数域に効果が無い点は気にしないことにしました。

このパネルを3セット、24枚購入しました。まず16枚を貼り付けて効果を検証し、必要なら追加するという作戦です。貼り付けは専用の接着剤があるのですが、接着剤で付けると剥がした後の処理が大変なので、今回は強力マジックテープで固定することにしました。マジックテープは非常に強力なので、テープがパネルから剝がれなければ十分な強度があります。4隅に5 x 5cmのマジックテープを固定します。

準備が整いあとは業者に依頼するだけです。現状の音を確認するために今一度聴きこむと、吸音パネルを設置する前にトライすることがあることに気付きました。

それは、小さくなったとはいえ正面中央に鎮座するアンプ・ラック。特にMC1.2KWの巨大なガラス・パネルからの反射が音場を歪めているようです。

SPより1mほど後方にありますが、GPは全方位性ですからアンプ群からの反射音はセンター・スピーカーのように機能して音場を中央低位置に引き寄せるようです。800D3でも同様に効いていたのだと思いますが、後方にも音が出ているGPのシステムでは顕著です。

試しにアンプの前にVicousticの吸音パネルを立て掛けると音場の佇まいが大きく変化します。

「パネルを立てただけでこれだけ変わるならはそのままという訳にはいかないなあ」と思っていたところ、先の日記の写真を見たGRFさんから「後方のTW5をTW3の真後ろに来るくらい中央に寄せた方が良いと思います」というメッセージを頂戴しました。「そのような設置はアンプ・ラックが邪魔で難しい」と回答すると、「アンプをラックから出すと世界が変わりますよ」という悪魔のご返信。

うーーーーーん、お気に入りのラックで格好も良いのですが、思い切って撤去することにしました。

続く...

【追加】リスニングルームの窓とドア 右スピーカー側(ガラスに映り込んでいるのは左スピーカー側の景色です)

右スピーカー側を部屋の外の玄関ホールから 左スピーカー側(こちらは庭に面しています)

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