大地震

日記・雑記
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 大地震のブルレイ盤を入手、期待に胸を膨らませ再生したのですが、何ということか映画史に燦然と輝いたあの低音が入っていませんでした。
 唖然として、これまで所持していた大地震のサウンドトラック(LP/CD)とスペクトラムを比較してみました。すると、最も低音が入っていたのはLP次にCDで(何と言う事なのか)ブルレイの方には殆ど低音は入っていない事が分かりました。(ブルレイには 2.1ch Sensurround と称するトラックもありますが、何とこちらの方が更に低音が入っていませんでした)

サウンドトラック(LP)。

サウンドトラック(CD)。

ブルレイ(5.1ch Surround/DTS-HD Master Audio)

ブルレイ(2.1ch Sensurround/DTS)

 ブルレイにはCDやLPの如くの地震の音丈が入っている所が無く、地震以外の音である中域のレベルが大きめになっています。

 最新技術のブルレイ版であり、映画館で聞いたあの音を期待したのですが、残念ながら大きく裏切られ、普通の映画ソフトと低音は同じで、この映画の為に作られた低音効果音トラック用規格である0.1チャネルを全く生かす事が出来なかったと言う事で、一体何の為に0.1チャネル規格を作ったのか実に残念です。(制作者の中で映画を観た人が誰も居なかったとは思いたくないのですが)、地震以外の通常のシーンでの録音レベルを下げたくなかった事も理由の様に思います。(LPなら地震のシーン丈に低域大振幅成分を入れても何ら問題はないのですが、ヘッドルームに厳しいディジタルはクリップ…)

 所で、公開当時、このサウンドトラックLPの地震の音がオープンデッキに録音できない事に気付き、磁気テープに依るHIFI再生に見切りを付けるきっかけにはなりました。(テープオーディオは止めLPオーディオに戻りました)
 そして、この大地震(やツァラトゥストラ)の正しい再生を目指したのが、現オーディオシステムを構築するきっかけにもなりました。 然し、依然として今尚、ツァラトゥストラ等は超高級システムでも全く再生できない音源の一つですが…。

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