今回は、ANKH-Ⅲモドキ3連仕様の両脇板の小口面トリミング(R面取り)を行いました。
実は作成中に予め面取りしようと思ったのですが、アマゾン拡散パネルを早くスピーカーの1次反射付近から撤去したかったので、組み立てを急ぎ、作業を断念しています。
スピーカー後ろのAGSモドキの上下板は以前にトリミング加工していますが、その時は特筆するほどあまり大きな変化は感じられませんでした↓
それと、トリマーによるトリミング作業は、
室内での作業はまず無理です。
何故なら、トリミング中の削りカスが盛大に飛散し、辺りを汚すので、室内での作業は専用工作室のような環境でもなければ難しいでしょう。
しかも、作業者の周辺にもカスが大量に空中浮遊するので、防塵マスクと密閉型ゴーグルが必要です。
作業時には汚れても良いような恰好か、ツナギか何かの作業着的なモノも必要になります。
花粉や粉塵に弱い人は、トリミング中の削りカスを呼吸器吸引や目に入ると結構な惨事になります。
以上の事から、作業場所と作業時間、条件などが限られるので、それも二の足を踏む原因となります。
今回は、お昼から時間が取れたので作業を敢行しました。
早速作業後の画像ですが↓
丸棒の内側の面は邪魔してトリマーの刃が入らないので、外側の前後左右4面をトリミングしました(なので、割と雑w)。
スピーカー後ろのAGSモドキのトリミングがほとんど効果が感じられなかったので、全く期待はしていなかったのですが、リスナーとスピーカーの床1次反射付近に置いてるANKHⅢモドキのトリミングによる音質の変化は意外にもかなりありました。
まず、
音場空間の広さが際立っていて、低域も心なしか更に締まりが良くなっていると感じられます。
定位の奥行きも良く出ており、ボーカルなどの声楽系が2~3歩奥に下がった感じがしました。
まあ、今まで高級ヘッドフォンの定位みたいな(ちょっと大げさかも?)前に出過ぎだったので、今の方が私的に好みですが。
というか、スピーカーもそうですが、エンクロジャーの角をトリミングすると回折効果による音質劣化が低減され、空間再現性が上がります。
さらに、一部のスピーカーの表面処理である、ピアノフィニッシュなどエンクロジャーの鏡面仕上げをするとさらに良くなったりします。
ANKHⅢモドキも、板の鏡面仕上げをするとどうなるか?気になりますね。
トリミングを掛けただけのモノを試聴して、即座に音質の変化を感じられたので、試しにトリミング面をサンディングしてみたら、やはりこれも、トリミングほどではないにしろ、やはり音質変化が起こります。
これは鏡面仕上げに期待できるかも?ですね。
・・・とすると全バラしないといけないので、重い腰が上がるかどうかが問題ですが。
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