パワーアンプの電源ケーブルのIEC側に仕込んでいたファインメットですが、試しにデジタルサーバ DELA N100の電源ケーブルに仕込んでみました。
ワイヤーストリッパーで剥き↓
ケーブルシースにはカーボンチューブを被せ、ズレ防止にテフロンテープで巻いています。
ここは熱収縮チューブを使うケースが多いですが、ケーブルが5.5sqと太いとプラグの後端部と干渉する事があるので、テフロンテープで止めています。
カーボンチューブを使用する場合の注意点ですが、カーボンチューブは電気伝導性があるため、端子圧着の場合は特に圧着端子にカーボンチューブが接触するとショートして最悪発火します
根元にファインメットを仕込みました↓
3.5sqだとスンナリ入りますが、5.5sqだと強引に捻じ込まないと入りません。
某A社のケーブルの最大径が5.6sqですが、これには頑張ってもファインメットは入りません。
接点にはお馴染み、接点導通改善のカーボンナノコロイドを塗っておきます↓
以前、ケーブル芯線にカーボンナノ・コロイドを含浸させたケーブルを販売していたメーカーがありましたが、HPが消滅しているので、倒産でもしたのでしょうか?(2022年までは存在していた模様?)。
電工ペンチで端子を圧着します↓
5.5sqくらいまでだったら、圧着ペンチは、2種電気工事士試験に使うモノでOK↓
圧着端子の挿入向きに注意しないと、向きによっては干渉しては入らない事があります(ダメな例)↓
強引に捩じって向きを変える事も出来なくないですが、余計なテンションがケーブルに掛かるのでお勧めはしません。
また、ファインメットの挿入と端子圧着はかなりギリギリを狙わないと、プラグがボディに入らなくなることがあります。
銅合金はプラスネジのカムアウトに弱い傾向にあるので、ケーブル・ネジ止めに使うドライバーは安モノは使わず、ドライバーサイズを厳守します(画像はVESSEL製)↓
完成↓
デジタルサーバに接続して聞いてみましたが、パワーアンプに使用していた時より確実に音質向上効果が認められました。
ケーブルもプラグも使用していたモノを接続のやり直しをしただけなので、エージングは関係ありません。
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