6月になって自分の時間を作ることが出来るので、怒涛のオーディオ的作業をしています。
事の発端は、電源プラグの止めネジ↓
を紛失した事でした。
せっかくの金メッキネジなので、散々探したのですが、結局見つからず・・・・
仕方ないので、近所のホームセンターでSUSネジを購入して代用していましたが、以前、パワーアンプのTrの止めネジをチタンに全交換したら結構良かったので、いつもお世話になっているネットショップでチタンネジを購入。SUSネジと交換して取り付けました。
チタンは純チタンとチタン合金とありますが、内部損失があった方が振動吸収効果があるだろう?と考え、純チタンにしています(ヤング率はチタン合金の方が上)。
ちなみに、今回の金属ケースの電源プラグは全部、3P側、IEC側ともネジを交換しています。
それと、私の「電源部」は「とある特殊なモノ」を使用していますが、その固定ネジに全てチタンネジを使用しました(諸事情でお見せ出来ませんが)。
・・・・で、音出しをしたのですが・・・・・
凄いスッキリして雑味が取れ、再現される音場空間がかなり広くなっています。
ありていに言えば、「ベールが2~3枚剥がれた?」とでも言いますかね。
しかし、私の場合、勘違いの前科(←アルミテープの件、その他諸々)があるので、自信はありませんw
ただ、他には何もやってない筈です。
凄い変化が出たので、樹脂製プラグを使っている他のケーブルも交換しようと分解しましたが、残念ながら樹脂プラグはネジピッチが全く違うので交換できませんでした↓
せっかくバラしたので、電線の接続状態を確認したら、元々このプラグは3.5sqまでしか接続できないのに、無理やり5.5sqを突っ込んでいたため、電線がプラグ内でバラけていたので、端末処理のやり直しをしました。
余談ですが、このプラグは値上げ値上げで当初の2倍の値段まで上がっています。
この程度の内容でそんな値段出すなら、私なら橋本電線を買いますw(ほぼ同額)
さすがは取り扱いが〇・Sフィールドw
例によってAETの棒端子です↓
しかし、相変わらず5.5sqにはキツキツなので、楽にやりたかったら他のメーカーをお勧めします(3.5sqなら余裕)。
棒端子は選択肢が結構限られるので、オーディオリプラスとかですかね?(4本で1万円!!なので、失敗したら泣く(´;ω;`)ウゥゥ)
見た感じ、AETより電線接続部が太そうに見える?(一応、5.5sq対応を謳っている)。
今まで画像&説明をし忘れましたが、トルクレンチもちゃんと使っています↓
電線接続端子が120cN・m、他のネジは50cN・mと一応規定されています。
2番ドライバービット使用時の120cN・mですが、相当硬く、恐らく女性だとトルクドライバーを規定値まで回す事は無理でしょう(男性でも高齢の御仁は無理かも?)。
圧着はリングスリーブ用ペンチで↓
AETの棒端子は巷の5.5sqより細いので、1.6×2(小)リングスリーブで圧着すると丁度良いです。
電線固定部が通常の挟み形式なので、熱収縮チューブで処理しました↓
古典的な挟み形式です↓
ちなみに、ここのトルクは50cN・m。
チタンネジ交換の音質変化が凄すぎて、この端末処理の変化は微妙でした。
「AETの棒端子で良くなった」という人が結構多いので、多分良くなっているものと思われますw
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こんにちは。
純チタンネジには強大な振動減衰効果があって、とくに電源系に純チタンネジを使うと非常によく効きます。
私の場合はおもにコンセントを固定するネジに純チタンネジを使ってますが、背後が静かになるというか、音場の奥行き感が増すというか、凄く変わりますね。
壁面コンセントのカバーを固定するネジ1本をステンレスから純チタンに変えるだけで世界が変わりますからね。
その一方で純チタンネジは使いすぎると当たりが柔らかくなるので、使う場所によってステンレスネジと使い分けてます。例えば、
・コンセントベースボードを壁面に固定するネジ:ステンレス(SUS304orSUS316L)
・オーディオ用コンセントをコンセントベースボードに固定するためのネジ:純チタン
という感じで音のバランスをとってます。
8050Aさん、コメントありがとうございます。
チタンは巷の素材の説明では振動吸収を謳っているケースはあまり見掛けませんが、そういう事を言われているみたいですね。
以前、M2052という振動吸収合金という物質がありましたが、黎明期に純チタンネジと対決させたことがあります。
個人的には振動吸収効果(多分?)はあまり変わらないと感じました。
M2052はしばらく生産していましたが、製造元の会社が利益が取れないとかで製造中止になりましたね。
PCOCCもそうですが、利益が採れなくて廃盤になったケースがあるのは残念な事です。
8050AさんはSUSネジで304と316を使い分けているとの事ですが、何か音質的に変化がるのでしょうか?
私も仕事で304(303)と316を使い分ける事もありますが、金属加工業界の素材の違いでいうと、316を使うケースは塩害腐食防止と、加工変態による透磁率変化を避ける意味合いで使われます(加工変態透磁率以外の性質もほぼ同じ)。
医療用SUS合金が出てくる前は、316がよく使われていました。
塩害腐食はオーディオ的に関係ないですが、ネジ等の冷間で応力なし状態では板金や旋盤などの加工応力を掛けない限り、304も316も透磁率は全く同じです。
ドンカンという理由もあるでしょうが、多分、私には双方の聞き分けは出来ないと思います。