以前から気になっていたモノがそこそこの程度で出品されていたのでゲットしました。これをマルチチャンネルのリア・サイドに使います↓
2wayで10万円なので、内容は元々悪くありません。
これのシリーズの大型フロアーを購入するか検討していた時期もありました。
出品されていたのは、ユニットと音出し(スイープ音確認)は問題なしで、エンクロジャーが多数の傷ありモノです。
元々、GXシリーズの価格設定上、エンクロジャー塗装が全般的にかなり甘いので、サンディングマシンでオリジナル塗装を削り取った後、コンプレッサー・エアガンで塗料を吹き付け直します。
木材自体の質は悪くないので、塗装をやり直せば奇麗に復活するでしょう。
塗装のやり直しですが、プライマー塗料を拭いた後、サンディングで表面を平滑化、これを数回繰り返して木材の導管を埋めてブラックで塗装(塗料は自動車用が耐久性と表面硬度があってお勧め)。
その後、以前、メインスピーカーのサイドパネルの吸湿経年割れでも実行したクリアーウレタンで重ね塗りしてピアノフィニッシュに仕上げます。
以前のスピーカーの作業画像ですが↓
Before↓
After↓
ウレタンクリアーは本格的な硬化剤仕様の業務用を購入すると、経年で大量にダメにしてしまい勿体ないので、市販の缶スプレーをお勧めします↓
使い勝手や仕上がりでお勧めなのはコレですね↓
ただ、缶スプレーはノズル口径とガス圧が調整が出来ないので、気温と湿度変化で塗る対象物とノズルの距離を毎度吟味する必要がありますが。
メーカーロゴは製品やカタログのロゴ印刷で使う、純正仕様のAIファイルを手に入れたので↓
ピアノフィニッシュにした後、ロゴをカッティングマシンで作った切文字でマスキングしてメーカー名も入れておきます。
高精度なカッティングマシンなので、まず、至近距離でも肉眼では真贋の判別は不可能です。
オリジナルでは無いホワイトのクリアーフィニッシュにしても面白そうではありますが。
余談ですが、舶来のスピーカー群は日本の高温多湿環境を全く考慮していないため、ユニットダンパー等の吸湿割れ、破れ、塗料の劣化、板材の吸湿割れはどんなにハイエンドでも、代理店はおろか本国でも一切対応しません。
この手のトラブルで有名どころではJBLのDDシリーズとSシリーズです(S9000シリーズのクリアー劣化白濁はかなり有名)。
友人がS5800を使っていてフロントバッフル下部が大規模に割れましたが、代理店、本国の両方に連絡しても対応不可との事でした。






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