スイッチオン!
7/20にPhil-M Communityを開設し、8月からファイルウェブコミュニティ会員の先行ユーザー登録を受け付けておりましたが、9/10より一般会員の登録受付を開始いたします。
2022/5/18、2007年から15年に渡って運営されてきたファイルウェブコミュニティ閉鎖の発表がありました。私自身も2007年から利用してきた古参会員の一人でしたが、述べ5800名のユーザーを抱える大きなコミュニティの閉鎖の発表は、会員のみならず大きなショックを受けた方も多いことでしょう。
オーディオ機器の主戦場はポータブルへと移り、大きなスペースを必要とするオーディオシステムやホームシアターは市場の縮小が続いていて、私の周囲にも同じような趣味を持つ人は少ないのに加えて、結婚など生活スタイルの変更で離れて行ってしまう方々も多く、交流を持つことが難しくなっていることを感じています。
機能的にも時代には合わなくなっているコミュニティの閉鎖は仕方ないと思う反面、ふかひれ氏の日記に閉鎖への寂しさを訴えるメンバーを見ていて、ファイルウェブコミュニティがなかったらメンバーとの交流もなく、この趣味を続けていたかどうかもわからないなぁと一抹の寂しさを感じたものです。
閉鎖の理由にもなっている通り、ユーザーはSNSへとシフトしている面もありますが、コミュニティの方が文章や写真も多く、コメントなどから相手の人となりが見えやすく、リアルな交流へのきっかけをつかみやすいんですよね。
特にオーディオ・ビジュアルの趣味はオカルトじみたことを書くと理解を得難く、冷たい視線にさらされることが多いので、コミュニティに行けば同じ趣味を持っている人がいるという安心感、1つの共同体に属しているアットホームな雰囲気など、SNSにない魅力があるのだと思います。
コミュニティ閉鎖後への危機感
オーディオやホームシアターといった趣味は、非常にプライベートな空間における趣味である一方で、人との交流によって、新たなコンテンツや価値観に出会い、刺激を受けて自分のシステムをブラッシュアップしていく趣味でもあります。
縮小していく市場の中で同じ趣味を持つ人と出会う確率はさらに下がっていくことでしょう。コミュニティのような場がなくなったら、今現在ファイルウェブコミュニティに属しているメンバー、そして今後新しく同じ趣味を持つ人たちが、どうやって同じ趣味を持つ人たちと交流できるんだろう?と、市場の縮小がさらに加速するのではないかという危機感を覚えました。
1週間後にはプロトタイプを構築
最初はPhil-M Communityを作るつもりはもちろんありませんでしたが、コミュニティ閉鎖後の危機感を覚えたことから、私からふかひれ氏に対して、後継コミュニティの構築を検討してみましょうか、と切り出しました。それが5/22のことです。
そこから3日でWordpressをベースに最低限必要になりそうな機能を実装できる拡張機能を調べて、テスト環境となるプロトタイプができたのが5/25でした。各ユーザーのプロフィール欄と投稿をする機能などを盛り込んだ、本当に最低限の姿でした。
このプロトタイプを元に、ふかひれ氏にはアドバイザーとしてサイト構築のアドバイスをいただきつつ、徐々に先行テストユーザーになっていただける方を増やして、最終的には10名ほどの皆さんのご意見をいただきながら、実装できる機能を増やしていきました。
管理者自身はWordpressをベースにしたブログの構築などはしたことがありましたが、会員制サイトは作ったこともありませんでしたし、PHPなどのプログラミング言語はほとんど理解していない素人です。
当初はなかなか皆さんの要望に応えることができず、一時はモチベーションを失って構築を断念しようかと思ったほどです。テストユーザーの皆さんに叱咤激励をいただきつつ、試行錯誤を続けながら、徐々に実装できる機能を増やしていき、開設する仕様が固まったのは7/11のことです。
まずはファイルウェブコミュニティ会員を先行ユーザーとして登録させていただき、8月下旬には一般ユーザーへの開放をする予定です。
本サイトの特徴などについては、「本サイトについて」をお読み下さい。
使用方法については、マニュアルをご覧ください。
まず3年、できれば10年
本サイトの開設に当たって、レンタルサーバーを3年契約して臨んでいます。環境としては少なくとも2025年6月30日まではレンタル期間がありますので、継続困難になるほどのトラブルがなければ最低でも2025年6月30日までは継続する予定です。
本サイトの運営コストは管理者の持ち出しと、本サイトに掲載される広告から得た収入で維持し、ユーザーの皆さんには無料で利用いただく予定ですので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
どのくらい本サイトを支持いただき、会員登録していただけるのかもわかりませんが、継続して投稿があり、平和なコミュニティが維持できるのであれば、10年は継続したいというのが管理者の希望です。
最後に、本サイトは管理者一人で作りましたが、テストユーザーとなっていただいた方の励ましがなければ実現しなかったと思います。本当にありがとうございました。今後ともふかひれ氏にはアドバイザーとしてサポートいただきたいと思いますし、テストユーザーとして関わっていただいた方々には運営に関することでご相談することもあると思いますので、ご協力のほどよろしくお願いします。
Phil-M Community運営委員会会長、兼管理者
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