拙宅で運用中のプリアンプ(Freya+)には6SN7が4本使われています
もともとはTUNG-SOL 6SN7GTBが付属していました
しかしこれはバラツキが大きくてちょっと不満が残りました
その後ご多分に漏れずGE、Sylvania、中国球と差し替えて来ました
そして最近はまっているのが旧ソ連製の「メタル管」です
メタル管って最初は「ガラス製のチューブに金属製のカバーで保護した物」と思っていたらそうじゃないんですね
金属製の外殻の中に電極が収まっていて引き出し口部分を高電圧を使ってガラスで封入するという仕組みだそうです
歴史はかなり古くて1930年頃から開発がスタートしGE、RCAが主導して生産が開始されました
6SN7は双三極管と呼ばれる通り、1本の真空管の内部に2本の管が収まった形態です
メタル管は1本のみ なので代用するには写真のようなアダプターが必要になります
写真のメタル管は旧ソ連製の6J8(6SJ7互換)という真空管です
これを三極管接続すると特性が6J5という6SN7の元球と等しい特性が得られます
6SJ7を使うメリットとしては
バラツキの極めて少ない球でペアが組める
今回のテストでは25本購入しましたがこれでも復刻タンソルを2本買うのと同じくらいの値段で済む
厳密にペア取りすると再生音、特に音場感が大幅に改善されて奥行き感のある気持ちの良い音になります
6SG7、6SK7もテストしましたがこちらはあまり結果が良くありませんでした(マイクロフォニックノイズが大きい、IPが大きすぎて使いにくい)
アダプターの購入費用が別途必要となりますが1回揃えてしまえば取っ替え引っ替えして楽しむことが出来ますよ
コメント ※編集/削除は管理者のみ