1月16日にOPアンプ換装実験を行ってから約1ヶ月が経過した。
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このようにOPA627BPが2個並列で元々あったデュアルOPアンプの場所に設置されていた。
回路を眺めてみると、この写真では右下方向に同軸デジタル入力と光TOS入力がありそこから左方向に回路が続き、中央にD/Aコンバーターが設置されている。そして左上からOPアンプが左右独立回路で配置され、右上のアナログ出力端子まで導かれているので、信号処理回路の流れからみるとOPアンプの前段側が写真で左側、右側が後段だと推測した。
全てのOPアンプをOPA627BPからMUSES01に換装した写真がこれ。
やや陰りがあり深みがあるOPA627BPは落ち着いた大人の音から、オーディオ的には全帯域に渡り高解像度でクリアな音を聴かせてくれたMUSES01だが、小生的には夜の帳が下りたラウンジで聴くには余りにも健康的な音質で、どこかしっくりこなかった。
そこで、前段か後段のどりらかをOPA627BPとして、高解像度と陰りのある落ち着いた音質の両方を引き出すという、幸せな関係が築けるかどうか、試して見ることにした。
今回、実験を開始するにあたり、今後何度もOPアンプを抜き差しすることを考えて、MUSES01を直挿しから付属の8ピンソケットに取り付けて回路に取り付ける方法に変更したので、音質的にも少しは影響が出ると思われる。
先ずは、前段と思われる方にOPA627BPを、後段には8ピンソケットを介してMUSES01を取り付けて試聴を開始した。
前段の方が音の支配がより強い可能性が高いからだが、この組み合わせでは正直なところ幸せな関係とはいえなかった。
高々1時間程度の試聴でしかないのだが、音の肌理が粗くがさついた荒れた肌のような音にはどうも我慢が出来ず、早々に逆の組み合わせを試すことにした。
前段にMUSES01後段にOPA627BPとしたのがこの写真。
解像度の良さは全てMUSES01に換装したのと比べると、やや大人しくなる程度で、再生帯域の拡大は低域側により感じらる。
ただ、高音域の艶、しっとり感はまだまだだが、陰りある音の片鱗は感じられる。
このまま暫く聴いてみよう。
果たして、幸せな関係となるだろうか。
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