(この日記の写真はGRFさんのをお借りしました)
さて、2年ぶりのベルウッドさんのお宅を後にして、GRFさん運転のVWCCに同乗した小生はGRF邸に到着しました。
先ずは和室に通されてユニコーンを聞かせていただきます。
45度配置されたユニコーンですが、前回と違うのは同じくユニコーン使いのOさんが、パーツを吟味して製作されたDSD音源にも対応するDACが使われていることです。
音源はCDですが、出てくる音は拙宅のユニコーンよりも低音域がより豊かで、聴いていて気持ちの良いものです。
拙宅と何が大きく違うかと考えてみると、是枝氏製作の真空管モノアンプとパワーDACを使ったSD05の特性の差が現れているのではと推測しました。
これは機会を見つけてGRFさんと同じ是枝アンプとユニコーンの組み合わせで鳴らされているO氏をお訪ねし、その音を聞かせていただく必要があると感じました。
美味しい赤ワインと肴をいただきながら沢山のCD音源を聞かせていただきましたが、低音域が拙宅よりも「ちょっとだけ」豊なだけで音楽表現では大きな差が生じることについて、「拙宅のはまだまだだな」と感じると同時に、「その差は1年ちょっと?」と希望を感じてもいました。
翌日は仕事を控えておりそうそう長居もできませんので、場所をGRFのある部屋に移動しTroubadour80+TW3による3次元のコンサートホールを体験させていただきました。
昨年5月末に訪問した時は届いたばかりのPSD TW3でしたが、それから熟成を重ねて一段とリアリティある音楽を聴かせてくれていました。
音場はスピーカー周囲から後方に向かってステージが広がるよう、自然に感じます。
試しにP席側となるスピーカー後ろ側に回ると、音場はスピーカーの周囲に前後が反転して、まるでP席で聞いているように感じます。
これがリアルに感じる3次元の音場なんですね。
GRFさんが最近導入されたMolaMolaのプリアンプに組み込まれているフォノアンプを使ってLPレコードを聞かせていただきました。
レコード再生には不可欠のイコライザーカーブですが、RIAA以外にも録音年代やレーベルによって様々なイコライザーカーブが存在するそうです。
その様々存在するイコライザーカーブのデータ全てを再生する能力を持つMolaMolaですが、操作はタブレットの専用アプリで簡単に行えるようになっている点がすごいところです。
早速LPレコードを聞かせていただきました。
レコード再生に有りがちな高域の勝った音ではなく、低音域の最低音までがフラットに再生されるテープ再生のような朗々とした音楽が鳴り響きます。
GRFさん秘蔵の38/2トラックのマスター音源には及びませんが、4トラックテープからDSDファイル化された音源を聞かせていただいているように聞こえます。
このMolaMolaはフォノアンプだけでもすごいですね。
LPレコードなら、テープ音源と違って保管状態さえ良ければ劣化も少ないので、この先何十年もの先々までLPレコードに刻まれた音楽情報を余すことなく再生できる希望があると感じました。
LPは古い機器でないといい音がしないと信じているコレクターの方こそ、このMolaMolaの再生する音を聴いて欲しいと思います。
最後に、今回のGRFさん宅の訪問では今まで入ったことがなかった第三の部屋に案内されました。
そこには、最近導入されたばかりのTOSHIBA製65インチ有機ELテレビが鎮座していました。
家電量販伝でLG電子製の有機ELテレビをチラ見したことはありましたが、正直なところ何がすごいのか余り違いが判りませんでした。
しかし、同じLG電子のパネルを使用していても、画像再生の演算素子や周辺のソフトウエアの差で、これだけすごいものとは思ってもいませんでした。
まだまだ高値の花の有機ELテレビですが、値段がこなれてきたら真っ先に導入したいものだと思いました。
今回もたくさんのネジを巻かれたGRFさんのお宅訪問でした。
ユニコーンについては、あとちょっとの差に近づいた気がしましたが、この「あとちょっとの差」を詰めるのは容易ではないことも感じています。
でも、諦めずに前に進むしかないですね。
DDDユニットの配線用にジャーマンフィジクス社から取り寄せされた、やや太めになったスピーカーケーブルを持ち帰ったので、この週末はCさんをお迎えして早速繋いでみようと思っています。
GRFさん、ありがとうございました。
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