アンサンブル・ブルレスカ第13回演奏会

日記・雑記
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今年3回目のコンサートは、H邸のオフ会から始まった。
H邸でミューザ川崎シンフォニーホールの音を堪能した後、同行したN氏と3人で電車を乗り継いで向かったのは、東急田園都市線の青葉台駅前にあるフィリアホール
青葉台東急百貨店の5階にある500席規模の小ホールだ。
ブログの方もご覧ください。

今日の演奏会は、アンサンブル・ブルレスカの第13回演奏会。
この団体は、2002年に結成された都内で活動する室内楽団で、団員数は30名程だというが、今回出演するのは10数名。
H氏がマイミクの方から譲り受けた招待券で何人でも入場できるという。

今日の演奏曲目は、バルトーク:ルーマニア民俗舞曲でVn、Fl、Cl×2、Hr、Fgの6重奏。
2曲目は、サン=サーンス:動物の謝肉祭で、Fl、Cl×3(1本は幕袖)、Fg、Hr×3、Tp、Tb、Vnの十一重奏、それにナレーションつき。
休憩をはさんで、ビゼー:歌劇「カルメン」よりハイライトで、Fl×2、Cl×2、Fg、Hr×3、Tp、Tb、Vnの十一重奏というもの。

演奏会が始まった。
普段良く聴いている弦楽主体のアンサンブルではなく、管楽器中心のアンサンブル団体で、女性の演奏者は皆ステージドレスを身にまとっているのをみると、独奏者が集った演奏団体なのだろう。

これだけの小編成だと音量が小さいのでどうかと思ったが、観客の入りは500名の収容に対して100名程度と少ないこともあって、とても豊かな響きがホールの天井に上がって降りてくる。

バルトークのルーマニア民族舞曲は、今でも残っている民族舞踊の音楽をバルトークが洗練された音楽にまで高めたもの、バイオリンとクラリネットが主旋律を、ホルンやファゴットがリズムを刻んで、舞曲らしい軽やかな音楽が楽しめた。
動物の謝肉祭は、小品であるため、曲間に入るナレーションがかえって曲をぶつ切りにして、音楽に浸りきることができなかった。
後半ではナレーションが控えめだったので音楽が楽しめたことを思うと、ナレーション入りでも楽しめるのはピーターと狼くらいだろうか?

ビゼーのカルメンでは、ナレーションはなく、1曲ごとも演奏時間がそこそこあるので、それぞれの演奏者ごとの楽器の音を明快に聞き分けられる、このような十一重奏の演奏を楽しむことができた。

しかし、このフィリアホールの音響は素晴しく、またホールの内装も含めてとても上質で素晴しい。
ムターやヒラリーハーンなどの大物演奏家がここでリサイタルを開くのもさもありなん。

また、このホールでのコンサートに来てみたいと思いながら、帰途についた。

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