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彩色のプリアンプ – QUAD QC Twenty-Four導入記

日記・雑記
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日記の更新の間隔が空きましたが
長雨が続き、なんとなく早まった感のある秋の到来を
すこしさびしく思う今日この頃
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

phile webでの交流がきっかけとなり
プリアンプ交換への熱情が高まってきまして
いろいろ模索しておりました。

結果、QUAD QC Twenty-Four導入にいたりました。
このアンプは、真空管アンプ(双三極管 6111WA 1個使用)です。
真空管アンプをわざわざ選択したわけですが
その動機には次のようなことがありました。

①MFのパワーアンプ F15は、入力段に真空管を使った
ハイブリッド構成なので、真空管プリは一度試してみたいと
かねがね考えていたということ。

②夏用パワーアンプとして使用しているSPEC RSA-M1(デジタルアンプ)に
真空管プリをあわせたら、どういう出音になるのかも興味があったということ。

③ハーベスのSPに真空管アンプをあわせた経験をお持ちの方々で
バズケロさんやピロリさんからいただいたコメントに刺激を受けたこと。

①に関しては、もともとF15の相方のプリは、
F22という真空管アンプであったので
やはり真空管アンプとの相性はよかろうという目算がありました。

②に関しては、かなりギャンブルという気もしましたが
リビングで組んでいるCAMBRIDGE AUDIO S30(スピーカー)と
ELEKIT TU-H80(真空管ハイブリッド構成のプリメインアンプ)の相性が
よかったというイメージが多分に影響していただろうと思います。

S30は、かなり低音のでるSPでして、それなりに制動の必要があり
かといってマランツのエントリークラスのアンプで鳴らしたりすると
ツイーターが反応してキンキンな高音が主張しすぎて
魅力的な中音域のふくよかさが減退してしまうきらいがあり
わりと癖の少ないCAMBRIDGE AUDIO Azur 650Aのプリメインアンプなら
まとまりのよい音になるかな~という代物でした。
指向性が強くなく、音源の芯を保持したままSPまわりから音が広がるタイプで、
ゴリっとした質感とフワッとした広がりが共存するのが特徴です。
そういう意味で言えば、ちょっとおこがましいですが
ハーベスと似た系統のSPともいえます。

あるとき、たまたま ELEKIT TU-H80の音(SPはたぶんBronze BX1)に
ふれる機会があり
おもちゃのような躯体からは想像だにできなかった出音に
ちょっと感動してしまい、さっそく購入。
S30にあわせてみると、うまく聞かせてくれるのです、これが。
ちょっと色をのせながらメリハリをつけ、SP全体をうまく制動しているのが
予想以上にここちよく、それ以来、真空管アンプへの興味が高まった
(というか偏見が払拭されたという方が正しかろうと思いますが)
のを思い出します。

話が脱線してしまいましたが、SPEC RSA-M1に真空管プリを合わせた場合
似たような、うまく聞かせる効果が得られるのではないか
という期待がありました。

さらにネット上でみたレビューに触発されたこともあります。
螺旋館Blog「QUAD QC twenty four 導入」
ttp://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2008-06-15
以下、少し引用します。

「センターの音像がしっかりしますが、音場が狭くなる感じはありません。
音場内の音の密度が上昇する印象です。超低域までいかない低域に、
音の厚みとちょっとした弾むような質感のアクセントが付きます。
これにより聴感上の低域がアップします」。

この感じは、正直申し上げて、我が家のシステムにおけるRSA-M1に
ほしい味付けだったので、大いに触発されました。

③に関しては、MFとハーベスの組み合わせを使われた経験もお持ちの
ピロリさんの「QUAD推し」に背中を押された感がやはりありました。

さて、実際に我が家のシステムにセッティングしての
インプレッションについては、次回申し上げたいと思います。

(続)

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