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歳末の福音 – DU-80と KaNaDe01

日記・雑記
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年の暮れ。
昨日からは仕事もお休みで
なんとなくのんびり過ごせるかな~と思っていたのですが
結局、何やかやとあわただしく1日過ぎてしまいました。
体もガタがきているのか、右半身がしびれる感じで
今日はもうなんにもやらないぞ!と宣言し
だらだらを決め込む私ですが
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

先日、ほぼ衝動買いでCDPを更改してしまいました。。。
ラックスのDU-80を中古ショップで聞かせてもらったのです。
フルエンシーDAC「FN1242」をデュアル構成で搭載したもので
このDAC搭載で市販されていたモデルのなかでは
もっとも豪勢なつくりのものでしたので
以前から興味は持っていたのですが、
実際、音を聞いたのは初めてでした。
ユニゾンリサーチの真空管アンプとロジャースのSPとの組み合わせで
聞いたのですが、とてもよいマッチングで
まぁ、魅了されてしまったわけです。。。

一聴して中音域がなめらかで、やや濃い目の音なのはわかりました。
ほどほどに高解像といった印象で
低音の制動はそれなりに効いていて
しばらく聞いていると、はまってしまう魅力がありました。
シャノンDACのCS4392もパラレル実装し、
両方式を切り替えて音色の違いを楽しめる
との謳い文句でしたが、
実際、音色はかなり異なり
CS4392のほうは、やや小振りになった音場に
繊細に音を配置してくる印象でした。

さて我が家にセッティングであります。
予想通り?!ショップで聞いた音は出ず
もこもこ・ぼんやりな音で
またやっちまったかな。。。と思いましたが
そのまま捨て置くわけにもいかず
いろいろ思案しておりました。
で、ダメモトというぐらいの気持ちで
KaNaDe01を4個セットで入手してみました。

「機器内部のトランスの振動や回転振動を減衰」し
「楽器や声楽の残響音を適切化」し、
「床からの跳返振動を抑制」するなんて
そんなにウルトラパワフルな効果が期待できるのかな~
疑心暗鬼な気持ちではありましたが
CDP下にセッティングする前に
いろいろと別の機材にも試してみることにしました。
DAコンバーターの下は効果が感じられませんでした。
で、気なしに目に入ったラインセレクターの下に置いてみました。

凍りつきました。。。
激変でした。。。
今までのセッティングのあれこれが
ぐるぐると走馬灯のようによみがえり。。。。
いや、やめておきましょう。。。
今までの努力がこのKaNaDe01で一気に実ったのだと
合理化して考えるようにしています。汗。。。

よく1枚ヴェールがはがされたという
たとえが使われているのを目にするのですが
そんな。。。と、どこかで思ってました。
ごめんなさい!
そういう変化がはじめて理解できました。。。
おおげさですが、我が家の場合は
2,3枚ヴェールがはがされた感じです。
響きが大幅に改善されたといえます。

セレクター自体は3入力3出力のもので
キットを買って自作したものだったのですが、
やっぱり下手の横好きだったんですね。
パーツは定評のあるものを使っていると思うのですが
組み立てやはんだづけがもうひとつだったんでしょう。。。

その後、メインの目的であったCDPの下にも
3つ(3点支持)KaNaDe01をセッティング。
こちらもセレクター下と同様の効果が得られました。
定位・音場が改善されたおかげで
ボリュームもかなり上げられるようになりましたし
こういうアクセサリーにありがちな
音やせも感じられず
あとはケーブル等の見直しで音調を整えるぐらいの
微調整でいけそうな気がしています。

この歳も押し詰まったころになって
思わぬ福音がもたらされたことに
今は感謝しつつ
いままであまり熱心に聞かなかったSACDも
DU-80で存分に愉しんでいるところです!

いちばんよく聞いているのは
「J.S. バッハ:カンタータ集 3 – BWV 147, 82, 1 」
(モントリオール・バロック/ミルンズ)

録音のせいか、古楽器っぽくないやわらかい響きで
ヴォーカルに爽快感がでているので大好きなSACDでしたが
より味わい深い音になりました。

あとはこれでしょうか。
Eden Atwood「This Is Always: The Ballad Session」

先日ご紹介したトム・ハレルが数曲参加しています。
アトウッドのヴォーカルをよく引き立たせている
渋い演奏です。これもSACD盤がでています。
SACDのほうが音の陰影が深くなってるかな。。。

最後になりましたが
今年もこのコミュのみなさんの投稿を
ずっとフォローし続け
私もたまに投稿し、
貴重なレスを頂戴する中で
さまざまなオーディオ観を自分なりに咀嚼し吸収できました。
このことは、おおげさではなく、やはり私の生活全体に
ハリのようなものをもたらしてくれていると感じています。
みなさま、ありがとうございました。
御礼申し上げます。
また来年もよろしくお願いいたします。
ではよいお歳を!

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