ファイルウェブの日記でも年の暮れ恒例の作業として
しばしば言及がある「端子みがき」
実は我が家では大半を屋外から窓を開けて作業せねばならないので
けっこう億劫になるのですが
それでもなんとか今年もつつがなく終了。
気分としては、すっかり新年を迎えるモードになりつつありますが
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
オーディオに関しては、あんまり一年の回顧をしないようにしたいな~
なんていう妙な思いがあったのに
今年は12月にはいると、ちょっとそういうモードで
日記を書いています。
そこそこ現状に満足してしまっている自分がいるからなんだと
思うのですが、書いているうちに、自分はオーディオに何を求めたいのか?
なんとなくそこを顧みたい気持ちが強くなっているということも
あるような気がしてきました。
といっても、何か特別なことをしているわけではなく
いつものように好きな音楽を聞いているだけなのですが。。。
今年の後半は何かというと、このCDを聞いていました。
とにかく今日はなんとなく何も聞く気にならないという日でも
これをまずかけてみるっていう聞き方ですね。
なんだかエモーショナルになれるんです。
動かなくなりそうなものを動かされる感じと言ったらよいでしょうか。
曲がすばらしいということはもちろんありますが
ムローヴァのヴァイオリンは、私をエモーショナルにしてくれるんです。
じわーっと熱い音楽への思いを喚起させてくれる効能があるんだな~
「Viktoria Mullova: Chaconne (J.S. Bach Partita No. 2 in D minor, BMV 1004)」
https://www.youtube.com/watch?v=ODrm6GuB0L8
ムローヴァのヴァイオリンで解きほぐされた心で
こんな音楽を聞いてみます。
「Anne-Marie McDermott plays Haydn in the CPR Performance Studio」
https://www.youtube.com/watch?v=zied4Wk_Xuw
マクダーモットのハイドンですが
「即座に笑いをとりにくる」
「私たちを微笑ませてくれるだけではなく、声を出して笑わせてくれる」
(ポール・ルイスのインタビューより)
ハイドンの音楽。
ポール・ルイスのハイドンもよかったけれど
マクダーモットのこんな演奏を聞いていると
ハイドンの音楽に、いや、これはこれでなかなか熱いな~
と、なぜか感じた私でした。。。
それからここ最近はシューベルトなんですね。
「concert Verbier Festival 2008 The Ebene Quartet performs Schubert …」
https://www.medici.tv/en/concerts/ebene-quartet-schubert-death-and-the-maiden-mozart-verbier-festival-2008/
エベーヌには、新メンツで、ぜひこの「死と乙女」を録音してほしいな~
ヴィオラとチェロを重視するようになった気がする新メンツなら
「鱒」もいいと思う。(プレスラーとのライブは発表されているけれど
誰か他のピアニストでも聞いてみたいな~)
上記の旧メンツでの「死と乙女」でも、
エベーヌの演奏はやっぱり熱い!
技術的にどうこうというより、スポーツ的だけではない「熱さ」を
彼らのシューベルトには感じます。。。
とまあ、書いているうちに、
自分自身がだんだん熱くなっているのがわかりますが(笑)
でもこの熱さを感じたいがために
音楽を聞いているっていうことは、再確認しつつありますし
その思いにこたえてくれるオーディオであってほしい。。。
これは偽らざるところかな~
音楽的な嗜好というのは、
これからも振り子のように揺れていくのだろうけれど
結局、収束していきそうなのは、
音楽の内包するエネルギーを感じたいっていう思いなのだな
と、ホントにあたりまえのような結論に辿り着いた
この大晦日なのでした。。。
本年もこのコミュのおかげで、私なりに豊かな音楽体験が
できましたことを、心より感謝したいと思います。
レスを下さった方々だけでなく、
日記を拝見して、さまざまな気づきを与えてくださった
すべてのみなさんに御礼申し上げます。
来年もまたどんな熱い音楽に出会えるか愉しみです!
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