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和室のジャズ:菅野淳史『ATSUSHI KANNO TRIO』によせて

日記・雑記
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和室オーディオ派は、このコミュでは少なくなってきている気が
なんとなくするのですが、私は自室が8畳の和室で、
そこをメインにオーディオの試みも続けているので、
和室オーディオ派であります。

ただ、SPや機器の足元2畳分は数年前にフローリングにしてしまいましたし、
畳の上はカーペットを敷いています。
家具等も、オーディオルームとしては置きすぎ。。。
そんなわけで、純然たる和室の響きではないんでしょうが
和室オーディオのいいところというと、
音が全体的にマイルドになる気がするな~ってところでしょうか。。。

先鋭的な音はしないし、そういう音がお好きな方は
そもそも和室でオーディオなんか。。。と思われるでしょう。
和室は適度に減衰するのがよいと言って下さる声も聞きましたし
某有名建材メーカーの音響担当の方とお話ししたときも
和室の天井も畳も襖も壁も、基本的には吸音的な傾向が強いと
おっしゃっていたので、そのあたり勝手に気を良くして
オーディオを愉しんできました。

ジャズ・トランぺッター菅野淳史の2ndアルバム
『ATSUSHI KANNO TRIO』を最近よく聞いています。
https://www.youtube.com/watch?v=1pztRygfZp4

YPMレーベルというインディーズからでていて
このレーベルは主宰の山本太郎という方が
エンジニアとなっていて、ミックスダウンやマスタリングまで
てがけているという点に特色があるみたいです。
最初にこのアルバムを聞いた時も
クリアだけど、どこかあたたかみも感じるような音づくりだな~
と思い、けっこう気に入ってしまいました。
音場もあんまり広すぎず、我が家の和室8畳には
ちょうどいい感じで響いてくれます。
機器のセットは、ハーベス&ミュージカル・フィデリティのセットで
聞くことが多いです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが
リビング(洋室)にも別のオーディオセットがありまして
そちらでこのアルバムを聞いてみると
なんかもうひとつなのです。。。
むろん機器(セレッション&サンスイの70年代初頭コンビ)も
かなり違いますし、部屋の広さも10畳以上はあると思うので
少し広めです。
そういう違いを割り引いて考えてみても
なんか音が硬いっていうか、やわらかさが減退している感じ。。。
いや、これはこれでジャズのバランスとしては悪くないとは思うのですが
和室とは響き方がちがう。。。

いろいろ思い込みもあるのでしょうが
このアルバムに限って言えば
私は和室の音が好きってことなのですね。
たぶん同じ音をほかの誰かが聞いてもちがう感想を持つんだろうな~
ぐらいの好みのちがいなのかもしれないとは思いつつも、
この感じを書き留めておきたいと思ってしまったのです。

でも、このアルバムの音はちょっと不思議な印象があります。
まあ、荒々しさとは無縁の世界なんでしょうけど
かといって音楽自体にパワーがないわけではない。
洗練された音と言えなくもないけど
おしゃれかというと、まあ武骨というか素朴というか
そちらの部類の音のような気もするし。。。
やっぱり和室が似合うジャズ。。。
う~ん、今日はこういうまとめで終わっておこうかと思います。

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