今日は地域のドブさらい…。へろへろになってふとnetで気がついたのが、KLOSS AUDIOさんの「Accuphaseヴォイシングイコライザー体験会」のお知らせ![:image1:]
当初日記にするつもりは無かったのですが、結構衝撃的な体験だったので、いつか役に立つかもしれないので備忘録しておくことにしました。
大変暑い日でしたが、気力を振り絞って出かけることにいたしました。
KLOSS AUDIOさんの店舗構造は複雑です。会場がどこかよく分からなかったのですが、カンに任せて探し回ると、初めて見る階段が…(笑)中古フロアの上にピュア系試聴室があったのですね。
早めに到着すると、すでにリハーサル?が進んでいます。[:image2:]
私もそそくさと席に着こうと見回すと、どこかでお見かけしたような某fuji3さんのお姿が(笑)。お久しぶりです!
今回の試聴はKLOSS AUDIOさんとしても久しぶりらしいピュア系とのこと。
accuphaseのヴォイシングイコライザー「DG-58」です。[:image3:][:image4:]
正直当初矢切亭主人の試聴会に対する期待値はあまり高くありませんでした。
しかし最近ルームアコースティクスにも目が行き始めて経験値は上げておきたいとの思いでした。[:image5:]
冒頭KLOSS AUDIOのご主人がご挨拶。その中で「この試聴室は音響的になかなか難しく…」とのコメント。後々この課題が数値で露わになり、改善事例が提示されることに!!!。
今回は「試聴会」ではなく「体験会」というコメントは「なるほど」納得できるものでした。まず右チャンネルからテスト信号を流し、会場のお客さんが一列になって、会場の周辺を行進します(笑)。会場の位置によって、信号の大きさが大きく感じたり、小さく感じたり。つまり定在波の影響を体験させて頂いたのです。
引き続きDG-58による音響測定で、この試聴室は
・左チャンネルは低音が過多
・右チャンネルは高音が過多
ということで、左右正反対の特性であることがグラフで客観的に露わに。
(YAMAHAを含めてかなり大量の音響調整パネルが導入されているにもかかわらず)
この音響特性をDG-58の「ヴォイシング」という技術を通すと、左右の特性がきっちり補正されます。その効果はオーケストラを再生すると、一目瞭然でした。
この時の試聴ソースはグリークのピアノコンチェルト。[:image6:]早速注文いたしました(笑)
オーディオルームの左右音響特性の違いに悩むコンシューマーにとっては、この機能は福音になり得ます。
DG-58のもう一つの機能「イコライジング」は、低域をいじって低域のアタックを強調したり、ピアノやヴァイオリンの倍音帯域をブーストして音色のコクを強調する、ヴォーカルの質感を改善するなどの使いこなしテクニックが提示されましたが、こちらはヴォイシングが衝撃的だった分、逆に蛇足に感じてしまいましたね。
矢切亭主人の好きなヴァイオリンの音色は少々不自然な響きに感じてしまいましたし、ヴォーカルは心地は良いものの、別人の声のようです。このあたりはレコード製作会社のリマスターの世界ですね。私には少々荷の重いテーマです。
いずれにしても、とても興味深い体験となりました。
KLOSS AUDIOさん、ありがとうございました。
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