KaNaDe6ESは7th Wienサウンドに触発されて採用したわけではなく、昨年のオフ会納めでKaNaDe開発者の小林邸に訪問したときから決めていました。各種の足の比較で、「バランスがピラミッド、音がなめらかでふくよか」な点が気に入ったからです。その場で注文を決めたのですが、西方見聞と7th Wienの予定が決まっていたので、「2月末に作って下さい」とお願いしました。帰国後に再度サウンド作りに取り組むことは決めていたので、その時の材料にしようと考えていたためです。
実際に試したところ、「これはいい!」です。ポン置きでも充分な効果が得られる、誰にでも勧められるアイテムでした。
セラミック炭を活用した低音の調整が一通り終わりましたので、次は上に乗せる中高域のテコ入れとなります。この材料にKaNaDe6ESはうってつけだと思いました。KaNaDe6ESには二つの機能があります。
1)固定部から機器への振動伝達防止の機能・・・KaNaDe+アンダーがセットされ二重防振されている
2)機器のシャシグランドを回るノイズ吸収・・・Konadeと同じ多孔質材料が含有されていて高周波ノイズを吸収する
第2弾:KaNaDe6ES(振動対策)の採用部位はALLION A10の足もとです。
現状は、10mmのアルミ板をアルファゲルで浮かせ、エプトシーラーでダンピングして、その上にA10を置いています。電圧変動安定化のために大きな金属塊の仮想アースとしての機能を持たせたかったからです。(アース端子と繋いでいます)そして以前から取り組んでいる機器の内部で発生する振動のメカニカルアースです。
ですが、アルミ板をフローティングしていますので、固有振動の甲高い音がのるために足もとの3箇所には薄手の和紙を挟み、アルミ板の上にはfo.Qだらけです(笑)A10側にはKonadeも採用していませんでした。
そこで、振動伝達防止に優れ、シャシグランドのノイズ対策も実施するKaNaDe6ESを採用することにしたのです。
KaNaDe6ESはアンダーもセットになった2重防振です。だから機器の下にセットして位置調整をする時にずれ易いです。どうせセットなら最初から厚くしてしまえばよいのに?と思い浮かびますが、小林さんに曰く「最適な固有振動に調整してあるので、1mmも厚く出来ない」とのことでした。
だから最初から本体とアンダーは連結しておくと後々が楽ですね。
小林さんの推奨は、「1箇所が導通タイプの銅テープで止めて、残り3箇所はセロテープ止めするとよい」とのことでしたが、取り付けするときのスリットの角度調整がしやすいように「導通タイプのアルミテープでスリット間の4箇所止め」としました。
さて設置です。元の足はそのままに、空いているところにKaNaDeを設置します。アルミ板の仮想アース使用と中央部のメカニカルアース以外は外しました。
最初はスピーカーでよかった十字配置を試してみました・・・ところが、後ろ側にガタが出たのでNGでした
対策として、前1後ろ2の3点支持にしました・・・こちらはOKです。
ですが、気になったので元の足付近の4点支持も試してみました。
こちらの方が音がよかったので、これで決めしました。(中央部もメカニカルアースで支えているので、多分これでOKと思います)
サウンドの効果は、大きく二つでした。
①音像がしまる
②音が明瞭になり鮮度が上がる
気に入りました。どの音楽ジャンルにも効果的でしたが、特にジャズへの効果大です。低音対策も合わせて、「もうジャズが・・・」なんて言わせません!!
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