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いまどきのCD再生について -02

日記・雑記
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Musician Taurus DACとCDトランスポートをスーパークロックで同期させることで音質の飛躍的な向上を果たした

そこでいろいろと考えさせられました

 

CDP(SACDP)を単純に外部DACと接続して聞くのはお金を掛けた割に効果が薄いと・・・

これはCDP(SACDP)のDAC部分がかなりの高性能機であっても単体DACよりも劣っているという現状からするとCD再生が廃れた要因の一つでしょう

お金を掛けた割に効果がイマイチ芳しくない

 

DACやクロック関連の掲示板では「中心となるDACにOCXOの高精度クロックを入れて、これをトランスポートやDDCと同期させるのが一番良い」

こういう意見が書かれることはあったものの陳腐化しやすいDACにお金の掛かるOCXOクロックを入れるということはどこのメーカーも二の足を踏んだのか製品が出てくることはありませんでした

外部クロック出力端子付きのDACが出てきたのは21年発売のDenafrips Terminator plus以降なのでまだ数年程度しか経過していません

 

 

 

一応、追加テスト

音質向上が「たまたま、DACとCDTの相性が良かった」という可能性もあるのでスーパークロック入力対応のCDP、Nmode社のXCD-5を購入して試聴してみた

以下その結果

 

Nmode社 XCD-5

サウンドマネージャー鈴木哲(Fundamental/Nmode社)設計・監修によるCDプレーヤー第二弾

音質重視のアナログブロックシャットダウン機能を搭載し、専用CDトランスポートとしての使用も可能

グランドポテンシャルを最適化、徹底したクリーン化と低インピーダンス化による残留ノイズを大幅低減

今までにない高S/N比を達成

MQA-CD対応、DACチップはES9038QM2を採用

リモコン(X-RM20)対応、スパイクピン付属

 

以上、リリック社のHPより引用

 

電源コードは付属品、RCAピンコードは手持ちの「8N銅」という製品

3日間、電源を入れっぱなしにしておく

いつも聴いているラルテ・デラルコのヴィバルディのヴァイオリン協奏曲3番

これは厳しい

空気感、音場感、奥行き感を感じないので音が鳴っているだけという感想

正直合わないのでしょう

 

ダイアナ・クラール、ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム

低域の量感があって音場感が良く出る

ヴォーカルの定位がセンターにきれいにまとまり音がぐいぐいと前に出てくるような鳴り方

これならば悪くない

 

CDP単体としては適当に切り上げ、

カナレ5C2Vの同軸デジタルケーブル1.5m(RCA)でトランスポートととして試聴

クロックケーブルはカナレ D3.3UHD1.5mBNC

XCD-5は背面SW切り替えでトランスポート(DAC停止)に出来る

 

Musician Taurusの45.1584MHzクロック出力にて

 

ダイアナ・クラール、ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム

低域の量感が増して音場感が上昇し、なるほど変わったのが解る

但しAvatarほど「激変」という訳ではない

XCD-5の設定は256fpsで「45.1584MHz」と表示されている

暫く聴いていると曲が終わりに近づいてフェードアウトする箇所で音が一瞬途切れる症状

6曲目も途中で音が途切れる・・・

クロックケーブルが長すぎたのかとD5.5UHD1.0mと太いサイズに変更したが効果無し

仕方がないので44.1KHzのワードクロックとして使用

確かに単体のトランスポート時よりも音場感は増しているけど言うほどでもないかな~

少し気になったのがマスタークロック入力時にDACのLEDで×4と表示される点

これって恐らくはCD側でアップサンプリングされているってことじゃないかと思う

AvatarもディップSW切り替えでアップサンプリングに対応していてこの時に45.1584MHzのクロックを入れると×4(176.4KHz)、×8(352.8KHz)とアップサンプリングした分だけ上昇していく

但し、音質に関して言うと「蛇足」という感想

アップサンプリングすると質の悪いハイレゾといった感じ(高さ、広がりは出るけど音が散漫になってまとまりに欠ける)

マスタークロック入力時のXCD-5の鳴り方もその時と似たような音という印象

45.1584MHzの外部マスタークロックを使って44.1KHzの周波数を作り出すという方が良かったのでは?

(あくまでも個人的感想です)

あと44.1KHzのワードクロックによる同期は効果はあるけど大きな効果を期待すると「肩すかし」になりそう

Avatarみたいにスーパークロックをそのまま使って一つのシステム(まとまり)にしないと効果は望めないのかと思う次第

 

ということでこちらは評価△

多分、このCDPはX-CL3 MKⅡというXmode社の専用クロックと組み合せて使う物なのでしょう

説明書を熟読すると「矩形波5Vp-pに対応」という表記があるので自分の所有するDACがこの基準を満たしていない可能性もあります

例えばDACが正弦波を出力していてXCD-5では上手く同期出来ない、とか

 

ということでDACのクロックを「マスタークロック」として使うのは相手による、という当たり前の結論で終了です

その内にエソテリックのP-05Xを入手出来たら再度テストしてみます

その他、候補としてはK-03X、XS、K-05X、XSというところかな

正直、テストの為だけに100万は使いたく無いので30~40万くらいで見つかったら試してみます

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