カーボントップパネル用のパンチングメタルを注文します。
業界最大手にもかかわらず、3D-CADは非対応のようで、2D-DXFファイルしか受け付けていません。
上画像のハッチング部(斜線枠)がパンチング領域になります。
アルミで作ろうと思いましたが、アルミで面積が多く薄板(t1を予定)だと、中央部が板の重みで垂れ下がってしまう恐れがあったので、SUS合金で作る事にしました。
SUS合金でも問題なくメッキ加工は出来ます。
ちなみに、アキュフェーズ純正のアルミ肉厚トップパネルのパンチングメタル部分はM2ネジで裏からネジ留めされていますが、カーボンは小径ネジでは板直にタップを立てる事は難しいため、裏からネジ止めは出来ません(複数回脱着が必要の場合)。
カーボンでネジ止めしたい場合は、バカ穴(貫通穴)を開け、そこにツバ付きインサートナットを入れて使います↓
インサートナットは通常、小さ目の穴を開けハンマーで打ち込みますが、これをカーボンでやると都合が悪いので、ナット最大径の穴を開けてエポキシで埋め込みます。
カーボンの解釈で誤解があるケースですが、
カーボン板(CFRP)の表面は全面ともエポキシ樹脂で覆われているため、電気伝導性は一切ありません。
・・・が、しかし、表、あるいは裏の表層に近い部分の切断面ピンポイントのみ導通性があります(赤枠部位)↓
なので、カーボン板で導通性を求めるなら、ザグリをせず、バカ穴に止めネジの皿ネジを使い、皿部分を切断面(赤い部分)に接触させると導通できる場合もあります(ただし、全てが当てはまる訳ではない事も)。
ちなみに、今回のカーボントップパネルのように皿ザグリをしてしまうと、ネジが導通部分に掛からなくなってしまいますね↓
皿ザグリの場合の導通部分はこうなります↓
※赤枠が導通、青枠は非導通






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