LED化前のムギ球世代の機材なのでLED化します。
撮影画像ではそれほど暗く見えませんが、肉眼で見るとかなり暗く感じます。
アキュフェーズのハイエンド系パワーアンプの場合、メーター基板はBOX化されており、フロントパネルを全解体しないと取り出せないのでメーターASS’Yごと外します↓
オリジナル基板のハンダの状態を見ると、ムギ球は全く交換されておらず、かつ、フロントパネルを外した形跡もないので、あまり使用されたモノではないようです。
これを裏返すと、裏面上部にメーター照明↓
ASS’Y上部にメーカーロゴ照明基板があります↓
前回は純正基板をLED用に加工したものの↓
これだと元に戻せなくなるので今回は別に作りますが、
以前はガラスエポキシ感光生基板から現像して作成という面倒な事をやっていますが、今はそんなズクはありません(たかがLEDだし)↓
CADでパターンを編集して専用プリントフィルムに印刷しても作れますが、残念ながら自宅にはレーザーしかありません(レーザー用って無かったような?※代用は出来ないので注意)。
近年では基板製造依頼もイニシャルコストが掛からずにだいぶ安価になりましたが、それでも1~2枚の、しかもLED用基板には勿体ないですね。
という事で、ガラスエポキシのユニバーサル基板で作成しました↓
日本製は高額なので、某大陸製です。
安価なベーク基板(紙フェノール樹脂)だと、建築用大型カッターかPカッターで切れ目を入れてバイスで簡単に割ることが出来ますが、ガラスエポキシは強度が高いのでそういう方法は採れません(全く出来ない事はないがかなりキツイ)。
なので、ダイヤモンド刃の電動カッターで切断します。
私はタイルカッターで代用しました↓
タイル用と銘打っているだけで、プリント基板用カッターと構造はほとんど同じです↓
ただ、基板カット用のみに新規購入するならタイルカッターは高額なので、最初から基板カッターをお勧めします。
ディスクグラインダーにダイヤモンド刃を取り付けても代用できますが、その際は丸鋸のように底面にステーがあるものを選ぶと良いでしょう。
ハンドソーや糸鋸でも頑張れば切れない事も無いですが、切断面が奇麗でなく荒れるのでお勧めはしません。
工程をかなりすっ飛ばして、コネクティングポストとLED取り付け、裏面配線を終わらせています↓
メーター照明基板内にブリッジ接続用のLEDがありますが、交流回路に極性逆向きに2個使いでKΩで無理やり載せるという事をやっているので、確実にはちょっと電圧を測らないと怖いですね(逆算するとメーター照明と同じ24Vくらいですが)。
ちなみに、P-1000、7000系での基板上はLEDだけ付いているので、他の基板でDCにして、整流してハーネスで送られています。
まあ、ブリッジ接続はしないので、今回はLED無し(NC)で行きます。
ユニバーサル基板で作成したメーター照明基板をメーターASS’Yに取り付けました↓
↑基板パターン面は一応、アセテートテープで絶縁処理しています。
アセテートテープは、よくオーディオ機材の基板内で使われているモノです↓
ブチルテープのようにベタベタせず、かつ、粘着力が高いので重宝しています。













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