とりあえず、改良カバーが来るまでの使用方法がまとまったので、トランス入出力ケーブルを交換します↓
ACROLINKの7NPC-4030にするつもりでしたが、カーボンチューブを掛けて熱収縮チューブで端末処理をしたら、コンセントボックス側の既存のケーブルグランドでは径が合わなくなってしまったため、SAECのAC-7000にしました。
今度電源ボックスを作るとしたら、ケーブルグランド取付は別プレートにして交換出来るようにしておきます(カーボンにしたら更に良いかも?)。
200V側がM6丸端子、100V側がフルテックの電源用端子(M4用Yラグ)を取り付けるので、もう一度1次側、2次側を確認しておきます↓
M6丸端子ですが、既製品では満足できないため、リン青銅無メッキ丸端子をメッキ業者にダイレクト極厚メッキ(100μ)をしてもらっています(画像は無メッキ丸端子)↓
電気伝導性から銀メッキにしたいところですが、ケース内部用途なら問題ないですが、露出するところでは金メッキが良いですね。
市販の金メッキはニッケルメッキ下地がほとんどなので、私的にはオーディオ用途としては不可と考えています。
トランスカバーが出来上がったら完全密閉ケース内部接続になるので、銀メッキ丸端子に変えようと思います。
トランスカバーもトランス垂直にケーブルが出るように改良しました↓
カバー両側に例のステンレス・ケーブルグランドで締め上げ密閉します。
100V側に電源用M4Yラグ端子が付いた事で早速電源ボックスを接続しますが、ついでにコンセント同士の配線もφ2.0純銀線で済ませておきます↓
カーボンプレートを裏側に取り付けるまでは銀線はダブル配線でしたが、カーボンを付けながらでは無理だったのでシングルになっています。
まあ、φ2.0の2芯は23Aまで許容するので、コンセントの規格以上はクリアしています。
そもそも接続トランスが1kwなので、それ以上は繋げません。
カーボン・プレートが裏側から共着されていますが、実はコレ、市販品では存在しません。
市販で似たような形状はありますが、あくまで壁コンセント用で(壁の)表側から取り付けるモノです。
市販品で存在しない理由の一つが、今回のような電源ボックスの内部に使う場合、2口コンセント1つなら問題ないですが、2つ以上のコンセントを搭載しながらの取り付けだと、まるで「知恵の輪」の如く難しくなります。
しかも、今回のような単線だと、取付はさらに難しくなります。
撚線なら多少はマシですが、それでも「知恵の輪」状態は変わりません。
オーディオ系ハイエンドでもPL法が施行されて以降の製品は、製造時、修理時の手間を削減するべく、回路構成や部品構成を簡素化するのが常套になっています。
なので、PL法以前の簡素化する前の機材の場合、修理の技術料は高く設定しているメーカーが結構あります(代表的には某E社とかね)。
なので、今回のカーボンプレートをコンセントボックス裏面に装着する製品は、まあ発売される可能性は低いでしょう。
やるとすれば、コンデンサーをズラッと搭載するソウルノートくらいですかね。電源ボックスを発売するとしたらの話ですが。
ちなみに、音質目的で設定したコンセントのヘソネジ(赤丸)ですが、これが無かったら裏面のカーボンプレート装着は更に難易度を極めるところでした。狙った訳ではないですが↓
ネジ部分は全てトルクドライバー管理で↓
コンセント上下は100cNで管理↓
※コンマ数cNズレていますが、このくらいズレても実トルクにはほとんど変化はありません。
中央ヘソネジは60cN↓
本体ケースカバーは80cNで管理。
全て完成したので、配電盤と接続して試聴に入ります。
重量の関係上、トランスの近くで配線しないといけないので周辺が散らかっていますが、その辺はご愛敬で。











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