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金属の性質、及び、機械加工とメッキ処理の観点から市販品を考える

日記・雑記
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今回、純銅(OFC)のブロックからYラグを作りましたが、巷のYラグやバナナ端子が如何いうモノか書いていきます。

一つ言っておきますが、一方的に貶しているのではなく、性質、加工、処理の本質からの考察です。

 

下画像は、とあるメーカーのバナナ端子ですが、ケーブル止めネジにφ3mmより太いイモネジが使用されています。

これだけ聞くと、「極めて優れている」と思うかもしれませんが、個人的にはちょっと複数あるマイナスポイントが気になりますね。

まず、端子本体が某銅合金(←詳細は書きません)で、ケーブル止めネジがSUSネジです。

その銅合金は、定尺規格上で一番電気伝導率が高いモノを選んだとしても、タフピッチ銅(←純銅ではない)対比で20%IACS程度しかなく、しかも、ケーブル止めネジのSUSネジの伝導率は3%IACSに満たない性質で、ネジからの通電性は完全に切り捨ててますね。

本体表面にメッキがされていて、仕様を事細かく書くとメーカー名がバレるので伏せますが、個人的な感想としては、メッキはまあ、それほど悪くはないといったところです(※ヒント:ニッケル下地メッキは不使用)。

Yラグやバナナを使うのを否定するユーザーが一定数いますが、こういった金属の性質、加工や処理の諸事情を細かく勉強すると、まあ、言っている事もあながち全てが間違いではないのかも?とも思います。

 

純銅(OFC)で作ったYラグ端子が果たしてどこまで効果があるか、楽しみでもあり、心配でもあります。

もし効果があったらスピーカー側の端子も作ってみますが、効果が分からなかったらショックかなぁ・・・・

それ以前に、私のポンコツ耳で違いが分かるのかが問題?ともいう。

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