過日、令和8年4月4日にベイシーに行ってきました。
これまでも行こうとすれば行けた機会はあったのですけれども自分はJAZZを聴かない(良さが分からない)のだし大それたマニアでもない訳で、要は気後れしていたのです。
それでも気にはなっていて2026年に入ってから再開(コロナ禍のときは休店)しているとの噂は耳にしていたところに岩手県は一関市の観光スポットとしてベイシーが紹介されているのを見て「あ、そんなに身構えなくてもいいのかな?」っと行くことを決意。冒頭のアイキャッチ画像は下記の一関市公式観光サイトのものです。
店は基本的には週末の午後1時過ぎからやっていて、電話で「やってる?」と聞くと驚くような対応を店主にされるとの噂も耳にしていて、何なら東京からの客人を連れて店まで行って入店させてもらえなかったとか何とか?本当かどうか分からないお話も記憶にありました。私は大阪からでしたが “電話をせず” やっていなかったらその時は運が悪かったのだと思う事にして、車を走らせました。独りでは怖いのでツレを1名帯同させて・・・。彼もJAZZは聴かない、更にはオーディオマニアでもない一般ぴーぽー。
果たして? 初入店はすんなりと。入店すると既に大音量でJAZZが流れており店員のお姉さんと身振り手振りで着席の椅子を決定。あ、そうそう、店の前に3~4台分は駐車場があると思うのですが一杯だったようですぐ近くの広い有料駐車場を使いました。
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既に満杯の駐車場。店内には7割ほど席が埋まってました。
オーディオマニアは先ず屋根の上、電柱からの引き込み線を見てしまいますが、一般家庭のそれと違いはないようです。それどころからむしろ頼りないくらい。でもね、そんな次元には居ないんですなベイシーは。
自分とツレの2名の前にはご夫婦が一組入店されて、店内のお客は総勢13名程になってもう一杯。出たり入ったりがあってもそのくらいの人数が自然と維持されている感じ。外人さんも来ている。あまりに人数が多くとスピーカーを背に聴くことになるお客さんも数名でているほどの盛況ぶり。基本、店員のお姉さんが 給仕?やお会計など全ての対応をしてくれる。店主は奥でレコードをかける、ボリュームをスッっと調整するなどしているのでとても電話に誰かが出られる状況では・・・ないな、とは感じた。電話しなくてよかった。
とりあえずコーヒーと一杯注文。ほかは「ジュース」「お酒」だという。大雑把過ぎてわからない(笑)。周囲をみると「お酒」を頼むとサッポロ黒ラベルの350ml缶が提供されるようだ。コーヒーは一杯千円と高価だけれど美味しい。おもわずオカワリしてしまった。
ステサンを読んでいると「ヤクルト」が出てくるものと思っていたけれど、コーヒーと一緒に出てきたのはBISCOや柿ピーであった。おかわりのコーヒーには美味しいチョコレートが付いてきた。
大音量だけれど心地が良い。JAZZの事なんか何も知らないけれど映画館のような一種のアトラクション的な空間で実に楽しい(^^。
1時間ほどしたら帰るつもりだったのだけれどツイツイ長居をしてしまいました。大音量のなかスマホでツレと筆談をして「もうちょっと居させてオクレ」とかやっていると、気のせいか視線を感じる。まるでヤクザの若頭みたいな人がこっちを見ている。最初は分からなかったけれど店主のようだ。店主のお仕事を見ようとそちらを見ると、やたらと目が合う。ツレはスマホの騒音計でdB計測している。
みると 97~98dB(SPL)を記録している。
100dB近いので結構な音量だけれど不思議とうるさくなくて逆にドラムの低音が心地よくて寝てしまえるほど。
岩手県といえば童話?の宮沢賢治が有名なのだけれど、それの「セロ弾きのゴーシュ」の子ねずみのような気分になる。
そのつぎの夜には野ねずみの親子がやってきて、母ねずみがこの子の病気を治してくれと頼む。ゴーシュが母ねずみの話をよく聴いてみると、兎のおばあさんも、狸のお父さんも、みみずくも水車小屋の床下に入って病気を治したのだという。 「からだ中とても血のまはりがよくなって大へんいヽ気持ちですぐに療る方もあればうちへ帰ってから療る方もあります。」と母ねずみが言う。それでゴーシュは、子ねずみをセロの孔から中に入れて、ごうごうがあがあと弾くと子ねずみは気分が治って帰っていく。
引用元:ねずみの音楽療法(https://www.kenji-world.net/works/texts/cello.html)
ベイシーで音響エネルギーを浴びるのは健康にも良さそう。
「銀河鉄道の夜」「どんぐりと山猫」「雨にも負けず」などで有名な宮沢賢治。特に「雨にも負けず」からは貧しいイメージのある賢治ですけれど、実は賢治の実家は裕福で本人は今でいう有名なオーディオマニアでもあったといいます。一言で言えばレコード収集が凄かった。ポリドールから感謝状や米国Victorに自身が改良した蓄音機用の?レコード針を送るなどしていたガチめのマニア。
以下は Wikipediaより
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宮沢賢治
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宮沢 賢治
(みやざわ けんじ) |
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1924年1月12日(当時27歳)[注釈 1]撮影
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| 生誕 | 宮澤 賢治 1896年8月27日 |
| 死没 | 1933年9月21日(37歳没) |
| 墓地 | 身照寺 |
| 職業 | 詩人 童話作家 教師 農業指導者 技師 |
| 言語 | 日本語 |
| 国籍 | |
| 最終学歴 | 盛岡高等農林学校 (農学得業士)[2] (現:岩手大学農学部) |
| 活動期間 | 1918年 – 1933年 |
| ジャンル | 詩 童話 SF 仏教哲学 短編小説 |
| 文学活動 | 理想主義[3] |
| 代表作 | 『注文の多い料理店』 『銀河鉄道の夜』 『風の又三郎』 『ポラーノの広場』 『グスコーブドリの伝記』 『よだかの星』 『セロ弾きのゴーシュ』 『雨ニモマケズ』 |
| デビュー作 | 『春と修羅』(1924年) |
| 親族 | 宮澤政次郎(父) 宮澤清六(弟) トシ、シゲ、クニ(妹) |
宮沢 賢治(みやざわ けんじ、正字: 宮澤 賢治、1896年〈明治29年〉8月27日 – 1933年〈昭和8年〉9月21日)は、日本の詩人、童話作家。
仏教(法華経)信仰と農民生活に根ざした創作を行った。作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしてイーハトーヴ(Ihatov、イーハトヴやイーハトーヴォ (Ihatovo) 等とも)と名付けたことで知られる。彼の作品は生前、詩壇の中では高く評価する者もいたが、終生文壇圏外にあって岩手県で教師・農業指導者・技師としての活動を続けていたため、一般には無名に近い存在であった。没後、草野心平らの尽力により作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家となっていき、今でも日本には広く愛好者が存在する。早くから文学作品を用いた方言記録をしていた。主な作品は後節を参照。
音楽
賢治は音楽に深い関心を持っており、暇を見つけてはレコードを買っていた。賢治が頻繁にレコードを買っていくため、地方の店の割に新譜レコードが多く売れるとして、行きつけの楽器店がイギリスに本社を置くポリドール・レコードから感謝状を贈られたという[125][注釈 9]。
ベートーヴェンやドヴォルザークの曲をよく聴いていた。農学校教員時代(1921-1923年)には自ら楽曲づくりも手掛けた。二十数曲を作詞し、うち八つは作曲もしている[126]。
蓄音機でレコード針として使う竹針を傷め炒め、音質を高める針を発明したこともある。米国ビクター社にサンプルを送り、製品化には至らなかったものの、その発想は高く評価された[127]。
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[125]作家読本 1989, p. 95.
[126]中村節也「作曲家・賢治の宇宙音感◇独特なリズムの8曲残す 童話生んだ音楽センス解明」『日本経済新聞』朝刊、2018年7月17日(文化面)2018年7月27日閲覧。
[127] 宮沢賢治を愛する会『宮沢賢治エピソード313』扶桑社、1996年10月、112頁。ISBN 4594021085。 NCID BN15493836。
Wikipedia ここまで
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聴いていて楽しいものの、どのタイミングで帰ろうか思案していると店主のルーチンが見えてきた。店主は再生中のレコードのジャケットを皆の見える柱にデーンと掲示してくれる。レコードが変わる度にそれは繰り返される。「よし、次のレコードが終わったら帰ろう」と決めた。クラシックのコンサートではよくある?ようなのですが曲が終わっていないのに静かになると終わったと勘違いして拍手を始める痛客にならないように、店主の様子を伺うと・・・やたらと目が合う。自分はJAZZがわからないから曲の終わりなのかレコード盤の面の終わりなのかは分からない。店主の動向からそれを探ろうとチラチラみると、目が合う。どうやらツレがつまらなくなった為なのか?「スマホばかりを見ている」のが気に入らないのかもしれないと、、、勝手に想像して内心ドキドキ。かかっている音楽もドラムソロが凄い。まるで畳みかけるようにズドドドドドッっとクライマックスに向かって盛り上がっていく。そろそろ限界だ。
まるでこれで最期だから「帰れ」と店主は言いたいのだろうか?とコレまた勝手に想像して心拍数が更に上がる。
映画「セッション」で演じられる「Caravan」のドラムソロとは違う曲なのだけれど、それと同じくらい爽快なドラムを聴けた。「今日は来て良かった」そう思えた一瞬。店主が掲示していたレコードのジャケットを写真でも撮って残しておけばよかった、と思ったのも後の祭りでジャケットは何処へやら。帰宅後にあれは何だったのだろうとYoutubeでバディリッチなどのそれとおもしき演奏を探したけれど見つからず。
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知らない人の為にバディリッチの『Caravan』
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圧巻のドラムソロので退店すればキリが良かったのだけれども、何故だか腰はまだ上がらない。そうすると次の曲は・・・聞き覚えのあるメロディー。演者も演奏もなにもかも聴いたことのがる演奏とは違うけれど、それは有名曲「SUMMER TIME」。もしかしてJAZZのJの字もわからない野郎に易しい?入門用の?曲を選んでくれたのかな。※ ↓↓↓ SUMMER TIMEは自分が部屋録する位に有名な曲
だいたいにして? 曲で客と会話するなんて京都のぶぶ漬け(*1)みたいな事を店主がしているのかどうかは分からないので、単に一方的な妄想でしかないのだけれど。とりあえず「もうちょっと店内に居てOK」という意図と解釈してこの盤が終わったタイミングで店を後にしました。
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店を出て、スマホばかり見ていたツレに「スマホで何をしていたのか?」と聞くとベイシーの逸話を読んでいたのだとか。店主が偏屈だとか良くない話があったとか無かったとか。ベイシーを知ろうとしていたのね。悪気は無し。帰りの道中、Googleマップの口コミを読んでいるとなかなか面白い。☆を一つしか付けない投稿もあったりして。「いらっしゃいませの声がなかった」とか「スピーカーのメーカーは何ですか?と質問したら ”ワガンネ”と答えられた」とか笑い話みたいな口コミ投稿。店主にマクドナルドみたいな接客を要求するのはちょっと違う気がするし、ベイシーに行っているのにJBLも知らないのはさすがにどーかと思う。「コーヒー千円は高すぎる」というのもあったな。コーヒーだけ飲みたいなら(JAZZ要らないなら)スターバックスにでも行けば良い。生のJAZZを体感できるかは知らんけど。そう、ベイシーはJAZZを体感できるんだなぁ。
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ベイシーから帰宅してYoutubeでJAZZを聴くようになった。いちどベイシーで楽しく聴けるとノートPCのしょぼいスピーカーでもベイシー脳内補正して(ベイシーならこう鳴るだろうなと予想して)勝手にゴキゲンサウンドに出来る。
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GWには店が混雑するかもしれないので、行かれる人は仮に入店できなくてもまた来ようの精神でどうぞ。入店できたらラッキーくらいな心持ちで。一時的に入店できなくても2時間くらい駐車場で時間潰してからまたトライとか? 冒頭の、自分らの前に入店の御夫婦は大阪からの訪問だったらしい。旦那さんが長いこと店主とお話していました。そんなときは少し穏やかな曲がかかる。自分も大阪なのだけれど店主と話せる内容が自分の脳みそには入っていない(自爆)。
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『太上教主、料理人になる』
第30~32話は家出同然に料理人になった魔教の教主様を部下が連れて帰ろうとするお話なのだけれど、教主は料理を出して(会話せず)部下を帰らせる。 そんなお話。少しだけ引用紹介。
~ 中略 ~
~ 中略 ~
~ 中略 ~
つまり出された料理の意味は『三顧の礼』。難し過ぎるだろ・・・・
作品URL:https://piccoma.com/web/product/97591
JAZZも?分かる人間同士で通じるものがあるんだろう(遠い目)
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*1:
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■ベイシーの機器一覧?■
















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