サンスイAU-555の導入をきっかけとして始まった
プチ・オールド・サンスイブーム。
サンスイ修理マエストロとの出会いから
AU-707という「味一番」な逸品に魅了され
我が家のさらなるシステムの更新へと誘われていくのでした。
AU-555、AU-707購入でお世話になった
サンスイ修理マエストロのかたとのやりとりでは
マエストロがレコードを愉しまれている話題がたびたびでてきました。
こうなるとレコード再デビューを来年に予定していた私も
はやくレコードが聞きたくて、うずうずしてきたのでした。
そんな折、マエストロがレコードプレイヤーを出品されました。
それもまた「フラットルーフとリニアスケイティング機構採用」という
とてもクールな機種でありました。
フロントパネルのボタンを押すと、
ターンテーブル本体が前面に引出されるという
CDプレイヤーの親玉のようなプレイヤーなのです。
こんなものです。
ttps://www.youtube.com/watch?v=7-HLqhTmDHU
おまけにカートリッジと新品針をあつらって下さるということで
もう一も二もなく入手させてもらいました。
さっそくAU-707につないで音だししました。
50枚ほど処分できずに残っていたLPから
再デビューの記念すべき1枚目は
ジャズで行こうと思い、これを結局選びました。
デジタル音源との違いは、まず各楽器の音の質感でした。
デジタル的な音のセパレーションとはことなるむっちりした感じ。
音が全部あるって、こんな感じなのか~と思わされました。。。
特にすばらしいと感じたのは、スコット・ラファロのベースの残響。
まさに「美しい愛」の響き?!
次はこれ
これもリズムセクションがいい感じ。
B面1曲めのMOTIONでの
ジェフ・ポーカロのゆったりとしたドラムスが心地よい!
これにホーンとラリー・カールトンのワウギターが
からんでくる2曲目のうねりでノリノリに。。。
じゃあ、今度はライブだ!ということで、こんなものを
これはLPしか持っていなくて聞きたかったもの。
このライブバージョンの RIGHT PLACE, WRONG TIMEから
SUCH A NIGHT への流れ、LIFEのちょっとレゲエっぽいアレンジ!
いや~すばらしい!!
彼のライブではマイベスト!
と、感嘆符が多くなってきたので、以下省略しますが
その日はお祭り騒ぎになってしまったのでした。。。
今、冷静にふりかえってみると
我が家のシステムの場合、レコードですばらしいと感じたのは
リズムセクション系が多かったように思います。
三つ子の魂というやつなのかもしれませんが
若いころ熱中していた70年代を中心とする
ニューオーリンズ系のR&Bテイストのもの
(ミーターズ、ネヴィル・ブラザーズ、リトル・フィート等)は
どれもすばらしくねばっこい音がしました。
CDでも聞きますが、やはりたまにはLPでも聞きたくなりましたね。
少し意外な展開ではありましたが
こういう再デビューになってよかったです。
それ以来、まちなかへ出たときも、レコード屋に足を運んで
1枚だけお気に入りのレコードを買ってくるという楽しみができました。。。
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