続・オールド・サンスイと我が家の仲間たち

日記・雑記
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ミニCelestion DittonにあわせたMusical Fidelity A1の
夏場の代替アンプとして、サンスイAU-555を導入した運びが
前回の日記の内容でした。

このAU-555、さすがに古いものなので、
某オークションで、手が入ったものを購入しました。
その出品者の方は、
おそらくご自分の気に入っている機種を中古で入手され
それに手を入れて、格安で出品されているようで、
修理の腕前はかなりのものとお見受けいたしました。
部品の入れ替えは、最小限でとどめて、
当時の雰囲気を残そうと意図的にされている様子。

何度かその方とやりとりをしているうちに
他のサンスイのアンプも聞いてみたくなったのでした。
とうことで、入手したのが、AU-607(初代)でした。
ttp://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-607.html

サンスイの新しいDCアンプ時代を切り開いた、
有名なアンプだと聞いています。
このアンプは、さすがにAU-555のような古いタイプのアンプの音ではなく
レンジもかなり広く、鳴りっぷり(駆動力)は、
現代的なトランジスタアンプの音にもひけをとらない第一印象でした。
あわせたSPは、ハーベスHL-K6でした。
爽快で抜けのよい音で、夏向けにはちょうどいいかな~とも思いましたが、
私の感覚では、ちょっと高域に寄っている出方と感じたので
もうすこし低音寄りにバランスしてくれると言うことないのに。。。
などと思っておりました。

実はAU-607を入手するとき、
AU-707(初代)とどちらにするか迷っていたという経緯がありまして、
出品者さんにも相談をもちかけていました。
AU-607の印象も率直にお伝えしたところ
ご自分の手元においてあるAU-707があるので聞き比べてみよ!
とおっしゃっていただけたので
ご厚意に甘えて聞き比べてみることにしました。
ttp://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-707.html

聞き比べる前から、ネットでAU-707は
いわゆる「ハイ落ち」だが、かなり低音の押し出しの強いアンプだ
という情報は得ていました。
実際聞いてみると、たしかにAU-607とはかなり印象が異なりました。
ネット情報どおりといえば、そのとおりなのでしょうが
中低音の豊かさは、やはり特筆すべきもので
一聴して、気に入ってしまいました。
ただこれは比較的低音の量感がでにくい我が家のSPだからで
もっとモダンな、たとえばDYNAUDIOみたいなSPをあわせると、
もしかするとブーミーな感じはするかもしれません。。。

このへんは、このアンプが「ハイ落ち」と称されることにも
いえることなのかなと思いました。
つまり組み合わせるSPにもよるということです。
たしかにQUADプリとMFパワーのコンビにくらべると
若干高域の伸びは感じられませんでしたが
中低音の豊かさとのバランスは、なかなかに絶妙な感じで
AU-607にくらべると、音楽的なたのしみを演出する力は
かなりすぐれているように思われました。
ただこれが、高域の伸びに特徴があるタイプのSPとの組み合わせですと
やはり「ハイ落ち」に聞こえるのだろうと思ったわけです。。。

それと意外に重宝しているのが
ヴォリュームのミューティング機能でして、
オンにすると-20dbとなり、
夜に小音量で聞きたいとき、こまかくヴォリュームを変えられるのです。
現代のアンプには、あまりない機能ですが
あると音質的に不利になるからということなんでしょうね。

そんなわけで我が家のハーベスの夏のお相手として
かなり年上なAU-707が決まってから、数ヶ月たちました。
最近は専用電源で水をえた魚のように活き活きとしてきたAU-707。
暑い夏に向かって出番が多くなり
なんだか妙にシステム全体が落ち着いてしまっているのが
今日このごろというわけなのでした。。。

ただ、このあとにもまだ後日譚がありまして。。。
ということで、それはまた次回。

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