じめじめ蒸す天候続きですと
聞く音楽だけでも清涼感のあるものを。。。
などと私はついつい思ってしまいます。
今晩はそんな趣向で、ゆるーく音楽紹介です。
ハープ・ギターってご存じでしょうか?
ちょっと変り種のギターです。
弾いているアーティストによって
若干かたちが異なるので
まずはこの日記を書くきっかけになった動画で
確認していただきましょうか。
「Billie Jean (Michael Jackson cover)
– Calum Graham – Harp Guitar」
https://www.youtube.com/watch?v=PmYrqZhJ3Rk
普通のギター6弦とは別に
低音部をうけもつベースっぽい弦が何弦か
(6弦が多いようです)一体となったもので
アコースティックギターが大半ですが
たまにエレクトリックを弾くプレーヤーもいます。
Calum Grahamはまだ30歳そこそこの若手ですが
ハープ・ギター奏者としては珍しく
弾き語りで歌うところが気に入りました!
この曲が収録された最新作
Calum Graham ”Tabula Rasa” (2016)
を聞いてみましたが、やはり歌ものがあるせいで
こういう単一系楽器によるインストものが陥りがちな
単調さを感じることなく
けっこう愉しめました。
ちなみに普通の6弦ギターも弾いてます。
このアルバムはちがうのですが
ハープ・ギター奏者の主だったメンツのアルバムを
フィーチャーしているのが
CandyRat Recordsです。
https://www.candyrat.com/
その他、アコギ系のミュージシャンのアルバムを数多く扱っていて
興味深いアーティストがいっぱいいる中で
女性アーティストはどうかな~と思って探してみると
何人かいました。
私がとりわけ魅力的に感じたのが
Brooke Millerです。
演奏している様子も見ていただきたいので
動画を紹介
「Brooke Miller – You can see everything」
https://www.youtube.com/watch?v=2LV42nwo0y8
この人も弾き語りをします。
この動画の曲は彼女の自作で、曲の雰囲気が気に入りました。
またラフに弾いているところも、なんともいい感じです。
この曲が収録された同名の2007年のアルバムを聞いてみると
バンドスタイルの曲もあり、もっとやわらかい印象うけました。
彼女の弾いているギターを製作したのが
動画の製作者であるGreenfield Guitarsでありまして
同じメーカーのギターはキース・リチャーズをはじめ
数多くのミュージシャンに使われているようなのですが
同じ音色というと、この人ということで
トニー・マクマナスであります。
で、こんな曲を紹介。
「Tony McManus – Si Dolce e’l Tormento (So Sweet the Torment) by Claudio Monteverdi 」
https://www.youtube.com/watch?v=f847B1c6u0U
クラウディオ・モンテヴェルディの曲が
彼の手にかかるとケルト民謡のように聞こえてきます。。。
さて、今日のまとめっぽくなっちゃいますが
それは今日ご紹介したアーティストたちの
ギターのチューニングのことなんです。
たぶんDADGADってよばれるものか
それに近いものだと思います。
このチューニングは、ちょっとミステリアスで
開放弦でポローンと弾くとsus4のコードになるはずで
なんとも浮遊感のある、長調なのか短調なのか
よくわからない音がするのです。。。
それが私にはクールに聞こえるのかな~
なんてところで
やっぱりまとまらない感じで
今晩はしまいです。。。
(8月17日追記)
Brooke Millerの“Familiar”(2012)
というアルバム(SACDハイブリッド)を入手しました。
かなり気に入りました!
数曲ベースが入り、1曲のみピアノも入りますが
あとは彼女の弾き語りという形式の演奏です。
ときにスザンヌ・ヴェガやジェニファー・ウォーンズあたりを
髣髴させるやわらかい歌声とギターサウンドが溶け合っていて
録音もかなりよいので、
興味をもたれた方は
ぜひ御一聴を!
http://www.stockfisch-records.de/pages_art/sf12_brmi_e.html
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