お彼岸に入る前の3連休で大阪に帰宅した折、Phile-webで知り合った「そして何も聞こえなくなった」さんのご自宅を訪問することになった。
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そして何も聞こえなくなったさんは、2006年11月23日開設のホームページによると、基本的にはSACDマルチチャンネルの再生によりコンサートホールの音の鮮度と臨場感とを再現しようとされており、ルームチューニングにも熱心にとりくまれているという。
小生とそして何も聞こえなくなったさんとの接点は、関西のクラシックコンサート関連の書き込みにコメントをつけたことがきっかけで、そして何も聞こえなくなったさんが、月1ペースで東京出張がおありとのことで、それなら一度コンサートご一緒しましょうかという話になったところ、この週末はたまたま大阪に帰宅するということで、それなら一度いらっしゃいませんか?と、なんだかトントン拍子でご自宅を訪問することになったというわけである。
大阪の自宅からはドアツードアで約1時間20分位、電車を1回乗り換えるだけなので、関東ならそう遠くという感覚はないが、ここは関西なので、大阪平野を横断して生駒山地を通り抜けたところにある閑静な住宅街にある駅にたどり着いたのはお昼前。
駅前まで車で迎えにきていただき、ご自宅にお伺いするとそこにはヤマテツさんも既にご到着。
戸建住宅の1階、8畳ほどのリビングダイニングに氏のシステムが設えてあった。
システムの詳しい内容は、氏の紹介ページやホームページで確認いただくとして、基本はSONY製SACDプレーヤーをマランツのプリメインアンプを3台シンクロでコントロールして6チャンネルアンプとし、フロントSPはダリ・へリコン300というブックシェルフ、サラウンドSPはエラックBS203A、フロントセンターSPはオーディオプロImage11、サブウーファにはタンノイTS10が2台という構成で、SACDマルチチャンネルで主にクラシックを楽しまれている。
電源周りは、家庭用分電盤より200ボルト専用線を引かれ、SACDプレーヤーとアンプ3台それぞれに200ボルト→100ボルトのダウントランスを各1台専用に配置されている。
このトランスも氏が部品調達からケース収納まで自作だというから、小生には及びもつかないことである。
また、オーディオの命題であるルームチューニングも、音響パネルを除き、ポール状の「棒状拡散体」などを自作で製作されている。
オフ会はSACDの2チャンネル再生による音響パネルあり無しの比較、ダウンントランスの巻きの違い比較、そしてマルチチャンネル再生のサブウーファあり無しの比較など盛りだくさんのもの。
SACDマルチチャンネル録音を再生すると、2チャンネル再生よりも確かにホールの立体感がより自然に聞こえ、ステージ上の楽器配置もより明瞭にわかる。
SACDのソフトも徐々にではあるが増えつつある現状では、このようなマルチチャンネルの楽しみかたもあるなあという感想。
サブウーファについては小型SPの低音域の改善を狙ったものなので大型SPを使えば不要なものだが、ダリ・ヘリコン300クラスの小型SPならその効果は高いと感じた。
あしかけ5時間近くもお邪魔した「そして何も聞こえなくなった」さん邸、奥様に作っていただいた昼食も大変美味しく、お世話になりました。
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