やっぱり使いこなしが下手でした。
ことの始まりは、マグネシウム・インシュレーターを使ってみたところ「解像度が上がるものの、音やせしてしまった。」という日記です。
この日記で、マグネシウム使いのVOTTA7さんから以下のアドバイスをもらいました。
「マグネシウムは解像度を上げる為には効果的ですが、量感は減る傾向が有ります。特に下のベースが硬質な物だと更に顕著に現れます。対策としてはマグネシウムの下にゴム系や木材を挟むと解像度を失わずに量感がでる傾向になります。」
そこで、早速のように試してみたものです。
土台とインシュレーターの間に柔らかものを挟むお試しです。薄型の木材、厚型の木材、画用紙を準備しました。インシュレーターの使い方は、以前のお試しから下が凸の前1後2の3点支持です。
インシュレーターなし・・・これをベースとしました。
インシュレーターのみ・・・解像度は上がるものの、中低域が減少して音やせしたように感じます。再確認したものです。
<ここからが、新しいお試しです。>
土台とインシュの間に薄型の木材を挟む・・・最初の一音で、音が丸まったのことを感じます。解像度が上がると言うよい面も感じませんでした。却下です。この結果から、厚型の木材のお試しは中止としました。
土台とインシュの間に画用紙を挟む・・・これはいいです。解像度を上げながら音の厚みも保っています。
う~ん、さすがのマグネシウム使いのご意見でした。解像度が上がると言うよい点を残しつつ、音の厚みも保っています。まだ聴き込みは充分ではありませんが、直感的にその良さを感じます。やはり、どなたかが良いと言われているものには何かあるはずです。その良さを出すには、使いこなしが大事ということなのでしょう。
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ヒジヤンさん やってますね。
インシュレーターは振動をコントロールする為の道具。
①ピンポイントによる接触面積の僅少化で振動の伝播を少なくする効果が有ります。
このままでも、敷く位置と敷き込み量でサウンドはかなり変化しますが振動に対して敏感になる傾向が有ります。
②ピンポイント化と合わせて機能を組み込みたいのが、「サスペンション」です。
ピンポイント化だけではまだ振動の伝播を完全にコントロール出来ません。(インシュレーターが鳴く・・・素材の響きが出る)
サスペンション機能を組み合わせることで、お互い(対象機器と床面・棚板等)の振動の影響を受けない様にするとクリアなSN比の良いサウンドになるでしょう。
私はサスペンション機能を持たせる為に「本革」を使っています。
byしき at2012-06-16 10:18 [このレスを削除する]
しきさん コメントありがとうございます。
やはりインシュレーター使いの方は違うと思いました。年季が入っています。その材料の持つ特性と、メリット・デメリットを把握しての使いこなしですね。しきさんも年季が入っておられると思いますので、すご腕なのでしょうね。某む○いさんが「しきさんはいろいろ言われていることもあるが、出している音を聴くと何も言えなくなる!」と言われていました。
で、なのですが自分も技術者のはしくれですので、技術論議も楽しませて下さい。
①の振動伝搬の減少メカニズムの件です。
自分が考える凹凸型のインシュレーターの機能の件です。これが振動伝搬の減少に効果があるのは、接点がピン結合だからだと思います。完全な上下振動を減少させるものではありません。ピン結合させることで、接点を回転フリーな状態として変位で力を逃がす構造です。
そして②「サスペンション」の機能の件ですが、
どのように振動を逃がすのかに他ならないですね。その点、しきさんがお使いの「本革」は変位が少なくても振動を吸収するのに絶好の材料だと思います。画用紙もパルプ繊維を絡ませ、押し固めたものなので本革に性能はかなわなくてもC/Pは抜群ですね。
このサスペンション=振動吸収機能については、別のアイデアが浮かびましたので、それも試してみますね。ありがとうございました。
byヒジヤン at2012-06-16 11:43 [このレスを削除する]
ヒジヤンさん 再レスです。
振動吸収をしてくれる素材に付いて、試して見たい材料が有ります。
ヨネックスの「パワークッション」です。
ウォーキングシューズで既に確認済ですが、なかなかの振動吸収効果が見込めます。
byしき at2012-06-16 13:30 [このレスを削除する]
こんばんは、はじめまして!
我が家でも古いタイプのものですがマグネシウムインシュレーターのスパイク受けのみ使っています!我が家は低域が膨らみ気味なので低域を締めるために重宝しています!
このように上下両方共マグネシウムを使用したことがないのでわからないのですが・・・・・スパイク受けのみを使用した際でも、たしかに色々組み合わせて使用したほうがよい結果を得ることができました。
以下がその組み合わせた結果です。
DACにJ1プロジェクトのIDSコンポジットとA-40と組み合わせています。(これは更に音が引き締まるような感じです。←特に低域)
CDTにも使っているのですが、パシフィックオーディオのオーディオスパイダーシートと一緒に使っています。すべらなくて安心で使っていましたが・・・・もしかしたらいい効果が現れているのかもしれませんね(笑
他にも黒檀の薄板を引きましたが、この場合は更にシャープに低域が締まるような傾向でした。
L-550AXの足の下にスパイク受けを置いたことがあるのですが、この場合は中域が音痩せ、更には解像度低下していました・・・・・下に柔らかい物をしけばよかったのかもしれないですね!!
ためになるレポートありがとうございます!!
byとも at2012-06-16 21:18 [このレスを削除する]
インシュレーターの設置で一番大事なことは滑らせないことです。
硬質な物同士だと滑って本来の性能が発揮できず、大体騒がしい音になります。
今はまだ情報収集の過程でしょうから、凸凹併用でなく片側だけでも試してください。
うまく組み合わせればMgは一つだけでも十分効果が出ます。
木材の却下は早すぎ(笑)
たとえばスパイク側を木材に食いこませるとか。
皿側に球(私の場合はタングステンボール)を置き軟らかめの木材を咬ませるとか、硬質ゴムでも面白い。
点支持に拘らず面での接触も量感を得るのに効果あります。私は3点支持より4点支持にして量感を出すようにしています。この場合ガタが出やすいのでそこをどう対処するかが鍵になりますが。
byVOTTA7 at2012-06-16 21:18 [このレスを削除する]
ともさん 初めまして。
皆さんいろいろやられているんですね。自分はインシュレーターは2年半前に手製で作って以来初めて触るものです。市販品を買ったのはこれが初めてなのです。ですから、いろいろな製品の情報はよく知りません^_^;
ですが、マグネシウムの物性の良さは認めるところです。そして、インシュレーターの神様的なお人↑が盛んに使われているので、これは何かあると睨んだものです(笑)しかしながら、いざ購入してみると、こりゃだめだ!って感じだったのです。使いこなせていなかったようです。そんなことで、アドバイスをもらったので試してみると効果ありだったのです。
ですが、簡単でもっといい方法を見つけました。この方法でしたらマグネシウムでなくとも、形さえ凹凸型なら何でも良いかも知れません。明日にでも日記にしてみますね。
byヒジヤン at2012-06-16 22:40 [このレスを削除する]
VOTTA7さん ありがとうございました。
あやうくお蔵に入ってしまうところでした。そして、更に追加のアドバイスもいただき、ありがとうございます。さすがに、インシュマニアと言うか、お宅の領域も超えられているようです。
こんなお試しをしている中で、素人でも簡単に使える方法がわかりましたので明日にでも日記にしてみます。振動工学的な考え方ですね。VOTTA7さんの神の領域とは桁違いの単純さです。どちらかと言えばウェルフロートの考え方に近いかもしれません。音も同じでストレスフリーでした。
取りあえずインシュレーターはこれで終了とします。またやりたくなる日が来ると思いますので、その節はよろしくお願いいたします。
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