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左右の音を合わせる – 音楽派に向く調整法!?

日記・雑記
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以前から課題に置いていたことに取り組みました。きっかけは、Tomyさんの日記「モノ録音のステレオ再生って良いんだろうか?」です。お題は、「モノラル録音の音源をステレオで再生するのと、一つのスピーカーで再生するのは同じなのか?」でした。

ですが、その前にステレオ再生するときに右のスピーカーから出る音と、左のスピーカーから出る音は同じなのか?という疑問がわきます。この課題は以前に取り組んだことがあるのですが、モノ音源でも左右のスピーカーから出る音は違うものです。

7~8年位前に、左右のスピーカーから出る音を合わせる課題に取り組みましたが、どうしても同じにすることは出来ませんでした。そこで、最新の状態で今一度この課題に取り組むことにしたものです。

使用した音源は下記の2枚です。

1)フィッシャー=ディースカウ(バリトン)カンタータ第82番/J.S.バッハ 1951年録音盤
2)リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)水の上で歌う D.774/シューベルト 1956年録音盤

まずは現状を聴いてみたのですが、1)より2)の方がわかりやすかったです。ソプラノとピアノだけの単純な音源で、音も比較的明瞭に録られています。

ステレオ、左のみ、右のみと聴いていきました。音色の違いはそれほど感じません。違いは左の方が明瞭に聞こえたことです。なぜだろうと思い何度か比較で聴いてみたのですが、左は出音とスピーカーの中心軸が合っているのですが、右は出音がスピーカーの中心軸に対して、やや外側に寄っています。多分、部屋の反射と拡散板の影響だと思います。

そこで、スピーカーの内振りの角度調整と拡散板の微調整で右のスピーカーの出音の中心軸とスピーカーの中心軸を合わせてみました。

この状態で右のみ、左のみ、そしてステレオで比較して聴いてみると、まだわずかな音の差はあるものの、かなり揃って来ました。ステレオで聴くと多少音が柔らかくなるように感じます。

この左右の音を合わせた状態で、左右の焦点合わせの微調整をし、普段よく聴いているステレオ録音の音源を聴き直してみると、音の滑らかさが増したように感じます。今まで音に耳が惹かれていた部分が滑らかに流れる感触です。より音楽性が増す感覚と言ってもよいかと思います。左右のスピーカーの出音合わせは、より音楽嗜好の方に向くサウンド調整法だと思いました。

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