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試聴機の鳴らしこみ – 決断オフ会までに実施したこと

日記・雑記
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これまで使用していたX11が不調となったので代替え候補の試聴機をお借りしたときのことです。西蒲田の試聴室に伺い、A10の試聴機を貸し出してもらいました。CDPとの接続はセレクタースルーのバランス接続がお勧めとのことでしたので、XLRケーブルもお借りしました。

帰宅後にA10をX11と入れ替え位置に置き、配線をつなごうとしたところ、借用したXLRケーブルの長さが短くて届きません。仕方がないので、これまで使っていたRCAケーブルで繋いでの音出しです。

まずは調整用のDiscを鳴らしてみたところ、これまでと比べて、それほど大きな差は感じなかったのですが、変わったのは歪が減ったことです。音量をいくら上げてもうるさく感じません。特に大きな変化を感じたのは、ピアノの音の輪郭が明瞭になり、ひずみが減ったことでした。

反面として、低域の量感が抑えられて押し出しがゆるくなった感触を受けます。島元さんへの最初の報告は、「XLRは長さが足りなくて繋げませんでしたが、素直な音と感じます」とメールしました。

すると、「是非セレクタースルーのバランス接続で聴いてみてください」との返信です。長いものを送ってくれるとの提示もいただいたのですが、お試し用の廉価ケーブルをポチっとしました。

XLRケーブルは、数日後に届きました。さっそくセレクタースルーのバランス接続での音出しです。新品のケーブルでしたが、その出音に興奮しました。これまで素直な歪の少ない音と感じていたものが、ピカピカで力強い音が出るじゃないですか。ここからは、俄然やる気が出てきました。

この出音に合わせて、スピーカー位置の調整、機器の置き方や防振処理、そしてアースラインの適正化をします。

まずは一番音が変わりやすい、アースラインの適正化から始めました。一旦すべてのアースを外してシャシ電位を確認すると、CDPが5Vで、AMPが7.5Vでした。取り急ぎCDPは従来の接続通りとしてAMPへのアース接続です。大地アース、タワシの仮想アース、他の仮想アース様々あります。それらをどの端子につなぐか。組み合わせは無限にありますが、経験値を重ね合わせながら組み合わせを選択し、出音と電位測定を確認しながら試していきます。試した数が多すぎて結果を書き表すことは出来ませんが、オフ会時点での選択結果を記載します。下記は1週間ほどでの追い込み結果ですので、また変わる可能性大です。

A10側はシャシグラウンドにタワシの仮想アースとアルミ製10mmの置台での仮想アースを取っただけです。タワシの仮想アースの先を大地アースにも落としてみましたが変化がわからなかったです。効果が明確でないものは接続しない、の原則で進めています。シグナルラインのマイナス端子経由のシグナルグラウンドへの接続もよい効果は感じられませんでした。

その分、CDP側に凝りました。シャシグラウンドのアース端子からはタワシ仮想アースを介してタップのアース端子に並列に4個接続し大地アースに落とす仕様。デジタルINとOUT端子からシグナルグラウンドに3個。アナログOUT端子からシグナルグラウンドに2個。計9個のタワシポッドの接続です。シグナルグラウンドからは仮想アースのみの接続と大地アースにまで落とす仕様が混在しています。スピーカー部分は変更なしです。

アース接続で、音の明瞭度と厚みが変わります。そして、小音量時でも音色が変わらず明瞭さを保つ点は素晴らしいです。材質の組み合わせ方や最終的なアースラインは自分用のA10が出来上がってから組んでいこうと考えています。

スピーカーセッティングは、ジャズも鳴らすために内ぶり角度を深くして音像重視に変更したうえで、ピント合わせを実施しました。音像重視と言っても部屋いっぱいに広がる音場は変わらずに再生しています。内ぶり角度はリスニングポイントに向けて、約60°の正三角形配置に近くなったでしょうか。こちらも音を聴きながら決めました。

最後に実施したのはA10の防振対策です。底板をステンレス球によるメカニカルアース実施は効果的でした。音のにじみが減ります。置台は、人工大理石4枚重ねの部分にそのまま置く仕様も悪くなかったのですが、A10の足から伝達される振動影響を確認せずにはいられませんでした。オフ会の前々日に10㎜厚のアルミボードが届いたので、このボードをαゲルで浮かせて、エプトシーラーで揺動防止します。

最初の仕様ではアルミボードの固有振動が強くて、エプトシーラーのダンプ機能が負けてしまいました。アルミボードの固有音が出音にのってしまいます。そこで、エプトシーラーの設置を拡大し、ダンプを強化することで固有音はほとんど気にならないまでに収まりました。それでも、ほんの少しキンつきが残るのを感じたので、最後の仕上げにA10の足とアルミボードの間に半紙を挟んでしあげました。このA10の防振処置はまだまだ追い込みが必要です。

以上が試聴機をお借りしてから確認オフ会までの鳴らしこみの経過です。
A10は試聴機でしたが、世代交代させるか否かの判断に向けて、鳴らしこみをしてからのオフ会実施です。時間の許す限り頑張りました。今後のセッティング課題が明確になりましたのでやる意義はあったかと思います。

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余計なことかもしれませんが…

仮想アースのポッドと思われる①②③の数字が何を意味するのか分かりませんが、もしCDPからの各アウトプットのアース線が仮想アース経由で分電盤で電気的につながれて大地に接地されているのでしたらアースループが形成されていることになります。

聴感上この方がよいというのであればどうぞお好きにというしかないのですが…
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レスありがとうございます。

①②③は自分の区分でして、下記の区分としています。わかり難くてすみません。
①・・・通常の金属たわしポッド
②・・・絶縁積層式の金属たわしポッド
③・・・音質調整用と位置づけた多種金属混合の金属たわしポッド

>分電盤で電気的につながれて大地に接地されているのでしたらアースループが形成されていることになります。聴感上この方がよいというのであればどうぞお好きにというしかないのですが…

自分が捉えるアースは、接地アースであれ、仮想アースであれ、シャシグラウンドやケーブルを介して機器間をグルグル回すよりは、いち早く機器内から逃がすことを優位と捕らえています。一方で、アースループと言う弊害もあると思いますが、メリットとデメリットの総合で決めるべきと捉えています。だから、一つ一つ音と電位を確かめながらの実施です。

オーディオの音とは、一つの特性だけで決められるものでないと思うのです。

例えば、音響的なことで言いますと。
低次の定在波の弊害を抑える手法として、石井式の部屋がありますが、あれをやると中域、高域の吸音が多くなり、音楽の躍動感が失われてしまう。要は、メリットとデメリットです。

もう少し言えば、免許の書き換えの時に見せられるビデオです。車に乗ると交通事故のリスクがありますね。それを知っておくことは大事ですが、だからと言って車に乗らないと言うのもどうか・・・ですが、そんな方がいるのも事実です。ですから、個人の主義主張次第ですね。

ちなみに自分は音を優先して決めているのですが、この状態で聴いてもらって客観的な感想はこんな感じでした。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4524/20200723/65496/
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アースループの弊害は、自分のなんとなくの経験では、まずは音の鈍り、鮮度がなく、だらしない音の伸び、そんな感じだろうかと思っているのですが、これはK&Kさんへのレスで言われているように、接地の仕方の個人の捉え方によって様々な恩恵 or 症状にはなると思います。ヒジヤンさんの中でのアースループの弊害の基準はどのようなものですか?

それとも、アースループは実はさほどに目立った症状を出すものではなく、せいぜい「わざわざ接地したのに音が良くなってない」というようなネガティブな、つまり、ループの弊害が出たとしても、大げさに捉えるほどのことでなく、接地したことによるノイズの吸収等の他のメリットで十分に元が取れるという程度の弊害となるのでしょうか?

次回伺ったとき、その辺りもご教授いただきたいです。
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アースループの弊害ですが、自分の経験上では下記がありました。何百通りも実験していますので、大概の弊害は体験しているかと(笑)

1、明確な弊害
・スピーカーからの出音に発信音が出てしまう。
→これは明らかな配線ミスの時に起こりました。
・音が極度に鈍ってしまう。
→これは多くの機器を繋いだときに電源ON/OFFの違いで電位差が機器間に出来てループしたものです。電源ONで直りました。

2、わかり難い弊害
・音の明瞭度が落ちる。
→これがアンテナ効果でノイズを拾ってしまったケースかなと思います。

ですが、2、わかり難い弊害も見分け方は簡単です。
イ)その配策をする前とした後で、音の透明感が増したか減ったかを確認する。
→透明感が増したと感じたらOK、透明感が減ったと感じたらNG、差がわからなかったら止めておく。
ロ)その配策をする前とした後で、その機器の電位を測定する。
→電位が上がっていたらNG。電位が下がる、もしくは変わらなければOK。

電位計測では変わらないケースが殆どだと思います。何もアースしないときに対して、一箇所繋いだときだけ電位は下がるケースが殆どです。裏を返せば、計測とはその程度の判定しか出来ないと言う事ですね。耳を養うことが大事だと思います。

難しいのは、アース接続で音色や音の厚みなども色々な感じ方が変化することです。これを見分けるのは熟練を要すると思いますが。。。

だから、どこに繋ぐのがいいか。どんなケーブルがいいか。大地アースか仮想アースか、仮想アースならどの種類がいいか、たわしアースならどの金属を使うのがいいか、など無限に組合せが考えられるので悩ましいです。ですから、自分も殆ど勘や容易さに頼った決め打ちです。これも、使う機器や環境で変わるようですので、その勘を養うために色々試してみることですね。

単なる職人作業ですが、詳細は次回の時に。オーディオは、まだまだ理論よりも実践だと思います。

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