今日(10/26)は、たびびとさんの家に訪問させてもらいに行きました。
たびびとさんとは、以前に日記にレスを貰ってからのお付き合いで「相互訪問しませんか」と声をかけていただいたのがきっかけです。たびびとさんは、現在結婚真近とのことで忙しいようでPhile-webのコミュには、中々登場出来ないご様子ですが、ご自分のHPを着々と進化させておられるようです。
場所は、茨城県の佐貫ですが以外にも近いです。上野から快速で38分の距離でした。
お宅は、一般家庭の2階にリスニングルーム兼シアター兼自分の部屋です。
(携帯のフラッシュなので暗くてスミマセン)
(1年に1度も開けないというシャッターを開いてもう1枚 カシャ!)
足を踏み入れての第1印象は、1)床が硬いこと、2)機材とケーブルが床いっぱいに這いまわっていることです。
床の硬さは、鉄骨作りなのですがコンクリート板を直張りでカチカチです。
部屋の特徴は、広さが変形12畳、鉄骨作りで、壁は硬い所とベコベコが共存しており、天井はどちらかと言うと弱い方です。特徴的なのは、部屋の前側コーナーにクローゼット、後側コーナー押入れがあることです。ただし、前側(スピーカー後)のクローゼットはすでに取り払われており、コンクリートがむき出しになった所をベニアで隠すといった処理がされていました。
使用機材は、主に下記の布陣です。
スピーカー:AVALON OPUS アンプ:CLASSEで統一 CDプレーヤー:LINDEMANN 820
そして、この機材をつなぐケーブルがすごい!
STEALTHなどの高級ケーブルがごろごろしています。直径5cm位ありそうな電源ケーブルやスピーカーケーブルが所せましと這いまわっています。
電源も相当凝られているようで、詳しいことは申し上げられないほどの内容です。
ルームチューニングは、スピーカー後方の壁面にLVパネルが開いて固定されており、後は天井の1次反射部にプチプチが2枚設置してありました。
まず、最初にたびさんのディスクを聴かせてもらいました。
女性ボーカルからです。スタート。音量は小さめです。
ウ~ン、ボーカルが遠い!スピーカーから後ろの壁まで1.5m位あるのですが、壁付近にボーカルが居ます。そして、ギターはスピーカーの位置。音場派のヒジヤンとしては、音場ばかりを聴いてしまいます。ちょっと、期待はずれだな~なんて思ってしまいました。
次に、バイオリンコンチェルトです。
ウ~ン、これも音場が狭い!奥行きはかなり出ているのですが、何せオケがスピーカーの内側に集まってしまっています。なんてコメントしたらいいんだろ~困ったな~なんて思ってしまいました。
次は、持って行ったディスクの番です。ボーカルとクラシック。
まずは、軽くボーカルから「KKVレーベルのKARI BREMNES」このソフトは、クリアな音と深く沈みこむ低音が特徴です。ボーカルは、先の通りで遠いのですが、低音はまずまず。AVALONて低音が出にくいと思っていたのですが、OPUSはバスレフ+底面にもウーファーがあるとのことです。包み込むような低音が出ていました。
次に、「ケリー・スウィート/ウィー・アー・ワン」このソフトは音場が広く透明感のある声が聴けます。ウ~ン、ボーカルが大きく右に寄っている。これはおかしい!
ここで気付きました、リスニングポイント後方にある部屋に突き出る形で作られた押入れが部屋の響きを殺しているのです。このリスニングポイントでは。50cm体を前に突き出すと、スッーと音場が広がり空間が開けます。今日はお客さんとのことで、シアター用のソファーで聴いていたのですが、普段はリスニングチェアで前で聴いておられるのでしょう。
ここからが、本格的な試聴です。体を前に突き出して試聴開始。良いです。さすが、AVALON!たいしたルームチューニングもしていないのですが、スピーカーの置き位置で音楽の空間を出しています。スピーカーが消えているのです。
さて、本命のクラシックです。
まずは、小編成のヤンセンの四季。自然な感じで楽器が演奏します。ベースも力強いです。
次に少し編成を大きくして「Pragaレーベルの死と乙女」音場はスピーカーの外まで広がり、編成がいい感じの演奏です。楽器の分離も良く、繊細な雰囲気です。
更に、編成を大きくして先ほどと同じ「PentaToneレーベルのフィッシャー ハチャトゥリアン バイオリンコンチェルト」これも先ほど聴かせてもらった時とは大きく印象が異なり音場は広く、弦楽器が繊細な音を奏でます。広がりよりも奥行き感がある演奏でした。
最後に、交響曲ヒジヤンお気に入りの「Water Lily Acousticsレーベルの マーラー5番」冒頭のトランペットが始まりました。かなり遠くで鳴っています。奥行きが深い。そして、最初のトゥッティです。ジャーン!ウ~ンここは、地を這うような低音が出したいところ。続く第1バイオリンからビオラ!空間に次々に現れるメロディとハーモニー、いいですね~。
と言った所です。
ここまでの印象では、「空間表現がよく繊細で音楽を聴かせる音づくり」との印象でした。
音場の距離は、コンサートホールでの10列目辺りと言ったところ。
個人的に、手を入れたいところは「リスナー後方の反射」を増やしたいです。音場がリスナーの前方に集中して、ホールで聴く感覚とはちょっと違うかな!って思いました。
その後食事に行ってPhile-webのコミュの話を色々と。コミュに登場はしないけれど、内容は見られているようでした。(ご馳走様でした。)
戻ってから、数曲を聴いた後で何やら体の後ろ隠しにソフトを持ってこられました。
YGアコースティックスのデモCDで「鬼太鼓座」です。最初は小太鼓がペンペンペン、途中から大太鼓がド~ン。凄い低音です。最後の一発は身震いするほど体が揺れました。
その手のCDを数曲。みんな面白いので******ってもらいました。「家で聞いたらどんなんだろ~」「楽しみ楽しみ」
長々と書きましたが、我が家の音との比較でまとめると下記です。
聴く音楽は、2人とも同じボーカルとクラシックが中心ですが!
たびびと邸・・・空間表現が良く、繊細で、締まった音 ・・・A型の音
ヒジヤン宅・・・空間表現が良く、おおざっぱな、膨らんだ音・・・O型の音
◇たびびとさん血液型A型ですよね!(なぜか、音にも血液型が表れるようです。)
◇今日は、楽しかったです。本当にありがとうございました。
コメント集
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こんばんは。血液型A型のです。
皆さん訪問が盛んですね。やはり他人の音を聞くと言うことは大変勉強になります。そして自分の肥やしになっていきます。私も頑張らねば・・・
たびびとさんのシステムはまさに正当派アメリカハイエンドシステムですね。音場感重視のキレイな音がしそうです。お値段も相当いきますね。音は私の好みとは違いますが、こういう系統が好きな方も多いようで・・・どんな音楽を聴かれているんでしょうか?
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>どんな音楽を聴かれているんでしょうか?
⇒確かに抜けていましたので、本文に追加しました。
(聴く音楽は、2人とも同じボーカルとクラシックが中心ですが!)
今日は、Mac_celさんの話題も数多く出て、たびびとさんも「気になるな~、是非聴かせてもらいたい」と言っていました。
来月、伺いますのでよろしくお願いします。
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>ヒジヤンさん
昨日は遠いところありがとうございました。
やはり自宅で聴いていただくのは勉強になりますね。
>普段はリスニングチェアで前で聴いておられるのでしょう
実はそのままソファ、または後ろにあったベッドで聴いています(^^ゞ
音場(の広がり)に関しては特に気にしていない…というか、それよりも距離による音の佇まい(帯域のつながりやスピード)に重点を置いています。
横のクローゼットは私の駄耳にはあんまり気にならなかったりします(^^ゞ
といいつつ、あの後前で聴いたらそれならではの良さもありました(笑)
>Mac_calさん
私は最近はクラシックが増えて来ましたが、基本的に雑食です。
ラックにはロックやレゲエもあったりしまして、いつかAvalonで鳴らしてやろう、鳴るといいなと思いつつ、i-podやリア兼用のJBL4312Mで聴いています(^^ゞ
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謎の血液型判定!!ww
ちなみにワタシはA型です。
同じ系統の音楽が好みでも、不思議と出来上がるシステムは結構違うんですよね~~。
他の人のシステムを聴かせて頂くたびに、新たな発見があってスゴク勉強になります。
こういった試聴記もそうですし、色々活発に交流されてるのを見ると、素直に”羨ましいなぁ・・・”って思いつつ、色々意欲を刺激されます。!!
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ウ~ンなるほどなるほど!
やはり、皆さんそれぞれ聴き方が違いますし、重視する点も違うのでそれに合わせて音作りをされているんですね!非常に勉強になります。
>距離による音の佇まい(帯域のつながりやスピード)に重点を置いています。
自分がどのように聴いたか、それに対する音作りの見解を教えてもらう。勉強になりますね~。何かハットさせられるものがあります。
そういえば、たびさんは全ての音楽をオールマイティーに聴くことを目指しておられたんでした。
今度は、また我が家の進化したサウンドを聴きに来て下さい。
追伸
・携帯のカメラの写真でゴメンナサイ。帰りにデジカメ買いました!
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今回のたびびとさんのサウンドを聴かせてもらい、A型の音かな~なんて勝手に思っちゃったのですが、実際の所はどうなのかはよくわかりません。ですが、それぞれの方のお人柄はサウンドにも影響するのでしょうね!
さもえどさんは、ご自身のサウンドを振り返って見ると(聴いてみると)どうでしょうか。
前にも、どこかで書いた気がしますが、ログさんのところに来られたときは、近くですのでお立ち寄り下さい。
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アバウト&お調子者に努めるMt.T2@A型です。
確かアバロンもどちらかというと音場型の得意なSPなんですよね。インターナショナルオーディオショウでアイシスを聴きましたが、もの凄く美音系のSPだと感じました。
たびびとさんのシステムもヘイリー&美奈子のアメイジングクレースなんか聞いたらとろけて逝ってしまいそうなくらい心地よさそうな気がしますね。(^^;
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そうですか、やまてつさんもA型だったのですか。
それを聞いて、ふっと思いました。
「やまてつさん好みの音づくりなんじゃないかと・・・」
そして、ひとつ言いたいことは以下です。
「このくらい、成熟させたシステムになると使っている機材のメーカーのサウンドではなく、使っている人のサウンドになるものだと思います。これは、どんな機材を使おうが、その人の好みのサウンドにチューニングして行ってしまうと言うことです。」
「ですが、最終的に好みの音にチューニングしてしまうとしても、その道に早くたどりつくために相性のいいメーカーはあるとも思っています。」
お宅訪問は始めたばかりですが、実施の経験の中で何かの法則など見つけられたらいいな~なんて思っています。
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