二つのDual:スクリーンとセンタースピーカー

日記・雑記
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そろそろ東京に戻らなければならないので、恐らく、当面の私の日記はこれで一旦切り上げです(初登場以来の自己紹介代わりのネタもなくなってきたし)。

今回は、Auro3Dネタではなく、伊豆の家の映像鑑賞システムについての、ささやかなこだわりポイントをご紹介させていただきます。

正直言って、Aに比べるとVはお金も手間もあまりかけておりません(笑)。まず、プロジェクターですが、見ての通り、もう古いものです。[:image1:]

AVショップの店員が、やたらに新しいJVCのプロジェクターを勧めてきますが、200万円もするのに「センターキャップ手動」という一点において、却下(笑)。天吊り(屋根裏がないので、大工に頼み込んで「神棚」のようなものを作ってもらい、「棚」の下に取りつけてもらった)なので、レンズキャップを手で開け閉めするのはおっくうだし、来客に見せるときは格好悪い(笑)。このモデルは電動シャッターなので、格好いい(爆)。それだけの理由でこれにした程度しか、Vにはこだわりがありません。

最近(1年ぐらい前かな)買い替えたものとしてはスクリーンがあります。以前はOSの120インチ(16:9)だったのですが、これはシアターハウスというローカルメーカーの140インチ。基本、AもVもメジャーブランド好き(というか、よくわからないのでショップの店員に言われるがまま)なんですが、この買い替えのときはネットで検索して主体的に選びました。

目的は、シネスコと16:9の両方を楽しむこと。「そんなん、当たり前じゃん」と言われそうですが、普通のスクリーンでこの二つの映像を見ようとすると、どちらかの映像の時に「白地」(映像を投射する面)に光の当たらない部分が残っているはず。つまり、16:9のスクリーンを持っている方は、シネスコを見る際に上下に白地が余る。シネスコサイズのスクリーンを持っている人は、16:9の映像を見るときに左右に白地が余る。「余る」、すなわち映像の切れ目の淵が黒幕ではなく、白地のままだと、実はくっきりした映像にならないのです(その、光学的または人間工学的メカニズムは不詳)。

で、見つけたのが、シアターハウスというローカルメーカーの「ハイブリッドスクリーン」というもの。
https://theaterhouse.co.jp/p_xdr/

これ、もっと宣伝すれば売れると思うんだけど、知らない人が多い(AVACの店員すら知らなかった)みたいなので、私が代わりに宣伝しておきます(笑)。このスクリーンは、通常の「白地に黒淵」の16:9のスクリーンに、黒幕だけのスクリーン(?)がDualで入っていて、それぞれモーターがあり、別々に動かせる。[:image9:]

でもって、シネスコと16:9だけでなく、あらゆる映像サイズに対し、プロジェクターのズーム機能と組み合わせれば白地を余すことなく黒の縁取りを設定できるわけ。拙宅の場合は、16:9とシネスコそれぞれのポジションをメモリーに入れてあり、リモコンワンタッチで切り替える(プロジェクターの方も、ポジションを記憶できるのでリモコンで切り替える)。こんな感じ。[:image3:][:image2:]

かなりユニークで、かつ実用性も高く、これには満足しています。画面の色が引き締まり、プロジェクターを買い替えるより視覚上の効果は高いかも!値段は、キクチやOSの電動スクリーンと同じくらい(ただしカバーがないが)。オススメです。

もう一つのDualは、センタースピーカーです。これはもしかして結構実践している方もいると思いますが、要はセンタースピーカーをスクリーンの上下に置くということ(拙宅の場合は、スクリーン裏真ん中の「本当のセンタースピーカー(本来はサラウンドオーディオ用)」からも音が出るので、3センタースピーカーです)。

サウンドスクリーンも考えたのですが、ショップの店員に「カーテン越しに音を聞くのと同じです。透過型だからといって、まるでそれがないかのようなクリアな音がするわけではありません」と言われ、VよりAに敏感な私としてはサウンドスクリーン導入はやめました。でもやはりアップの時の人の声はスクリーンの真ん中から聞こえてきてほしい。そこでセンター出力をバランスとアンバランス両方から出している8805の特長を生かして、バランスからはデジタルアンプのBTL接続でKEFの「本当のセンタースピーカー」に、アンバランスからはそれをヤマハの5200に入れてバイアンプ出力させて、一方はスクリーン上部の梁に設置してあるヤマハのセンタースピーカー(灰色のサランネット)に、[:image7:]
もう一方の出力は上下逆さまに設置(スクリーンの下から同軸ツィーター・スコーカーが覗くように)してある、昔使っていたKEFのReference Model 2というスピーカー(撮影のためサランネットを外してある)に、それぞれシングル接続しています。[:image5:][:image4:]

ただ、このままだと私の主目的であるサラウンド音楽鑑賞の際に、センター出力が上中下と3台のスピーカー(しかも全部異なっている)から出ることとなり、音の定位感や品位が損なわれてしまう。その解決法として、物理的に上下のスピーカーだけを切り離せるようにスピーカー切り替え機をそれぞれに使ってOn/Offしています。[:image6:][:image8:]

映画を見るときには上下のスピーカーをOnにするのが少々面倒ですが、たまにしか見ないのでまあしょうがないと思っています。時々、上下のSPをOnにするのを忘れて映画を見始める(つまりスクリーン裏のセンタースピーカーだけから音が出ている状態)ことがあるが、すぐに気が付くほど上下SPの効果は絶大です。

以上、なんらかの参考になれば。

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