関連の内容の連投になります。「いい加減、お前の話は飽きた!」という向きもありましょうが(笑)、これ、マルチチャンネルオーディオやマルチチャンネル環境での映画鑑賞をしておられる方は、皆さん、ご存じなんでしょうか?昔の漫才のネタじゃないですけど、「こんなの知ったら、夜も寝られない!」タチは私だけ???
これは、先の拙日記にレスをいただいた、ぺぶるすさんからご紹介いただいたサイトに掲載されているグラフです。
一般に、サイトに書いてあることの信ぴょう性は確かに問題が少なくありませんが、この記事は顔写真・肩書・学歴・実名(恐らく)入りで、この分野のご専門の方の文章であることはまず間違いないところです。
私がびっくりしたのは、下記のグラフと説明です。
[:image1:]
私は今まで、マルチチャンネルシステムにおける位相(ユニット別の極性)ばかりを問題にしてきましたが、この方のレポートによると、極性がたとえすべて同じだとしても、マルチチャンネル内の各スピーカーのクロスオーバー値が異なれば、「位相干渉」とかで合成された再生音はフラットにならない(右下の図)とあります!
いや、これ、最初に言ってくださいよ!(少なくともAVショップの方には教えてほしかったなあ…)
Atmos対応とかで、地上7ch、天井6chとか、地上5ch、天井4chにしている皆さん、これら全部のスピーカーのクロスオーバー周波数合ってますか?そもそも私なんか、全SPのクロスなんて知らない・気にしたこともない・・・
これは3Wayと2Wayが混在していたらもう(厳密に言えば)アウトですし、たとえ全部2Way(まあ、3Wayでも)で揃えていたとしても、異なる機種でクロスオーバー周波数がずれていたらアウトということですよね。例えば、AVACの各店はマルチ試聴用にB&Wを揃えていることが多いですが、あれ、全ユニット正相で極性の問題はないので「ああ、最初からそうしておけばなあ」とちょっとうらやましく思っていた部分があるんですが、フロントが804D3の3Wayで、サラウンドが2Wayの805D3なら(あるある展示パターン)、もうダメ、少なくとも「理論的には」パーフェクトではないんですねぇ(今日まで知らなかった…)。
これを回避するにはもはや事実上、SWを除く「すべて」のSPを「同一のもの」にするか、どうしてもメーカーや大きさや購入時期を混在させて使いたいのなら、「すべて」のSPをフルレンジで揃えるしかないということです!!!(全部同じ2Wayまたは3Wayで揃っている中に、フルレンジが混入するのはOKなのかな?)
無理だわ(´;ω;`)
どーりで、ホームシアターの「インストーラー」と呼ばれる人たちが、やたらEclipseを使いたがる理由がやっとわかりました(すごいリベートが出てるのかと思っていた…富士通さんすみません=笑)。
しかーし、この記事にはここで、救世主の紹介があります。
それが、下記。
[:image2:]
どうやら、FIRフィルターとかいうのを使うと、これらの問題が解消されるそうです(画像右下。以前、assiさんに同様のご指摘をいただいておりましたが、このグラフで目が覚めました=汗)。ここから先は私にはさっぱりなので、これ以上は止めておきますが、文系の私が学んだ結論は、「SPが混成チームならFIRフィルターなるものを使うAVアンプを探せ!」です(笑)。
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