Auro3D、現在地(2021) ハード編

日記・雑記
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今月末で、私ことAuro3Dがこのコミュニティにデビューしてちょうど丸一年となります。

このコミュニティに入れていただいたお陰で(せいで?)、この一年でオーディオ機器もさることながら、自分の知識・認識も大きく変わりました。そこで今回は、これまでの来し方を整理し、合わせて現時点での拙宅におけるAuro3D環境を図示することで、後に続く方の参考になるような日記を書いて、一周年の記念としたいと思います。

拙宅で私がAuro3Dを始めたのは、約2年ほど前にそれまで使用していたパイオニアのLX89をマランツのAVプリ8805に買い替えた時からで、Auro3Dを名乗っている割には、まだ日の浅い嗜みではあります。

8805を購入してまず最初にやったことは、これこそAuro3Dのキモと見極めたVoice of Godと呼ばれる頭上スピーカーを設置する工事と、そこで使うワイヤレスアクティブスピーカー、DynaudioのXEOを購入したことです。

2Fのスピーカー群はヤマハの7台で、これはもう10年以上前にこの家を作った時から使っている(当時はAVアンプもヤマハで、7.1chでした)ものですが、その後一部入れ替えて今は同一シリーズで揃えています。これに対し、当時の1Fのスピーカー群は寄せ集めで(笑)、LCRとサラウンドLRがKEF、サランドバックがJBLで、そこに3FにDynaudioを加え2Fのヤマハも入れたら4メーカー乱立となっていました。今の自分がこれを見たら、「徹底的に(笑)ダメ出し」をしまくるラインナップでしたが、LX89のMCACC-proがうまくまとめてくれて、Atmosなどの映画音響レベルであれば、それなりに楽しめていたと思います。

その後ちょうどこのコミュニティに入れていただく前までに、「ちょっといい2Wayで、ブランデーを片手に、深夜に色っぽい女性ボーカル」というコンセプトで(笑)、ソナスのAmatorIIIを購入、JBLと入れ替えました。さらに友人が海外転勤になって持て余した同じソナスのSonettoVIIIを譲り受け、フロントLRのKEFと入れ替えておりました。

さて、この状態でここに来たのが一年前。そして、このコミュニティで最初に教えていただいたのは、音楽中心ならセンタースピーカーはLRと同じものを揃えろ、ということでした。できれば5chとも同じものをということでしたが、すでにあるAmatorIIIを買い替える気にはならず、「まあ同じソナスだから大丈夫だろう」ということで、まずはセンター用にSonettoVIIIをワンペア買い足したのでした。

しかし、この考えが甘かったのを思い知らされたのはこの後で、「どうせなら1Fは全部ソナスで音色を揃えよう」と思い、残ったサラウンドバックのKEFの入れ替えを決断。ついでにフロントワイドも入れることにして、お世話になっているダイナミックオーディオで同じSonettoのVIII(3Way)とI(2Way)の組み合わせ試聴をしたところ、なんと、音が真ん中に定位しない!さらに片方を逆極性に接続したら今度は定位したので、もうその場にいた輸入代理店の社長さんも、ダイナの営業部長さんも大変なことに(笑)。

結局、ここから私の「位相を求めて三千里」(笑)の旅が始まったのでありました。

この前後の紆余曲折に関してはご関心のある方は過去の拙日記をご覧いただくとして、この「旅」の終着点として、今月初めに、Storm Audio ISP MK2というAVプリを導入しました(Alternativeなチョイスとしては、全スピーカーをフルレンジの同一のものにする、というオプションも別の「終着点」としてありえました)。

このメーカーは元々Auro3Dの発案者が起こした会社だったので、初号機の頃から気にはなっていたのですが、「8805でフルスペック(7.5.1=13ch)のAuro3Dに対応しているし、価格差大きいし、これで十分」と思っていたのですが、位相問題勃発後、俄然、注目を集めるように!(まあ、私だけですが=笑)

詳しい理論やメカニズムは未だ十全には理解しておりませんが、結論だけははっきりしていて、「現存する日本製のAVアンプではこの位相問題に完全には対応しきれていない」。そうなると選択肢はほとんどTrinnovかこれしかなく、私は24chが欲しかったので、前者だとさらに倍の値段(!)だったこともあり、「ここはやっぱ本家本元でしょう、Auro3Dを名乗るなら」と自らを納得させて(笑)、Trinnovとは比較試聴もせずに決めてしまいました。

これにて、私の「Auro3Dと位相を巡る旅」(=機器整備)はいったん終了です。これまでご助言いただいた、すべての方に感謝いたします。このコミュニティの皆さんの助言が無ければ、この「旅」は終わるどころか、始まることすらなかったと思います。今後はシステムのさらなる使いこなしとオーディオ耳の鍛錬、並びにソフト発掘に努めていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いします。

最後に、1周年の記念として(笑)現在の伊豆の拙宅のスピーカーレイアウト図を作ってみました(私のポンチ絵で恐縮ですが、皆さんのようにCADとか使えないので、設計図書のコピーを使いました=汗。どなたか代わりに書いてくれませんかね?)。実際のイメージは「マイルーム」にある写真を見ていただければと思います(一部、古い写真が残っていますが)。これからAuro3Dの導入を検討しようとする方に、何らかの参考になれば幸いです。

平面図

[:image1:]

断面図

[:image3:]

以上、私の拙日記に触発されて、一聴すれば5.1ch SACDなどとは別世界を開いていることが誰でもわかる(ソフト編はまた後日)イマーシブオーディオ、Auro3Dの世界に真剣に取り組んでくれる方が増えるのを期待している、「Auro3Dファンクラブ会長=自称、会員数ゼロ=爆、絶賛会員募集中!」でした(笑)。

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