9月末日、緊急事態宣言最終日の昨日、秋葉原のダイナミックオーディオさんに行ってきました。目的は別にあったのですが(後程別記事にします)、そこになんと!、「まだ箱から出したばかり」という、今年後半のハイエンドスピーカー界の話題を独占しそうな、あの(笑)、B&Wの800シリーズの最新中核モデル、803D4が置いてありました(AVAC馬車道店からも昨晩アナウンスがあったので、どうも首都圏の主要ショップにこの日に試聴機を卸したようです)。
自分の目的の試聴が一通り終わった後、4F担当の島さんにお願いして、持参のソースをいくつか聴かせていただきましたので、簡単にご報告します。[:image1:]
なんと(「なんと」が多いなあ=笑)、これ、まだ島さんも聴いていないとのことで、私が最初の試聴者だとか。Virginなんて久しぶりですので(ちょっと品が悪い?=笑)、ちょっと久しぶりにドキドキしながら、スタートしました。
使用機器は、先の日記に写真を載せたアキュフェーズのSACDプレーヤーとDACに加え、プリアンプにEsotericのC-02X、パワーアンプに、当日試聴させていただいて、改めてその良さを感じたChordのUltima 5という組み合わせ。
期待させておいてなんですが(笑)、私は800シリーズのオーナーになったことは一度もないので(ショップで聴かせていただいたことは数え切れずですが)、ここから先は簡単に書きます(この記事の趣旨は、「オーディオショウを待たずに聴けますよ、気になる方はお早めに!」なので)。
その前に試聴していたSPがAmator IIIで、私の愛機ですので、それとの比較はあえて避けるために、異なるソースを聴きました(自己保身!=笑)。
まず、Jazz。シンバルのハイハットひとつで、只者ではないハイレゾ感がすぐにわかる。そしてチョッパー風のベース。自宅でもよく聴き慣れているソースなのですが、ここまで締まった低音はさすが。指じゃなくてピックで弾いているよう。次に聴いたチェロのバッハでは、この締まった低音は私の好みからするとSolid過ぎて、もう少し胴鳴りが欲しかったかなあ(私は「甘い」音が好き。もちろん、筆おろし初日=下品Again?=なので、エージングが進めばよくなりそうな予感)。ピアノのDuoは、さすがの一言。ヤマハとスタインウェイの音色がはっきりと鳴らし分けられている。ピアノ好きには、B&Wの音は堪らないですよねぇ(個人的に、「ちょんまげ」さえ無ければ絶対買ってます!)。
そして、一番印象に残ったのは、「美空ひばり」(オーディオファイルの方、笑わないでください!一応、Stereo Sound社のリマスタリングSACDで、録音に優れた私の試聴用Referenceの一つです)。
これは拙宅のAmator IIIでも定位感のチェック用に、スピーカーの位置を変えたときなどに使うのですが、普通、こういう大型の3Way以上のSPって、どうしてもよくできた2Wayブックシェルフに比して、「口が大きくなる」じゃないですか。しかし、803D4は私の持っているSonettoVIIIなんか比較にならない(元々、金額的対称性は取れていないが=汗)ほど、「口が小さい」。最も、これはダイナ4Fの試聴室の環境とセッティングのお陰も多分にあるとは思いますが。
SP間の距離が3Mはあるというのに、全く中抜け感を感じなかったのも特筆しておきます。大型フロアSPですから、恐らく、オーケストラとかビッグバンドジャズなんかだとさらに本領を発揮するのでしょうが、まさかこれが聴けるとは知らなかったので、「小品」のソースしか手持ちになかったのが残念ではありました。
本当はD3をお持ちの方が一番気になっていると思います。今日から、日本全国、大手を振って出歩けますので(笑)、このコミュニティの皆さんの「損得」抜きの新旧比較試聴記(オーディオ雑誌はどこも特集するでしょうが、やはりどうしても「営業上のバイアス」は避けられない…つまり、「良くなった」と書く以外のオプションは彼らにはないはず)が続くのを期待しております!
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