STA-9とOctaveのアンプの入れ替えが完了しました(多謝)

日記・雑記
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このほど、伊豆の拙宅のアンプを少々入れ替えました。拙日記でご相談させていただいた、STA-9の片チャンネル使用の是非やBTL接続およびOctaveのA級真空管プリメインアンプの選定に際し、多くの方にご助言いただきました。ここに御礼とともにご報告します(「マイルーム」も今回の変更を反映して修正しました)。

まず、STA-9の片チャンネル使用についてですが、メーカーの最終回答は「そのままでも問題ない」ということでしたが、一応、皆様にいただいたアドバイスの中からミニマムのものをまずはやってみて、今後ノイズが出るようでしたらまた考えることとしました。

実施したのは、未使用入力端子へのキャップです。XLR入力の片側と、RCA入力LRです。ダイナの島さんが問い合わせてくれ、輸入代理店によると、「バランス、アンバランスケーブルを同時に接続するとアースループによって、音質劣化を招く要因になる」とのことで、どうやら内部で微妙に(?)この二つはつながっているようなので、念のため、両方にキャップをしておきました。
[:image1:]
<上が、片チャンネル使用(中高域用)、下がBTL接続(低域用)>

使用したのは、Audio Quest というメーカーの「Input Noise-Stopper」というもので、Luxman なんかのアンプを買うとついてくるプラスティックのキャップとは異なり、ちゃんと重みのある金属製です。これをLCRの中高域用に用意した3台のSTA-9すべての空き端子(XLR1か所、RCA2か所)に装着しました。ついでに低域用にBTL接続した3台のSTA-9にも、空いているRCAの入力端子に念のため装着しておきました。

出音は、片チャンネル使用のお陰(セパレーション?)か、はたまたキャップのお陰(ノイズ侵入?)か、中高域のS/N比が良くなった(ような気がする=笑)。ウーファーの3ユニットにつないだSTA-9(BTL接続)と合わせ、キレ・迫力のみならず、なぜか?定位感もUPした(気がする=笑)。Octaveの納品のために拙宅にまたまた来ていただいたダイナの島さんに試聴していただきましたが、「プリを変えた影響が大きいと思いますが(前に聴いていただいたときは8805、今回はISP MK2)、これならマルチじゃなくても2chでもいい音で聴けますよ」と言われ、普段ハイエンドの2chを扱っておられる専門家のお言葉だけに、お世辞半分にせよ(笑)うれしかったです。

一方のOctave V70ClassAですが、こちらは拍子抜けするほど、簡単に設置していただきました。さすがに真空管をはめ込むときに手袋をする(指紋がつくと焼けるそうです=Octaveのアンプには専用の手袋が付いてくる!)のにはちょっとびっくりしましたが、「バイアス調整」とかいう私には訳の分からないものも、この機器は不要で、電源を入れてしばらく経つとウォーミングアップとともに自動で調整してくれるそうです。トランジスターと違うのは電源を入れてちょっと(数分?)待たないと音を出せない点ぐらい。
[:image2:]
こちらの出音は、設置当初はしばらく島さんが調整のために聴いておられましたが、Amator IIIとの組み合わせで「結構いい低音が出ていますね」と言われました。拙宅のAmator IIIは可動式にするためにキャスター付きのTAOCの台に乗っているので床への設置より10センチほどは高いので、普通であれば低域が痩せるはずなのですが、部屋がダイナさんの試聴室よりかなりライブなので、それでカバーされているのでしょう。小型ブックシェルフの場合、ご存知の通り設置のキモは低域の質と量なので、そこそこ合格点をいただけたようです。

最後は、マルチチャンネル再生にOctave+Amator IIIを組み込む作業です。ISP MK2の出力はXLRで、Octaveのスルー用の入力はRCAだったので、そこは変換ケーブルを入れてつなぎました。島さんがお帰りになった後に、キャリブレーションを済ませ、出音を確認しました。

拙宅の環境ではOctave+Amator IIIはマルチではサラウンドスピーカーになるのですが、唯一、懸念があったのは、フロントとの音色の違いが広がるのでは、という点でした。というのは、元々フロントはSonettoVIIIで、同じソナスとはいえ、Amator IIIとはツィーターも別ユニットですし、そのうえ今回はアンプを変更し、SonettoVIIIはA+D級のSTA-9(しかも低域はBTL)、対するAmator IIIをドライブするOctaveのパワーアンプ部は真空管のA級(バイワイヤ接続)ですから(ちなみにプリ部はトランジスター)、「前後で全然音色が異なったら、マルチ再生の一体性が無くなるかも」と不安でした。

で、試聴の結果としては、先の島さんの感想ではないですが、真空管(さらにA級)が出す低音は、結構な深み・重みがあるようで、ウーファー3ユニットをBTLで駆動するようになってパワフルさを増したSonettoVIIIと、真空管A級でドライブするAmator IIIが、少なくとも低域に関しては、「結構いい勝負をする(笑)」(床を震わせるような超低域は別=ただし、これはマルチの場合は、SWがAmator IIIの足りない部分をカバーする設定)かなと。以前は、SonettoVIIIもAmator IIIも同じSTA-9のバイアンプで鳴らしていた(つまりSTA-9を5台使用)のですが、その時よりも、前後の差は(少なくとも低域は)小さくなったと感じました。

取り敢えずのご報告は以上です。今回はまだつないだばかりなので、これからエージング?なり、使いこなしなりをしていきたいと思っております。

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