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MF邸・KYLYN邸訪問記

日記・雑記
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いきなりクイズです。この写真はどちらのオーディオルームでしょうか?
[:image1:]

TIAS2018に絡めてオーディオ訪問させていただきました。

1. MFさん邸

ひとことで言えば鮮烈です。
スピーカーもアンプもお部屋も相当高い水準で使いこなされています。記事の為にあえて書いた弱点や欠点は些細なことに過ぎません。(しかもそのうち一つは濡衣の可能性あり)

MFさん 曰く、下流は変えずにひたすら上流を磨いてこの音にたどり着いたとのこと。上流の重要性を説いておられました。そんな上流の鬼の住処に、お願いして拙宅の上流を持ち込み比較させていただきました。我ながら無茶な企みです。承諾して下さったMFさんには頭が下がります。

・MFさんの上流でMFさんの音源
・MFさんの上流で私の持ち込み音源
・私の上流でMFさんの音源
・私の上流で私の音源

上記4種を順序良く聞かせていただきます。特徴的だったのはMFさんの上流でMFさんの音源を再生したときの音の鮮烈さ、鮮度の高さ。ダリからまるでホーンスピーカーのような鋭い音がします。

同じ音源を私の上流で聞くと落ち着き穏やか細やかですが当たり障りのない音がします。悪く言えばぬるい。

MFさん曰く、MFPCを除く一般的なCD再生の音はどれもそういった傾向にあるとのこと。

強いてMFさんの上流の欠点の様に感じた点をあげるとすれば、それまで抜群だった音離れが急に悪くなりスピーカーに張り付いてしまう音源があったことでした。同じ音源を私の上流で再生するとちゃんと分離します。

この記事を書いていて、ふと一つの可能性に思い至ったのですが
もしかすると一旦スピーカーから離れた音が(左右とか部屋とかに合成されて)そこにあるかの様に聞こえた(定位した)場所に たまたまスピーカーがあっただけ かもしれません。だとすると正しい位置に描写できない私の上流とはいったい…

差異を纏めると、同じ音源、同じボリュームでも
・MFPCの方が音量が大きくなった様に聞こえる
・音の定位する位置が異なる、おそらくMFPCの方がちょっと外側に(前後方向は前側に)定位する

MFPCの音はデジタル音源なのに まるでレコードの溝の奥の奥まで精緻にトレースした様な、そしてMFさんのシステムは怒涛の上流を受け止めその差を十分に描き分けるセッティングがされた音でした。

話が飛躍しますが、オープンリールならもしかしたらMFPCと同じ傾向の鮮烈さを持っていないでしょうか。それと、テレビとブラインドの段差はやはり気になりました。些細なことですが。

MFさん、時間の都合をこちらに合わせて頂いた上、駅まで送って頂き大変助かりました。ありがとうございました。

2. KYLYNさん邸

ひとことで言えば私好みのボーカルサイズでした。
スピーカーもアンプもお部屋も相当高い水準で使いこなされています。記事の為にあえて書かれた弱点や欠点は些細なことに過ぎません。(あれ、なんだか使い回しみたいですね。いえいえ、両者に言える事なのです!)

KYLYNさん曰く いつ終わるとも知れない仮住まいなので 特別な事はしていないとのこと。(特別な事と特別でない事の境界は何処に。)そしてご近所に配慮して音量セーブの上さらに音楽を聞く時間を自主規制されていました。

上記の事から 小音量の時に良く聞こえることを重視したチューニングがされております。オフ会のノリでついつい音量が大きくなってしまうため、KYLYNさんに何度もしつこく 普段と同じ音量ですかと確認してしまいました。

KYLYNさんのCD、私のCD、休憩をはさんでKYLYNさんのレコードという順で聞かせていただきます。ジャンルの話を伺うと、基本的に雑食でJPOPもロックもJAZZもクラシックもと、色々聞くとのこと。並べられたCDを拝見するとQUEENがやや多かったので伺うと やはりQUEENはお好きとのこと。

レコードでバイシクルレースを聞かせていただきました。この歌詞すごいですね、と私。フレディだからね、とKYLYNさん。他には私の回転音源を聞いて(もちろんちゃんと回りましたよ)
こういうの好きだよね、とアトラクシオンをかけて頂きました。大好物です!早速カートにポチり。

オーディオ的な話をすると(high speedはオーディオ的な話しかしないとの説も。)言い尽くされた感がありますが KYLYN邸の音は奥行きの見通しが良く、まるで部屋が少し広くなったように感じる音です。

だからと言って奥に詰まった音ではなく、録音が前に出るように収録されていれば前に出る。音量を所定より上げすぎると低音が膨らみ徐々に解像度を失っていきますが、所定水準であれば解像度、量感ともに申し分ないクオリティです。

不思議なのはリスニングポイントの背後の壁。一見(ひと触り)すると振動しているみたいなのにそれが何故か音にほぼ表れてこない事。音量マジックなのでしょうか。

KYLYN邸の場合、音量の制約はあまりネガになりません。

というのは驚くほど環境騒音が低く、実質のS/Nやアタック感は小音量でも十分確保されているのです。

どのくらい静かかというと耳がキーンとなるくらいで(チコちゃん曰く感度を上げすぎて自分の耳の中の音を聞いてしまった現象)思わず24時間換気や冷蔵庫を止めていないか質問してしまいました。それと、テレビとブラインドの段差はやはり気になりました。全く些細なことですが。

時間が来たので駅まで戻り「ちょっと一杯」。KYLYNさん昨日も飲んだのに(以下ry)スピーカーの位置、角度調整の重要性の話や、ボーカルの大きさの話、共通の知り合いの話などでお酒が進みました。

KYLYNさん、聞く機会を設けていただきありがとうございました。それからケーキとコーヒーご馳走様でした。

注)テレビとブラインドの段差に対するツッコミは日記中の演出であり、実際の設置方法はオーナーの意向を尊重すべき事柄であることをここに注記いたします。

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