エレクトロニクス調整の世界!【DEQXってどんなもの】

日記・雑記
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2/28のことです。先週のAVフェスタで気になったもののひとつである「エレクトロニクス音場、音像、音色調整機:DEQX」の試聴会を出水電器のALIONと共に実施するとのことだったので、調整の場面に参加させてもらいました。

会場で展示されていたDEQXです。

まずは、調整の様子から。

これは、スピーカーから出る音の周波数特性、位相、群遅延の補正をかけているとのことです。スピーカーの基本特性を作る、スピーカー前1mの所で測定して直接音をフラットな特性に補正をかけるのだそうです。ですから、無響室でやるのが理想なんでしょうが、なるべく反射が少ない所でやるのが良いそうです。

次は、部屋の特性の補正を実施です。

これは、リスニングポイントで定在波や部屋の反射音による周波数のうねりを補正するんだそうです。試聴会の会場なので、中央部あたりにマイクを設置しています。AVアンプの自動音場調整機能と似てはいるのですが、スピーカー単体と部屋の特性を別々に補正するので、より正確な補正が出来るのでしょう。

この製品は、クリズラボという某放送局でミキサーをやられていた栗原さんが、仕事上で同社の製品をお使いだったそうです。そしてその製品が素晴らしいので、退官後に輸入元として取り扱われているそうです。クリハラさんがやっているのでクリズラボ、分かり易いでしょ。

インターネットで調べてみましたが、新しいものは詳細な情報は提示されていなかったので、もらったカタログを載せておくことにしました。

基本はフラットに調整するのですが、最後に自分なりの味付けも可能なものでした。スルーと4つのお好みの目標周波数特性がスイッチ一つで切り替えられます。そして、この機材にはDAC、マルチアンププリ、イコライザーの機能も備わっているとのことです。

さて、調整が終わり試聴タイムが始まりました。最初に栗原さんがじっくり確認して、これならOKとキューを出されました。当日は、出川式電源の出川さんもいらっしゃっており、デガワズディスクをかけてもらいました。出水電器の蒲田試聴室は、ジンガリのスピーカーをお使いです。このスピーカーの再生音がどのように変わるのか。まずは、ホテルカルフォルニアから、最初のバスドラが17cmウーファーでどのように再生されるのか。前にこの試聴室で同じジンガリで聴いた時は「ポン」でした。期待を込めて伴奏を聴いていると、出ました「ドン!」と鳴ったのです。この辺りは周波数特性をフラット化していることと、定在波補正をしていることでの合わせ技によるものだと思いました。ジンガリの突き刺すような高音もフラットとなり聴き易い音に変身です。ある意味個性が無くなってしまう訳ですが、これはお好み調整の所で最終的な味付けをすればいいのです。更に位相合わせや群遅延補正により、音場が広がり深まります。これは、通常ルームチューニングなどで出すような音場がエレクトロニクスで再現されるような感覚でした。次々とディスクを換えて皆で試聴しましたが、どのジャンルの音楽もどのディスクもほぼ同じような印象を持ちました。お値段的には張りますが、多機能さも考えれば中々のものではないでしょうか。出水電器のALIONもこれに合わせたパワーアンプを出そうと考えられているとのことです。島元さんも笑みが絶えないご様子でした。

準備が整い休憩していると本番試聴会のお客さんが続々と来場されて、本番スタートと相成りました。最初は島元さんが挨拶されてから、ゲストの出川さんが出川式電源についての紹介をされ

引き続き、主役の栗原さんがDEQXの紹介をされて

試聴タイムの開始です。

私はここで退散です。出歩いてばかりいて遅くなるとツノが生えてくるんで、晩飯までには帰らなくっちゃ!

それにしても、オーディオ好きの方々が仲間同士で開催した試聴会といった感じです。準備にだけ参加させてもらったのですが、非常に楽しくためになる時間を過ごすことが出来ました。もちろん、Webでは書けない沢山のお話も聞かせてもらうことも出来ました。感謝感謝の至りです。

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