NCTも様々な活用事例が集まって来ました。音質的には概ね好評で、一部の組合せ不適やうなりの問題が上がっているようです。
1、組合せ不適
①A級パワーアンプとの組合せでうなり大
接続機器の取り込み電流による影響らしい(DOCONO邸)
②タコ足配線時の不適
NCT-GとNCT-Gをカスケードしたらうなるとのこと
NCT-GとNCT-IやFとのカスケードではうならないようです。
③POWER YIILE 3(バッテリー)との接続はうなり大で不適
ふかひれさんから情報をいただきました
◇組合せについては、今後も事例が増えるに従い不適な組合せがわかってくると思われます。
◇レス欄にあるOrisukeさんからの情報も参考になります。
2、うなり:現状把握
拙宅の経験上では、概ね下記でした。
・1次側をつなげば、正常使用でのうなりの程度は判断できる
・100V使用よりも200V使用のほうがうなりは大きい(2倍くらい?)
・半波整流機器があるとうなりは大きくなる
・半波整流機器があっても、200V用を100Vで使用すればうならない
・自宅では3台のNCT-Iをつないでいるが、気になるうなりは感じない
ですが、うなり方も環境により変化があるようなので、うなりの対策を思い描いていてみました。
3、うなりの原因
・交流電圧を受けて、トランスコアが伸縮することによりうなり音が発生する
→構造的問題なので避けられない
・AC電源の直流成分や高レベルのノイズがあるとうなりが発生する
→半波整流機器、インバーターなどがあるとうなりが増加する場合がある
→A級アンプなどにより電源波形の歪みでうなりが増加する場合がある
4、対策
案1:AC電源の直流成分や高レベルのノイズをなくす
→これが一番の対策ですが、実行できない場合も多いかと思われます。
案2:磁束密度の低い200V用NCTを100Vで使用する
→拙宅では、半波整流の電熱ヒーターをつないでもうなりの増加はわずかでした。
案3:遮蔽により防音する
こちらが、本日記の主題です。
遮蔽により対策するならどうするか、考えてみました。
5、遮蔽による防音の実施案
・アルミかステンレスの箱に入れて遮蔽する
→廉価なプルボックスや、穴あけ加工もしてもらえるケースが多数販売されていますね。遮音性能ならステンレス、見た目ならアルミといったところでしょうか。電磁波遮蔽効果も上がりますし、仮想アースとしても活用できそうです。
アルミ箱:サイズフリー、穴あけ加工対応の製品もありました
ステンレス箱:下記はプルボックス、サイズフリー、穴あけ加工対応の製品もありました
◇どちらも数千円で購入できます。
見た目をよくしたい場合は、下記のようなものもあります
アルミ:ヒートシンク付き
アルミ:曲線型ケース
◇こちらだと、1~2万円くらいですね。
タカチのケースが種類豊富で、サイズ指定や穴加工も出来て便利です。
◆うなり対策の遮蔽は、通常状態の使用時では、このようなケースに入れれば充分かと思いました。
どうせケースに入れるなら、
『カスケードしたスペシャル品』を作ってみるのも楽しいかと思いました。
◇いろいろ考えるのも楽しいものです。
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