MFさんオフ会の振り返り – MFPCとの比較

日記・雑記
日記・雑記
Sponsored Link

実りのあるオフ会でした。実施テーマは2部構成です。

1、メイン対決:MFPC最新ヴァージョン vs エソテリック K-03Xs(改)のサウンド比較
2、ストリーミング対決:「Spotify+ラズパイ4:HiFiBerry」 vs 「Amazon music HD+ただのPC+HiFace evo」のサウンド比較

当日は、道路混雑のためMF邸から拙宅まで4時間もかかったとのこと。時間的な制約もあって、豊富なメニューをこなしたかったのですが、要点を押さえての実施となりました。

【1、メイン対決:MFPC最新ヴァージョン vs エソテリック K-03Xs(改)のサウンド比較】
一通り比較用として設定している音源をCD/SACDで聴いてもらった後で、同じ音源をMFPCで聴きます。前回と比べて、MFPCは大幅なバージョンアップが図られていました。進化が早いですね。しかしながらモジュール化が図られているとのことですので、単体機器の増設と配線の繋ぎ変えだけでバージョンアップが可能とのことでした。

<PC側のMFPC>・・・こちらは前回:2020年12月

こちらが今回:2021年4月(実質3か月です)

主な変更内容は下記の3点とのことです。
1)PCを5台から6台体制に変更
2)PC Deskminiを第9世代i9ベースから、第10世代i9ベースに変更
3)新世代のLiFePO4 リン酸鉄リチウム電池の採用

<DAC側のMFPC>

・・・DAC側はほとんど変更がない?

スタート時は、
・自宅で使用している廉価で長いUSBケーブル
・5台PC
から試聴を開始したのですが、どうも調子がよくありません。そこで、ケーブルはMFさんのものに交換し、MFPCは最新の6台体制フルバージョンで聴いていきました。

① ケルティックウーマン1曲目

前回の感想は、「鮮度が高い音がミキサーの意図したであろう通りに飛び回ります。圧巻の再生でした。」というものです。今回もMFPCでの再生の方がよかったのですが、前回のような大きな差ではないと思いました。MFPCが優位と感じたのは、・低音がしっかりし、量感も増す ・音数が多い ・やや空間が大きい といった印象でした。

②アヴェ・マリア/幸田浩子

前回の感想は、「・一聴で音の鮮度が上がっていることを感じた。・歌声の安定感がよく、コントラバスも右奥に定位して奥行き感も十分」でした。これに対して、今回のCDP再生は、歌声の安定感やコントラバスの定位や奥行き感も差がないことを確認します。聴き終わってから、「違いがよくわらない」との感想を述べたのですが、直接聴き比べるとMFPCの鮮度の高さを実感しました。

③カノン/オルフェウス室内管弦楽団

この音源はMFPCの鬼門と感じていたものです。前回の感想「弦楽器群の音が聴いたこともないほどの鮮度と明瞭さで鳴っています。最初はちょっとビックリしたのですが、徐々に見えすぎに感じて来ました。カノンは第1ヴァイオリンから第3ヴァイオリンまでの旋律が幾重にも重なりながらハモる音楽です。音が重なり合いながらふわっとした響きを感じるのが心地よい音楽ですが、そこが感じにくいのです。」

それに対して、今回は前回の良さを残したままに、一つ一つの音の周りに天使の輪が広がり、心地よい響きを感じました。これが6台目のPCの効果です。ポップス系を聴くならハッキリクッキリ系の5台PCでよさそうです。ですが、クラシックを聴くなら、間違いなく6台PCがよいと思います。

CDとの比較では、鮮度、低音のしっかり感 でMFPCが勝りました。この音源だけは勝てると高を括っていたのですが、MFPCはウィークポイントを見事に改良していました。

④ヤンセンの四季:冬から

こちらは前回の感想がありませんでした。特徴的な差異がなかったのだと思います。今回も目立った差異は感じなかったのですが、MFPCは低音のしっかり感に長けていて、SACDは質感が高いという印象でした。MFPCの再生音源は、44.1KHz/16bitだったのです。

⑤テオドール・クルレンツィスのモーツアルト/レクイエム

こちらも前回の感想がありませんでした。こちらはCDです。この音源の再生で、MFさんから「眠くなる」と言われたことが印象に残っているのですが、MFPCとの比較では、鮮度、低音のしっかり感 はMFPCが勝ると感じました。

⑥ブラームス交響曲第1番/フィッシャー&ブダペスト・フィル

この音源の前回の感想は、「交響曲では、MFPCは音数が多く、細かな音の定位までもがピタリと決まります。CDPでは細かい音の若干の揺れを感じました。やや揺れがある方がホール内に各楽器がハモり合うような響きを感じるというよさもあります」というものでした。

今回の感想は、低音のしっかり感はMFPCが優位と感じましたが、全体的にはSACD再生のほうが空間が広がり、厚みもあって、より音楽に浸れる再生と感じました。MFPCの音源はPCMのハイレゾだったとのことです。

その他にもMFさんがお持ちの音源で、前回は拙宅の再生がもう一つと感じた音源を聴かせてもらいましたが、概ね改善されているのを実感しました。

以上、比較結果をまとめると
・CD再生では、鮮度、低音のしっかり感でMFPCが勝る
・SACD再生では(MFPCがPCM音源の場合は)エソK-03改+電研トランスは質感で優位と感じた
・CD/SACD どちらの差異も比較しなければ明確な違いを感じるものではなかった
・以前に比較した時に、大きな差を感じたMFPCと自宅CDPの差は小さくなったと感じた
・比較は、自宅のCDP再生に焦点を当てて追い込んだ条件で実施した。MFPCはそこに加える形で設置したものであり、不利な条件で比べた結果である

MFさんからは何点か気になるとの指摘を受けましたが、自分も同じく感じた課題は、「弦楽器群やオーケストラが総奏する部分でのジャーンという音のインパクトに欠ける」ことであり、この部分の改良を主体に取り組んで行こうと考えています。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

タイトルとURLをコピーしました