「ひとつ終わり、またひとつ始まる」オーディオも人生もこんなことの繰り返しかもしれません。今回の取り組みのテーマである「低音の再構築」もメンテナンスの工程が終わりましたので、最終工程である仕上げのステージに進めていきたいと思います。
メンテナンスの最後は「クリーニング」です。年に一度は実施したいものです。昨年はやりませんでしたので、今年は年末のオフ会に向けて実施しておくことにしました。
【ラインケーブル接続部のクリーニング】
スピーカー端子のクリーニングは、ウェルフロートを外した時に実施しましたので、CDPとAMPの音声信号の接続部分のみのクリーニングとなります。
<<クリーニングした結果の綿棒>>
無水アルコールを湿した綿棒でクリーニングした上で、乾拭きします。
クリーニング部位が少なかったので、思いのほかに汚れは付着しませんでした。普段のクリーニングでは真っ黒になります。
【ラインケーブルのクリーニング効果】
・部位が少なかったためもあってか、よくわかりませんでした。
【電源ケーブル接続部のクリーニング】
電源コンセントの電極をラインケーブル同様にクリーニングします。
<<クリーニングした結果の綿棒>>
電極も思いのほかには汚れていませんでした。
【電源ケーブルのクリーニング効果】
・ちょっと以外だったが音が柔らかくなる方向に変化したことです。
・一度電源をオフしたため、音の張りが出るまで30分くらいかかりました。(エイジングではない)
・ラインケーブルよりも、電源ケーブルの方がクリーニングの効果は大きいと思います。
消磁とクリーニングを済ませ、今回のメンテナンスは終了です。次は仕上げの工程となりますが、最初に立てた計画から少し道くさをしようと思います。
テーマは下記です。
『調整のし易さを重視しつつ音質にこだわったスピーカーの足もとの研究』
今回の目玉と言ってもよいかと思います。
きっかけはのびーさんからもらったコメントです。
<<低音の質に拘れば、当然「足回り」を如何に構築するかというのは大きな問題です。・・・ただ、詰めれば詰めるほど、位置の微調整は困難になります。一方で、再生音場や音像に拘ればミリ単位の位置の微調整は必須です。・・・私は、試行錯誤を経て調整のし易さを重視したセッティングに落ち着いています。・・・即ち、SPがそれなりに動くことを許容する足回りです。それは簡単に動くという訳ではなく、ミリ単位に動かすのも結構大変なのですが...>>
もう一つ背中を押されたのが、X1おやじさんのコメントでした。
<<802の足元はキャスターのままですか?スパイクとスパイク受けに換えてみたらどうでしょう。かなり、鮮度が、上がるように思うのですが、如何ですか?>>
◆「調整のし易さを重視した足もと」とすれば出音の妥協は必要になる。「出音重視な足もと」とすれば調整のし易さの妥協が必要になる。
この相反することを両立出来ないものか?と思ってのことでした。
さて、「ひとつ終わり、またひとつ始まる」オーディオコミュニティの新たな始まりはPhil-Mコミュニティです。すでにお題をいただいておりますので幸先の良いスタートが切れそうです。
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