これはいけるぞ!と思ったスピーカー足もとへの「くさび」と「5円玉メカニカルアース」は失敗に終わりました。ですが、このままくじけているわけにはいきません。オーディオ山あり谷あり、だから面白いとも言えるのです。
さて、気になっていた「まっすぐに伸びる単音が微妙にビブラートがかかる問題」ですが、この対策はKaNaDeの設置位置とスリットの向きの調整で気にならなくなりました。片側の後ろのスリット向きが、重心に対して少し曲がっていたので直したらビブラートは出なくなりました。十字配置は、設置位置とスリットの向きにかなり敏感なようです。
もうひとつ、5円玉メカニカルアースが好調と思った日に、さすがに5円玉では見栄えも気持ち的にも気が収まらずに、ステンレスの大型ワッシャーを注文していました。翌日の確認で無駄になってしまったとあきらめていたのですが、部品が届いたので念のために試してみました。
やっぱりダメでした。5円玉よりも更に空間がせせこましくなってしまいました。もっと開放的に、伸びやかに鳴ってほしいのです。
何となく釈然としないでいると、逆向きに使ったらどうかと浮かんだので試してみました。ローラーキャスターをエプトシーラーで支える形になります。すると、
<<いい!中低域に厚みが増して、これは好みです>>
キャスターはメカニカルアースの取り出し口としては効果が出ませんでしたが、ローラーがフリーになっているので振動を受けて悪影響を及ぼしていたようです。エプトシーラーで支えて振動しないようにするだけで大きな効果がありました。これは片側4箇所のキャスター部に全て設置です。
やはりオーディオは、よくすることよりも、悪さを取り除く方が音への効果は大きいようです。
これで、先日の失敗のリベンジは果たせました。
さらに仕上げを進めていきます。
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ヒジヤンさん
頑張っておられますね。
D3シリーズのキャスターは硬質樹脂製で鳴きそうもない素材ですが、これはDシリーズ等、歴代モデルの反省に立った改良だったのですね。
ここまで設置位置が固まったきたのなら、いっそのことキャスターを外すというのもありそうだと勝手ながら思いました。
あと、ジャンパーケーブルが見えますが、バイ・ワイヤリングは試されましたか?
800D3ではシングル接続とバイワリングは結構な違いがありました。
のびーさん、コメントありがとうございます。
自分はこうゆう諸々を試してみるのが好きなので、楽しみながらやっています。この面、PCオーディオが好きな方と同じではないかと思います。
>ここまで設置位置が固まったきたのなら、いっそのことキャスターを外すというのもありそう
確かに、キャスターを外したのと、キャスターをエプトシーラーで支えたのとの比較はしていないのですが、まだキャスター部分からメカニカルアースを取るアイデアは捨てていないのです。メカニカルアースを取るなら、このボール式のキャスターが有利なんですよね。今は5mmしか空間がありませんので勝負出来ませんが、KaNaDeアンダーを敷いてグレードアップすると18mmとなります。こうなると様々なアイデアが沸きますので、今はここまでです。
>バイ・ワイヤリングは試されましたか?
以前にやっていました。現在もう片側は、電研NCTの電源ケーブルになっています。バイアンプの時はいいと思ったのですが、バイワイヤリングはx1おやじさんも言われていた「低域と中高域の質感の違い」が気になって外してしまいました。
A社のシングルコアで、A社推奨の低域用φ2.6楕円、中高域用φ1.8楕円だったからかも知れません。φ1.8楕円のシングル使いの方がバランスがよかったです。
ヒジヤンさん
自分は感覚だけで生きている典型的なB型人間なので、ヒジヤンさんの着眼点や実行力にはいつも感心と尊敬をしています。
ルムアコの重要性が身に染みたのは6年前のヒジヤンさんとバズケロさんの訪問がキッカケだったので、そういう意味でも現在のgenmiサウンドでその感謝の意が伝えられたら嬉しいですね。頑張ります!!
genmiさん、コメントありがとうございます。
自分も長くオーディオをやってきていますが、真剣に取り組んでいるのはこの20年ほどです。その期間の中でも、軸足が他の趣味と行ったり来たりしていますので、正味は15年ねんくらいでしょうか。
その中で得たものは、サウンド構築は「電源・音響・振動対策」の三要素が大事であり、機器の要素以上にこちらの影響度が大きいということでした。
この「電源・音響・振動対策」はあまりお金をかけなくともどうにかなってしまうんですね。その快感を味わうと、この世界から離れられなくなっています。その意味からは世間ずれしている部分もあるとは思いますが、自分自身が磨かれていくことを実感することでプライスレスな喜びを実感します。
職人オーディオ万歳!!です。
ヒジヤンさん さっそく 800D3で やってみました。
スパイクで 支えてるので キャスターは そのままでした。エプトシーラーを キャスターに かましたら 重心が下がって とても 楽しい音になりました。
もちろん 軽く触る程度にキャスターの 振動を取ってあげる程度が いいのかなと思います。
現在は バイアンプで 駆動しています。 バイワイヤーは 難しいですが 情報量は 格段に増えますよ。 バイアンプは 別な次元に 誘ってくれますよ。
kanadeの 支えてる場所を キャスターの 前と後ろの位置も試してみてはいかがですか?
違った結果が でるかもです。
ヒジヤンさんへ
2ch3ウェイならバイアンプはやるべきです。僕はBTLですが、バイアンプを極めてほしいです、それがオーディオの一番の醍醐味ですから。
多分、あなたは足元をスパイクで硬くする意味が分かっていないのでしょうね、なのでチマチマやっている。それは本当に良い音を経験していない現れですね。
足元を硬くする意味は床を感じるしっかりした低音を聴けることです。音場の形成において非常に重要ですし、生っぽさまで感じられます。もっと、もっと、レベルアップしてください。
bb7さん
x1おやじさんに返信した通りです。
ありがとうございました。
x1おやじさん、コメントありがとうございます。
早いですね。
D3でも同様な効果が出たということで検証が出来てありがたいです。
>バイワイヤーは 難しいですが 情報量は 格段に増えますよ。 バイアンプは 別な次元に 誘ってくれます
自分の経験から感じていることは下記なんですね。
・802Dを入れた時に、当初はLINNのシングルアンプで鳴らしていた。
・上手く鳴らないのでバイワイヤリング化した
・あまり効果がないので、バイアンプ化した
・ウーファーの駆動力はあるが、制動力が足りないと感じていた
・数百万のパワーアンプを入れないとダメかと感じていた
・ここで出合ったのが出川式電源
・サンスイの古いアンプに出川式電源入れた仕様に入れ替えた
・当初はバイワイヤリングで鳴らしていたが、低音と中高音のバランスに不満が出てきた
・バイワイヤーは止めて、シングルワイヤリングにした
・今は同じ出川式電源のALLION A10
・自宅試聴で、このアンプで充分な駆動制動を得ることは確認済
・タワシのスピーカーアースでバイワイヤリング程度のクリアさは確保できることを確認した。しかも、バランスはシングルワイヤリングの方がいい。
・以上から、自宅のスピーカー駆動はALLION A10+タワシ スピーカーアースで満足している
◆部屋が狭いので、電源部が強大なアンプで駆動制動を図り、シングルワイヤリングのバラランスを重視し、タワシのスピーカーアースで逆起電力対策をすることが、費用対効果のMAXであるとしています。
よく、次元が違うとの表現を使う人がいますが、自分目線からはフフフ・・・とった感覚で眺めています。
鳴らす場所の環境やシステムの組み合わせ条件などを考えたセッティングが必要ですね。