新規会員登録の際、X(旧Twitter)のフォローやメッセージをご確認頂けず、登録保留の方もいらっしゃいますので、Xへログイン頂きご確認をお願いします。

豊かな自然に囲まれた音楽室でたおやかなピアノを…

日記・雑記
Sponsored Link

台風19号の到来を目前に控えた10月某日、南信州伊那地方のオーディオ・ファイルのお宅を訪問する機会を得ました。

ネット上での活動はされていない方なのでPhile-webに登録されているわけではなく、ここに書くのが適切ではないのかもしれませんが、何かに書いておかないとすぐに忘れてしまうので私の備忘録として書かせていただくことにしました。

このお宅はPhile-webを卒業されたgenmiさんのお知り合いで、今回はgenmiさんのアレンジで私とHarubaruさんも含めた3人でおうかがいすることになりました。

我々3人はHarubaruさんのクルマで一路中央高速を信州へ。
近くのあかそばが名物のお蕎麦屋さんで訪問先のORさんご夫妻と合流して昼食。
その後、近くのあかそばの里に寄ってちょっぴり散策。
最近新聞の一面にも載って有名になった場所のようですが、この時期だけ見れるあかそばの花畑が青空に映えてすばらしい。

[:image7:]
[:image6:]

この後はいよいよORさん宅へ。
そのたたずまいにまずびっくり。背後に林、前は下方に水面は見えないものの川があってその対岸は公園になっているということで家などの建物が全く見えない。
別荘みたいな感じですが、別荘だって普通は周りに家が見えるのが当たり前だと思うのですが…
最初に通された広い居間は前が前面掃出し窓になっていてサンルームのようなスペースとその先のベランダの先は緑一色。
左手の遠い奥に山並みが見えるのは南アルプスなのか…
薪ストーブがあってなんとも居心地がよさそうな場所。
すでにここでタメ息が出てしまうのですが、リスニングルームはさらにすごくて…

広さ30畳弱、高さは5m以上。
石井式のオーディオ・ルームで縦横高さは定在波を免れやすいとされる理想的な寸法比になっているとのこと。
話声の響きから判断すると一般的な石井式のお部屋よりもやや乾いた音に聴こえますが、話し声の聞き取りやすさに石井式のDNAを感じます。
壁面の表面の仕上げ材は松のムク板。床はカエデで、合板でも集成材でもない一枚板をコンクリートの上に貼ったもの。床材は木場にご自身が出向いて調達したものだとか…。

[:image1:]

スピーカーのB&W 800Dや中央のアンプ、プレーヤー群がすごく小さく見えてしまうくらい広々としたスペース。
リスニング・ポジション側はこんな感じ。

[:image2:]

CDプレーヤーはマランツSA-12、パワーアンプはCounterpoint SA-220。

[:image3:]

最初に聴かせていただいたのは確かこれだったか…

[:image8:]

ベートーヴェンのピアノ曲について語れるほどの知見は持っていませんがピアノの音のきれいさのせいか強靭なタッチで弾く典型的な男性ピアニストとは異なるしなやかさを感じました。

音量調整にはプリアンプを用いず、パッシブ・プリを使われているようなのですが、そのヴォリューム操作はリスニング側からはオーナーの陰になって見えません。でも、オーナーがどいてもそこにはヴォリュームツマミらしきものは存在せず…不思議に思って近くに寄ってみたら、なんとトグルスイッチ4個が並ぶ木の箱が。下の写真の右側。

[:image4:]

このスイッチでヴォリューム操作していたんですかって思わず聞いたらORさんはにやにや。
こんなアッテネーター初めて見ました。もちろんORさんの手作り。
4個のスイッチで抵抗を切り替えて減衰量を変えているのです。
デジタル的にスイッチを使えばこれで16通りのレベルにできるはずだけどどうもそんなものは使ってないらしい。
ORさんご自身しかできないヴォリューム調整。(笑)
なんともマニアック。

裏を見たらインターコネクトやスピーカーへの配線材もまたユニーク。銀線に被覆してあるのですが、その被覆はORさんが手塗で造ったもの。その手間暇の掛け方は半端ではないのです。

ORさんは電子部品の製造業を営まれていた技術畑の方で、今はご子息に経営を継がれてご自身は奥様と悠々自適の生活をされているのだとか。
アッテネータに使われている抵抗もこだわりの品のようです。

スピーカーの配置は交差法でスピーカーからの延長線交差するのはリスナーより前方。リスニングポジションのセンターからずれるとヴォーカルの位置はずれるのですが、センターで聴くとその定位はピンポイント。

CDを何枚か聴かせていただいた後、私の持ち込んだ音源も聴かせていただいたのですが…

[:image9:]

原田英代さんのシューベルト。最高音まできれいに伸びているのにふわっとした柔らかい音に魅せられました。私のイメージのB&Wとはちょっと異なる感じ。
これはマランツの新しいCDプレーヤーのせいかCounterpointのアンプのせいか…
(Counterpointのこのアンプが真空管とパワーMOSFETのハイブリッド構成であることを帰宅後ネットで調べて知りました。)
こういうピアノの音は他ではあまり経験していません。
もしかすると生とはちょっと異なるのかもしれませんが、非常に魅力的な耳あたりの良い音でした。

[:image10:]

鬼太鼓座のLegend。
これは普通のお宅には持ち込みを躊躇する音源ですが、ここでは全く問題なさそうに思えたので敢えてかけさせていただきました。
何の問題もなく涼しげに、トラック2の超低音も難なく再生。
相当な大音量でしたが聴感上では壁や床の振動は感じられず、ただ大太鼓がそこにいるという感じ。
お使いのシステムや部屋のポテンシャルの高さを感じました。

最後はアナログも聴かせていただきました。
JAZZは左側のプレーヤー、トーレンスとSME3012ロングアームにMM型カートリッジのナガオカMP-500。
クラシックは右側のオイル槽入り糸吊りアームが特長のプレーヤーで。こちらのカートリッジはMC型のマイソニックラボ、エミネント。

[:image5:]

五輪真弓の「恋人よ」、良かったです。
レコードの管理状態の良さにORさんのアナログへの愛情を感じました。

本当に楽しい時間を過ごすことができました。
休憩時間に飲み物のメニューから注文を受けていただき、お焼きなどの郷土名物で歓待いただいた奥様との会話も楽しく時間が経つのがとても早く感じました。
再度おうかがいしてこの日聴けなかった音源やORさんのこだわりもさらにお聞きしたいと思いました。
ORさんには本当に感謝しております。
ありがとうございました。

また、genmiさんにはこの機会を与えていただいたことに感謝しております。
Harubaruさんにも今回もまたクルマの運転で大変お世話になりました。
お二人との道中の会話も楽しく、良い一日になりました。
お二方、ありがとうございました。

コメント ※編集/削除は管理者のみ

タイトルとURLをコピーしました