後楽日和の晴天に恵まれた日、中央線沿線の聖地巡礼に出かけました。
まずは、熟成肉を求めて天竺(ニッキーさん邸)へ、御師匠様(KYLYNさん)に付き添って行って来ました。
到着早々、定番のカーペンターズと、マーラーの1番でお出迎えです。
KYLYN師匠の感想がかなり気になるニッキーさん、「如何ですか?」の連発です。
「大分、聞きやすくなりましたね。」の師匠の言葉に安堵するも、まだ、気になるようで、今度は、私に感想を求めてきます。
「ベースの音がちょっと不自然かな?録音のせいかも」と私の感想に、師匠に再確認をするやいなや、、、
KYLYN師匠がご持参の鬼テストCDを掛け始めました。
(行く先々で、テストCDが変わります。恐るべしテストCDコレクション)
数枚聞き終わったところで、
「低音のシャープさが??、高域は、前に比べ聞き易くなっていますが。」
ここから、師匠による熟成肉の調理です。
師「SPの鹿皮はどこに敷いてますか?」
ニ「SPとWFの間です。」
師「SPとWFは、面接触じゃないとだめです。素材(鹿皮)が音に乗ります。」
師「もし、入れるのであれば、SPスタンドとWFの間です。」
ニ「じゃ、早速、試させて下さい。」
(師:KYLYNさん、ニ:ニッキーさん)
ということで、早速セッティング&試聴です。まずは、SPとWFの鹿皮を外して。
お~!!、かなりシャープになってきました。やはりKYLYN師匠は、只者では、ありません。
欠点の原因と対策を音を聞いただけで分かってしまうとは。。。
や~勉強になるな。
次に、WFとSPスタンドの間に鹿皮を入れて試聴です。
少し、シャープさが取れてきましたが、良い塩梅です。ニッキーさんもこれが気に入ったようです。
セッティングを更に追い込んで、師匠から、「及第点」を頂き、ニッキーさんもご満悦の様子。
ただ、「優」が貰えないのが残念そうですが、師匠自ら、「うちも「優」じゃないですから。」に納得の様です。
(「優」じゃない理由が後から分かります。)
最後にアナログを聞きましたが、ちょっと調整中の様で、「針圧を軽くしては」とのアドバスを受け、ニッキーさん邸を後にしました。
さて、次は、いよいよ、805総本山、KYLYNさん邸です。
「及第点」を頂いたニッキーさん、気分も良いのか、道すがら、得意の駄洒落連発です。
KYLYNさん邸での、1曲目、ニッキーさんのリクエストで、先ほど何度も聞いた曲です。
ニッキーさん邸との聞き比べって訳です。
え~。。。音の傾向は、同じながら、密度、空気感が違う。。流石、師匠の音。
広さとかは、ニッキーさん邸の方が有利な筈なのに。この音を聞かなければ、ニッキーさん邸の音も良かったのに、これを聞いてしまうと。
師匠は、ニッキーさんに「優」は与えられないですね。(ここで納得)
今回、CDは、そこそこで、アナログを中心に聞かせて頂きました。
CDも素晴らしいですが、それ以上にアナログは、素晴らしいですね。ノイズも一切、ありませんし。
ニッキーさんは、YMO、QUEEN等をリクエスト、私は、やはり、HMの元になっている、KYLYN LIVEをリクエストさせて頂き堪能しました。
アナログの調整に難航しているもニッキーさん。どうもRegaのプレーヤーが気になる様、師匠にいろいろ尋ねています。
最近、新しい、Regaのプレーヤーの発売になりましたし、次回、ニッキーさん邸に伺った際、Regaのプレーヤーに換わっていたりして。(笑
さてさて、聖地巡礼も最後の目的地、駅前の居酒屋です。
ここでは、KYLYN師匠からの奥義の伝授です。本当に勉強になります。奥義ですので、すべては、ご紹介できませんが、
「オーディオに終わりなし」
天竺(あれ?天竺はここ??)でありがたい教えを頂いた気分です。
KYLYNさんの音は、弛まない根気と努力の成果ですね。
ニッキーさん共々、脱帽です。
とても有意義な一日をご提供頂いた、ニッキーさん、KYLYNさん、ありがとうございました。
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